25アンタレス

シマノ「25アンタレス」インプレ・レビュー評価!MGLスプールⅣによる極上のキャストフィール!

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25アンタレスを実釣で使ってきましたのでインプレします。

待望の25アンタレスが先日やっと手元に届きました!

新開発のMGLスプールⅣを搭載し、スペックが12アンタレスの復活と言えるリールということで気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回は25アンタレスのHGモデルを購入しましたので、実釣での使用感を解説しつつ、このリールの気になった点をお伝えできればと思います。

検討されている方がいましたら、購入の際の参考にしてみてください。

MGLスプールⅣを搭載した25アンタレスのここが素晴らしい!

極上のキャストフィール

25アンタレス

25アンタレスを使って感じたことは「極上のキャストフィール」これに尽きます!

新しいMGLスプールⅣにより、スプールの振動が極めて少なく飛距離が良く伸び、遥か彼方に飛んでいくような異次元のキャストフィールを堪能できました。

デザインもこれまでのアンタレスを彷彿させる外観で、見る角度によっては新しくも見えるし、見慣れたアンタレスにも見える。

巻き心地や剛性感も全く問題なく、全体の完成度が高すぎて文句の付けようがなかったです。

じゃじゃ馬ながらも軽快なスプール

25アンタレス

キャストフィールが良い反面、スプールの回転が良すぎてじゃじゃ馬感はあります。

SVSの37mm大口径スプールなので、1/2oz前後のルアーと相性が良いものの、空気抵抗が大きいルアーや軽いルアーでは糸が浮きやすくサミングが必要になってきます。

ただ、糸巻き量が14lb-100mと少ないことからスプールの初動レスポンスが良いため、37mmのスプールとしては軽快に感じました。

今回のアンタレスは、キャストフィール・飛距離・デザイン・巻き心地など、最高峰ベイトリールに相応しい進化を遂げた印象です。

魚が釣れなくても何度でもキャストしたくなるようなリールです!

25アンタレス インプレ・レビュー!

スペックや特徴は公式ホームページにも載っていますので省略しますが、ここからはインプレを更に細かく述べていきます。

デザイン・外観

25アンタレス

デザインはもはや芸術の域!

レベルワンダーを覆い隠すように張り出したボディが歴代のアンタレスを彷彿させてくれます。

鏡面は19アンタレスのようなピカピカではなく、21アンタレスDCに近い暗めの落ち着いた色合いで、少しゴールドがかった色にも見えます。

角度によって12アンタレスにも見えたり、21アンタレスDCにも見えたり、初代アンタレスARにも見える不思議なデザインです。

個性が強い見た目なので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、アンタレスシリーズを使ったことがある方ならきっと気に入るでしょう。

キャストフィール・飛距離

25アンタレス

このリールで最も評価できる点はMGLスプールⅣによる極上のキャストフィールです。

MGLスプールⅣはスプールの底が山折り状になっているため、ラインが左右均一に巻かれ、高回転時のスプールの振動やブレが軽減されます。

更に新形状のラインガイドが糸をきれいに放出してくれます。

新しいMGLスプールⅣとラインガイドにより、ルアーが抜けるように飛んでいき、感動的なキャストフィーリングが体感できました。

また、スプールは径37mm/幅21mm/14lb-100mというスペックですので、大口径スプールによる遠投性能に加えて軽快感もあり、10g程度のルアーまでなら対応できます。

もちろん、使ってて一番気持ちいいウェイトは14g〜21g程度ですが、バス釣りで広く出回っているウェイトのルアーが快適に投げられます。

剛性感・パーミング

25アンタレス

剛性感はさすがアンタレスというだけあって非常にカッチリした使用感です。

ただしアンタレスシリーズは昔から高い剛性を得ていることもあり、21アンタレスDCと比べたら大差なく、何の不満もないですね。

パーミングについては新型のボディだからか、リールの位置が若干前寄り?に感じるのと、クラッチがやや低い位置にあることでパーミングに慣れるのに少し時間がかかりました。

慣れればとても持ちやすく、クラッチに親指を置きやすいので、巻いて投げる動作がスムーズに行えるようになった気がします。

巻き心地

25アンタレス

巻き心地は言うまでもなく、極上の巻き感を提供してくれます。

また、ベイトリール初のサイレントドライブが搭載されたことで巻き心地に磨きがかかったように思います。

これから使っていくうちに巻き心地がどのように変化していくのか気になるところですが、21アンタレスDCや19アンタレスを何年も使っている経験から、この巻き心地はいつまで経っても健在でしょう。

ルアー・用途に適した使い方

25アンタレス SVSインフィニティ

25アンタレスは糸巻き量が14lb-100mと少ないため若干用途が限られます。

実釣ではフロロ14lbを巻き、ブレーキシューを3つオンの状態で色々なルアーを投げた印象では、最も気持ちよく投げられるルアーウェイトは14g〜21g、下限は10g、上限は50gまでです。

10g以下になると投げられなくはないが糸が浮き上がりやすく快適とは言えず、50g以上は太いラインが必要なのでラインキャパが足りず、他のリールの方が良いかなと思います。

また、25アンタレスはSVSなのでトラブル率はDCよりも高く、更には37mmの大口径スプールなので撃ち物など小技を効かす釣りでは扱いにくく感じました。

安定を取るなら21アンタレスDCが良いですが、キャストフィールを堪能したいなら25アンタレスの方がおすすめです。

ハードプラグ・ワイヤーベイト・高比重系ワームなど、巻物や遠投を中心とした釣りで高い性能を発揮してくれます。

25アンタレスの気になった点

25アンタレスを実際に使ってみて気になる点もいくつかありました。

パーミングに慣れが必要

25アンタレス

25アンタレスはパーミングした時にサイドプレート側がやや高く、リール自体が若干前寄りにあるように感じます。

新形状のボディなのでそのように感じたのかもしれませんが、持った時の感覚が他のアンタレスと違うので戸惑いました。

人によって手の大きさや癖があるので一概には言えませんけど、クラッチが変更されたこともパーミングに影響してそうです。

これがデメリットというわけではなく、持ちやすいという人もいれば、慣れるまで時間がかかる人もいるでしょう。

クラッチについては押した感触も良く、他のクラッチと比べたら面積が広くなって使いやすくなった印象です。

ドラグサウンドは非搭載

25アンタレス

25アンタレスはドラグサウンド非搭載になっています。

シマノではBFSリールにドラグサウンドが付いていることが多く、19アンタレスに付いていたので25アンタレスにも付くか期待していましたが、フラッグシップにも関わらず非搭載だったのは少し残念です。

大物が掛かった際のファイトは少々不安かもしれませんが、バス釣りでこのクラスのリールではドラグを出す機会はほとんどないのでそこまで問題はないでしょう。

メカニカルブレーキのクリック音がない

メカニカルブレーキのクリック音も出ない構造になっています。

アンタレスシリーズはメカニカルブレーキのクリック音が鳴るタイプが多かったですが、25アンタレスで非搭載だったのは意外でした。

まとめ

25アンタレス

デザイン・外観 ★★★★★ 5.0
キャストフィール・飛距離 ★★★★★ 5.0
剛性感・パーミング ★★★★☆ 4.0
巻き心地 ★★★★★ 5.0
価格・コスパ ★★★☆☆ 3.0
総合評価 ★★★★☆ 4.0

今回は25アンタレスのHGモデルについてインプレしました。

キャストフィール・飛距離・デザイン・巻き心地など、最高峰ベイトリールに相応しい進化を遂げ、MGLスプールⅣによりキャストフィールは異次元の領域です!

このスプールが他のリールにも展開されることに期待ですね。

小技を効かす釣りよりも、やや重めのルアーを遠投したい方、極上のキャストフィール堪能したい方に是非試してもらいたい一台です。

購入を検討している方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。

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