シマノの2019年の新製品が解禁となり、リールの他にロッドも多数発表されました。
その中でも「スコーピオン」のロッドが新しく登場しますので、どのようなロッドなのかご紹介したいと思います。
スコーピオンとは?
スコーピオンは20年以上前から続くシマノのブランドで、当時はスコーピオンのロッドとリールはバサーの憧れのタックルでした。
現在でもスコーピオンの名は受け継がれていますが、他製品が次々と高価格化したことでスコーピオンはエントリー向けシリーズへと降格され、リーズナブルな価格ということから人気のあるシリーズです。
そのスコーピオンのロッドが、フリースタイルロッド(魚種・フィールド問わず)となって登場しました。
スコーピオンロッドの特徴は青シャウラと同じブランクス!
スコーピオンロッドの特徴は下記のとおりとなっています。
- 青シャウラと同じブランクス
- ワールドシャウラと同じリールシート
- ワン&ハーフ2ピース・5ピース構造
- スパイラルX&ハイパワーX採用
ジムの解説によると2019年のスコーピオンロッドは、ワールドシャウラの姉妹品でブランクスは旧ワールドシャウラ(青シャウラ)と同じものを使用。
リールシートは最新のワールドシャウラと同じものが搭載されています。
また、携行性に便利なワン&ハーフ2ピースを採用し、5ピースのパックロッドもラインナップ、更に5ピースモデルにはエクステンションバットと互換性があるそうです。
ジムがガッツリと関わっている製品ということで、ワールドシャウラと同じく魚種やフィールド問わないコンセプトとなり、携行性を重視されています。
ロッドのカラーもスコーピオンの伝統を受け継いだ赤で統一されて、スコーピオンMGLと組み合わせればベストマッチ間違いなしです!
ワン&ハーフとは?
ワン&ハーフとは2ピースと同じで、繋ぎ目が第1ガイドよりバッド側で分離できるようになっています。
特徴としては、バッドには高弾性カーボン、ベリーは低弾性カーボンを使い、カーボン素材をバッドとベリーで使い分けることで、2ピースでありながら1ピースと同等かそれ以上の強度を確保しています。
更に1ピースと同等の感度や軽さを兼ね備えており、最近は1ピースのメリットが無くなりつつあります。
携行性は1ピースより便利、2ピース(センターカット2ピース)よりは不便という感じで、変則的な2ピースロッドということです。
コストパフォーマンス最強!
スコーピオンはエントリーモデル的な位置付けで、店頭では3万以内で買える価格になるかと思います。
ただ、青シャウラのブランクスはスパイラルXコアが搭載されていないので、強度や感度は赤シャウラより劣りますが、スパイラルXコアが使われていないにしても、スパイラルXとハイパワーXの両方が入ってこの価格は破格とも言えるロッドでしょう!
バスロッドのエントリーモデルはハイパワーXのみのモデルが多いですが、スパイラルXも採用しているロッドでは、このスコーピオンが一番安い製品となるかもしれません。
スコーピオンロッドまとめ
青シャウラと同じブランクスにワールドシャウラのリールシートが搭載されて3万以内ということは、非常にコストパフォーマンスが高くお買い得ではないだろうか。
ラインナップは今後増えてくると思いますので追加機種が楽しみです。
エントリーモデルで魚種問わずターゲットとしたロッドは少ないですので、そういったロッドをお探しの方にベストマッチなロッドかと思います。