ベトベトのDPミノー108Fを使ってきましたのでインプレします。
川島勉氏の自作ハンドメイドミノーが製品化して発売されました。
見た目はオーソドックスなミノーですが、固定重心システムにより立ち上がりが良くレスポンスを追求したミノーになっています。
この記事では、DPミノーのインプレを交えながら、使い方やタックルについて解説していきます。
この記事の内容
DPミノー108Fのインプレ
固定重心システムを搭載したベーシックミノー
DPミノーを使った印象としては、オーソドックスなフローティングミノーです。
潜行深度は1m程度、サイズ感もそれほど大きくなく、特殊な使い方をしなくてもただ巻くだけで使える誰でも扱いやすいミノーだと言えます。
そして、固定重心システムから生まれる立ち上がりの良さとキビキビとしたアクションはバスに思わず口を使わせそうな泳ぎです。
リトリーブ速度もスローから早巻きまで幅広く対応でき、ラトル音も大きいのでサイズの割にアピール力があります。
ただし、重心移動がないため飛距離は期待しない方が良いです。
最近は重心移動システムが入っているルアーが多く、それに慣れているとDPミノーは飛行姿勢が安定せず、ロングキャストしずらく感じました。
ボートでショートキャストする分には問題ないですが、この辺は柔らかいロッドと軽量ルアーに対応したリールを使うなど、タックルを詰めると扱いやすくなりそうでした。
着脱式リップでアクション&レンジ調整が可能
DPミノーの最大の特徴はリップを付け替えできることです。
「オリジナル」が付属している純正リップで、スペアリップとして「ショート」と「ミディアム」を追加することができます。
今回スペアリップは今回購入しなかったので試せていませんが、オリジナルの純正リップで潜行深度1mくらい潜り、シャローを巻くにはちょうど良かったです。
また、リップは薄っぺらいので折れないか心配でしたが、弾力があって思った以上に強度がありました。
リップの付け替えができるミノーは少なく、HOO155Fでもそうでしたが、川島さんらしいこだわりがここに詰め込まれていますね。
リップの付け替えでレンジはもちろんアクションも変わってくるので、様々な状況に対応できます。
トレブルフックを3ヶ所搭載してフッキング率アップ
DPミノーはトレブルフックが3ヶ所に装着されています。
ミノーってバスが下から食い上げて反転していくようなバイトも多く、ハードルアーの中ではミスバイトが多いルアーでもあります。
DPミノーくらいのサイズならフックは2ヶ所でも良さそうですが、フッキングが劣りバラシも増えるため、3ヶ所の方が安心感はありますね。
また、3ヶ所あることでジャークした時の安定感にも一役買っているんだと思います。
DPミノー108Fの概要
原点と最新の融合。
俊敏レスポンスを追求したベーシックミノー左右へのワイドダートを重視した昨今のジャークベイト絶対主義と一線を画す”DP MINNOW 108”は、瞬時に泳ぎ出すアクションレスポンスと深いレンジからの集魚効果を重視したスタンダードミノーの実力を再提案します。
ファストからスローまで一定速度によるリトリーブでの安定感を実現すると共に、ロッド操作によるトゥイッチングでは下方向へつんのめるダートでターゲットを浮かせるコールアップ力は抜群。
歴史に名を残す古き時代のマスターピースへのBETOBETOからの挑戦です。
スペック表
サイズ | 108mm |
---|---|
重さ | 11.0g |
タイプ | フローティング |
フックサイズ | #6 |
定価 | 2,145円(税込) |
発売日 | 2024年10月16日 |
カラーラインナップ
- A0016 ベトベトワカサギ
- A0017 GRブルーミノー
- A0019 ゴーストBENシャッド
- A0020 テーブルロックシャッド
- A0021 レザボアプロブルー
- A0022 クラウン
※全6色(2024年10月時点)
関連動画
使い方・アクション方法
使い方は「ただ巻き」と「ジャーク&トゥイッチ」と「ストップ&ゴー」の3通りの方法があります。
オープンエリアではただ巻きで広範囲を探り、木や岩などストラクチャーがある所はトゥイッチ&ポーズやストップ&ゴーを行います。
フローティングタイプのミノーはDPミノーに限らずシャローエリアを得意とするルアーですので、潜りすぎることなくシャローを引いて誘うことができる点が強みです。
ですので、シャローエリアのベイトが溜まりやすい場所を見つけて、そういった所を中心に使っていくと良いでしょう。
タックルセッティング
タックルはML〜Mクラスのバーサタイルロッドにハイギアのリールがおすすめです。
DPミノーの重さは11gと軽いため、ミディアムライト寄りのタックルを選んだ方が扱いやすいです。
リールはノーマルギアでも構いませんが、ジャークやトゥイッチを頻繁にする場合、ラインスラックの処理ではハイギアの方が有利です。
ラインはフロロもしくはナイロンの10〜14lbが適正範囲です。
ご自身の使用されているタックルの中から最適なものを選んで投げてみてください。
まとめ
今回はDPミノー108Fについてインプレしました。
固定重心システムにより立ち上がりの良さとキビキビとしたアクションが特徴的なオーソドックスタイプのフローティングミノーです。
今の時代にミノーをしかも固定重心で出すのはなかなか凄いことだと思いますが、原点復帰でバス釣りの楽しさを味わえるルアーですね。
購入を検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。