新製品情報が発表されてからは20メタニウムや20ツインパワーの話題ばかりで、忘れかけられている20カルカッタコンクエストDC100シリーズ。
元々マニアックな機種ですが、2020年に待望のDC100とHGモデルが追加となり、ラインナップが一気に充実しました。
そこで今回はDC100の特徴と丸型リールのハイギアの必要性についてご紹介したいと思います。
この記事の内容
20カルカッタコンクエストDC100の特徴
2019年にモデルチェンジした19カルカッタコンクエストDC200に続いて、2020年はDC100とHGモデルが発表されました。
今までDC200のローギアしかラインナップに無く、DC100とHGの要望が多く待ち望んでいた方も多いと思いますが、リールの選択筋が増えてより選びやすくなったかと思います。
100DCの特徴をまとめると以下のようになっています。
- 技術面では特に新しい機能は無し
- 旧モデルよりスプール幅が1mmナロー化されている
- ハンドル長が全モデル42mm
技術面では特に新しい機能は無し
100DCは技術面で特に新しい機能を搭載している訳ではなく、200DCと同じMGLスプールとI-DC5を搭載しています。
追加機種ですので当たり前といえば当たり前ですね…
違うのはスプールやギア比とボディの大きさくらいで、自重は200DCから比べて20〜25g軽くなり、更にコンパクトになっています。
旧モデルよりスプール幅が1mmナロー化されている
旧DC100のスプールは径33mm/幅22mmでしたが、20カルコンDC100は径33mm/幅21mm、スプールの幅が1mmナロー化されています。
33mmのスプール径はそのままに、この1mmの幅の違いで低弾道キャストがしやすくなり、飛距離もアップしているのではないかと。
ハンドル長が全モデル42mm
スペックを見て一番気になる点は、ハンドル長が全モデル42mmになっています。
42mmというのは田辺プロが希望していたサイズらしいく、旧モデルではハンドルを他製品のものに交換して使用されていましたからね。
ハンドル長はギア比と関係する部分ですので、DC100はハンドル長が短くなると思いましたが、シマノはカルカッタコンクエストDCシリーズも42mmがベストと判断されたのでしょう。
DC100・DC200共に待望のハイギアが追加
現代のバスフィッシングにおいてハイギアは必要不可欠ですよね。
ハイギアのメリットを並べると…
- ルアーを速く回収できるので手返しが良い
- 感度が良くなる
- 巻きアワセがしやすいなど
カルカッタコンクエストは巻物専用というイメージがあり「巻物=ローギア」と言われています。
しかし最近では様々なルアーが発売され、例えばシャッドやバイブレーションやバズベイトなど巻物でもハイギアの方が有利なルアーが増えてきました。
ハイギアの必要性は皆さんお解りだと思いますが、これは丸型リールにも言えることで、使うルアーや状況に合わせてローギアかハイギアを選ぶということですね。
20カルカッタコンクエストDCのHGモデルは他のリールから比べてると巻上長が短く設定されているため、余程抵抗の大きいルアーでない限りHGモデルで対応できると思います。
ローギアにはローギアの使い道があるでしょうけど、HGモデルがスタンダードになってくるかもしれません。
まとめ
200DCは少し特殊なモデルでしたが、ラインナップが揃ったことでカルカッタコンクエストDCシリーズはバーサタイルな丸型リールになったと思います。
100DCは3/8oz前後の使用頻度の高いルアーを快適に使えるため、小型ルアーの巻物をメインに使うのなら間違いなく買いではないでしょうか。
剛性感と巻き心地は最高のリールですので、価格は高いですが所有感は価格以上のものがありますね!
DC100かHGモデルを検討されている方がいましたら是非参考にして頂ければ幸いです。