ゴムボートやフローターを長年使っていると、パーツが剥がれたり穴が開いたり、補修しなければならないときがいつかくると思います。
先日7年使用したフローターが劣化し、猛暑の影響もあってパーツが剥がれてくるようになりました。
そこで「PANDO」というボンドを使って修理しましたので、補修方法と使用感をご紹介します。
パンドー(PANDO)156A とは?
PANDOとは塩ビ・ABS・ポリカーボネート・プラスチックに対応するウレタン系の接着剤です。
フローターやゴムボートのPVC素材は、塩ビやビニールという軟質プラスチックで作られてるためPANDOが使えます。
色は無色透明で乾いたときも目立ちにくく、息を吹きかけると表面が白くなり、少しづつ硬化が始まります。
また、この接着剤は水に強い特性があるので、フローターやゴムボートの修理にとても向いている接着剤です。
近所のホームセンターには売っておらず釣具店ならありましたが、Amazonが一番安かったため今回は通販で購入しました。
パンドー(PANDO)を購入したきっかけ
ゼファーボートのフローターZF-145Hを購入してから早くも7年目となります。
夏から取っ手のパーツが浮いていることに気づき、釣り場に運んでいるとベリっと剥がれてしまい、他のパーツも次々と剥がれてしまいました…
チューブ本体は大丈夫そうでしたけど、車内放置という過酷な使用環境でしたので、7年も経てば劣化して無理もないです。
そこで良い接着剤はないか釣り仲間に尋ねたところPANDOを教えていただき、実際に購入して修理することにしました。
接着方法・使い方
STEP.1
まずは空気を入れてフローターを膨らませた状態で作業します。
パーツとフローター本体の双方の接着面に残っている古い接着剤や汚れをきれいに拭き取り、サンドペーパー(紙ヤスリ)で双方の接着面を軽く研磨します。
ペーパー掛けして表面を荒らすことで接着剤とPVC素材の馴染みが良くなり、より外れにくく強力に接着することが可能となります。
この辺は自転車のパンク修理と同じですね。
STEP.2
ペーパー掛けが終わったらパーツ側に適量のPANDOを塗って接着します。
塗る量は多すぎず少なすぎず、気泡が入らないようにまんべんなく塗ることがポイントです。
接着したら手で抑えて圧力をかけ固まるのを待ちます。
STEP.3
2〜3分もすれば固まり始めるのでその間はずれないようにしっかり抑えて、その後は一晩放置したら翌朝にはガチガチにくっ付きます!
今回はパーツの接着でしたので空気を入れて作業しましたが、場所によっては空気を抜いた状態で重いものを載せて圧着した方が、もっと強力に接着できると思います。
まとめ
接着して数日後、釣行で使ってみても全く外れる気配はありませんでした!
またPANDOは150gも入って1,000円前後という価格ですのでコスパにも優れていて、1本使い切る頃にはフローターやゴムボート本体の買い替えが先にくるかもしれません。
ホームセンターなどで売ってる他の接着剤より、量も多く入ってて価格も安いので断然おすすめできる接着剤です!
フローターやゴムボートの修理にお困りの方は是非試してみてください。