13メタニウムのマイナーチェンジ版「16メタニウムMGL XG」を購入しました。
今回購入したのはXGギアの右ハンドルで、主にジグ&テキサスの撃ち物系に使う予定です。
早速ベアリングとハンドルを交換してカスタムしましたのでご紹介したいと思います。
この記事の内容
16メタニウムMGLのカスタム概要
ボディーの形状は13メタニウムと同じですが、ツートンカラーではなくシルバーで統一されています。
SVSの部分は4つのシューがスプールにセットされていて、ON/OFFが可能ですがスプールから取り外しができないようになっていました。
シューが4つONの状態でダイヤル1で投げるとバックラッシュしてしまうほど設定幅が広がっているので、シューの取り外しができなくても基本1~6のダイヤルを調整するだけで理想のブレーキ設定が可能になっていました。
今回のカスタムはこの16メタニウムMGLを、ヘッジホッグスタジオから出ているパーツに交換していきます。
ベアリング | かっ飛びチューニングキットAIR HD(1150AIR HD&1030AIR HD) SHGプレミアムベアリング(SHG-740ZZ) |
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ハンドル | アベイル オフセットハンドル STi(HD-OF-13MT-A 95mm) アベイル ハンドルロックナット M7 |
ドラグ | アベイル 13メタニウム専用スタードラグ(SD-MT13-A) |
その他 | メカニカルブレーキノブ MT13 |
ベアリング編
ベアリングはヘッジホッグスタジオのかっ飛びチューニングキットAIR HD(1150AIR HD&1030AIR HD)に交換します。
AIRシリーズなのでベイトフィネスクラスのウエイトのルアーからヘビーウエイトまで幅広く対応するセラミック製のベアリングです。
1. カバーのベアリング交換
ベアリングの抜け止めの針金を取り外してベアリングを交換し元に戻します。
従来のベアリング交換と同じ作業ですのでとても簡単です。
2. スプールのベアリング交換
シマノはメカニカルブレーキ側にメインベアリングが付いていることが標準でしたが、スプール本体にベアリングが付いたことでダイワ製品のスプールに似た構造に近づきました。
メカニカルブレーキ側にも小さいベアリングが入っていましたが、回転ノイズを減らすためのサブベアリングとして機能しているようです。
スプールシャフトピンとEリングを取り外してベアリングを交換し元に戻します。
シャフトピンとEリングの取り外しと取り付けは細かい作業ですので、部品を傷つけたり壊さないように慎重に行う必要があります。
実際にやってみた感じそれほど難しい作業ではなかったですが、16メタニウムMGLのスプールシャフトピンは片方が太く片方が細いという今までにない構造でしたので、ベアリングリムーバーが必須となります。
3. ウォームシャフトギアをベアリング仕様
ウォームシャフトとはラインをスプールに巻くときに均等になるよう左右に振り分けるためのギアです。
この部分は樹脂ベアリングとなっているため、これをSHGプレミアムベアリングに交換します。
この部分のベアリングを交換するためには本体も分解しメインギアを取り外す必要がありますので、リールの分解経験のある上級者向けの作業になります。
パーツを一つ一つ外していくとウォームシャフトの樹脂ベアリングが見えてきます。
左が元々付いている樹脂ベアリング、右が今回交換するヘッジホッグスタジオのSHGプレミアムベアリング(SHG-740ZZ)外径7mm×内径4mm×幅2.5mm です。
樹脂ベアリングを取り外してSHGプレミアムベアリングに交換し元に戻していきます。
メインギアも取り付けて本体のカバーを閉めたらついでにハンドルも交換します。
ハンドル・ドラグ編
ハンドルはオフセットハンドル STi(HD-OF-13MT-A 95mm)、ドラグは13メタニウム専用スタードラグ(SD-MT13-A)に交換します。
両方ともアベイルの軽量パーツで、交換することでハンドルが軽く感じられるようになります。
1. ハンドル取り外し
2. ハンドルノブ取り外し
3. ハンドルノブ取り付け
4. ハンドルとドラグを取り付けて完成
全てのパーツを取り付けて完成しました!
16メタニウムMGLのベアリング&ハンドル交換まとめ
シルバーのボディーに赤のドラグがアクセントとなり、ハンドルを交換したことでより引き締まった見た目に変身しました。
ベアリングを交換しても飛距離はほとんど変わらず自己満足に近いですが、キャストフィールは若干良くなった感じがします。
16メタニウムMGLは元々欠点がほとんど無く完璧と言っていいほどのリールでしたので、これで完成系となったのではないだろうか。
ベアリングとハンドルを交換するだけでよりリールの性能を引き出すことができるので、気になった方は是非チャレンジしてみてください!
コメント一覧
やってますねぇ(*≧∀≦*)
自分でチューニングすると愛着もましてきますよね
でも、ウチはあえてロッドとかのバランスを崩してるのでリールはかっ飛び仕様よりラインキャパがあっても巻き量減らして飛ばなくてもいいからトラブルレス仕様が好きですね
てか、NESSくんみたいに自分でチューニングが出来ないだけなんですけどね(;^_^A
>バルコマンさん
チューニングしてリールの機能や仕組みが分かると更に愛着を持って使えます(^^)
巻量を減らしたらトラブルが起きにくくなるので、その使い方をしてる方も結構多いですね!
ハンドルやベアリング変えるぐらいなら結構簡単ですよ(^^)
でも劇的に変わるほど性能はアップしないので、チューニングは自己満足的な部分もあるかもしれません(^^;
お久しぶりです(^^)
難しいことされてますね。僕には絶対に無理です笑 僕は未だにメタマグ使ってます笑
13メタニウムを進化させた16メタニウムMGLですが、マグナムライトスプールがウリらしいですね。あるサイトの情報ですが、スプールの重さは13メタニウムが12.4g、16メタニウMGLは14.1gらしいですよ。慣性モーメントが小さくなり、重量は増えたけれども回転しやすいとのことで、僕にはよくわかりませんが、そんなことも書いてありました。何はともあれ、16メタニウムMGLは最高みたいですね。久しぶりにリール買ってみようかな笑
>ゆうゆうさん
お久しぶりです!コメントありがとうございます!
メタマグは当時は最高のリールでしたね!
16メタニウムMGLのスプールはベアリングを含めての重さですが、13メタニウムのスプールより重くなっているのは意外でした。
スプールの側面を肉抜きしたのと、スプールを支えるベアリングの配置を変えたことで、ベイトフィネスリールのような回転になってどんなルアーでも投げやすくなっているようです。
この価格でこの性能的は素晴らしいリールですので、必要性を感じたら買って間違いないと思います(^^)
はじめまして。
コメントではなく質問で恐縮です。
これまで所有していたリール(ほとんどシマノ)はほぼ全てベアリングを交換していました。
今回も例外ではなくベアリングを交換しようと思ったのですが、どうしてもEリングを外すことができません。
どのようにして外したのか教えて頂けないでしょうか?
ヘッジホッグのHPでは爪楊枝2本で押せば外れると記載されていたのですが、私はうまくできません。
うまいやり方、あるいはおススメの工具などあれば教えてください。
どこかのHPでタミヤの『2mm Eリングセッター』も試してみたのですが、これもうまくいきません。
悶々としているので、どうぞお知恵をお貸しください。
>ばすまにあさん
はじめまして、当ブログを拝見いただきありがとうございます!
スプールのEリングの外し方ですが、僕は工具は使わず爪だけで外しています。
文章で説明するのが難しいですが、シャフトピンを外してベアリングを押し下げながらEリングの隙間に左手の親指の爪を入れて押さえ込み、右手の人差し指か親指の爪もEリングの隙間に差し込んで広げるようにずらしながら外しています。
それでも外れないときは、先の細いラジオペンチの先で押し広げるように外した時もありました。
ラジオペンチはスプールに傷を付ける可能性があるのであまりおすすめはできません…。
Eリングを外すときのコツは、押し広げる方向がEリングと水平になるように力をかけることで外しやすくなります。
スプールのふちが邪魔して斜めに広げる力がかかっているとEリングは外れないです。
ご参考に頂ければ幸いです。
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