シマノのレサト「15101F-2」を使ってきましたのでインプレします。
2025年の秋冬の新製品としてレサトがシマノテクノロジーを搭載して24年ぶりに復活しました!
エクステンショングリップを装着することでグリップ長を150mm延長することができ、バスからソルトまで様々な用途に対応できるフリースタイルロッドになっています。
今回はバス釣り用にショートレングスモデルの「15101F-2」を導入してみましたので、実釣で使った使用感をご紹介します。
この記事の内容
アキュラシー性に優れたショートロッド!

ボートやフローター向けなショートロッドを探していたところ、タイミングよく発売された25レサトに「15101F-2」という番手があり、早速導入してみました。
実釣で使った第一印象としては、重さはあまり感じられず操作性が抜群に良かったことです。
15101F-2の自重はエクステンショングリップ無しで150g、ロッド単体で持つとやや重さは感じますが、ティップ側は非常に軽いです。
これはグリップエンドの金属パーツにウェイトが集中していてバランスが良いからだと思います。

1651R-2や16102R-2など別の番手ならまた違った印象になるかもしれませんが、150gあるとは思えない使用感でした。
ただ、カーボン含有率が少ないので感度は劣る傾向にあり、ややダルさも感じるものの、しなやかに曲がるロッドといった感じです。
5ft10inのショートレングス且つしなやかなブランクスがキャスト精度や操作性に大きく貢献している印象でした。
バス用途では1/4oz〜1/2oz程度の羽根モノ・クランク・スピナベなどの巻物ルアーが扱いやすく、近距離で軽量ルアーをピンポイントに落とす用途ではかなり重宝しそうです。
25レサト15101F-2のスペック

気品に満ちた輝きは、漆黒に煌めく星の瞬き
フリースタイルフィッシングをもっと優雅に、そして親しみやすく。
レサトは、世界中のルアーフィッシングアングラーにとって扱いやすいと感じるキーワード「振りぬきやすさ」と「操作性」を追求し、瞬間的なしなやかさと収束の速さを共存させた、独特な軽量ミドルレスポンスブランクスに辿り着きました。貴方はひとたびロッドを手にした瞬間から、そのロッドバランスの良さに驚くことでしょう。そしてレサトが実現したもう1つの機能が、全モデルに付属された「エクステンショングリップ」。ワールドシャウラ・スコーピオンシリーズで培ったグリップ交換によるフィッシングスタイルの拡張機能エクステンションバット構造を、追加購入なしで実現。ロッド後端のエンドパーツを締め込み、しっかりと固定することでリールの付け替えなしでグリップレングスを150mm延長することが可能となり、キャスティングシーンとジギングシーンといった2つの異なるゲームを1本でお楽しみいただけます。出典:SHIMANO
| 品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | テーパー | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | ジグウェイト(g) | 適合ラインナイロン (lb) | 適合ラインPE(号) | グリップ長(mm) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | カーボン含有率(%) | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15101F-2 | 5’10” | 1.78 | 並継 | F | 2 | 130 | 150 | 1.8 | 5-20 | MAX 120 | 8-16 | MAX 1.5 | 228 | ストレート | 255 | 96.5 | 52,800円 |
- スパイラルXコア
- ハイパワーX
- レングススイッチシステム
- CI4+
25レサト15101F-2のインプレ・レビュー
ここからは釣り場で使用した細かい意見を述べていきます。
デザイン・外観

見た目はワールドシャウラのような派手さがなく、落ち着いたシックな印象です。
旧レサトのデザインを継承しているためクラシックな感じがあり、これはこれでかっこ良く趣味としての所有感を満たしてくれます。
また、ブランクスの色が室内など暗い場所では黒く見えますけど、日当たりが良い場所では少し赤みがかって見えます。
デザインで唯一気になったのは、エクステンショングリップを使わない場合、グリップエンドがキャップ仕様になっていてロゴがありません。
エクステンショングリップにはロゴがあるのですが、バス釣りでは延長して使用する機会がないため、普段はロゴがない見た目になります。
細かい部分ではありますが、全体の質感が高いだけにこの点は少し惜しいと感じました。
感度

感度については、バス用のグロリアスやアドレナと比べると劣ります。
ただし、ボトムの質感やショートバイトは十分に拾えるレベルで決して鈍いわけではありません。
今回のレサトはしっかり曲がる竿に仕上がっているので、繊細な当たりを取るというよりは巻物向けなロッドと感じました。
とはいえ必要十分な感度を持ち合わせており、フリースタイルのロッらしく幅広いルアーに対応できるのがこのロッドの強みだと思います。
パワー・操作性

表記は1番でバス用のロッドに置き換えるとML〜Mクラス相当ですが、実際に使ってみると想像以上のパワーがあります。
ティップはファーストテーパーらしく柔らかいですが、ベリーからバットにパワーがあり、大物がきても安心感あります。
操作性はショートレングスならではの取り回しの良さがあり、ボートやフローター上で扱いやすく、ルアーにアクションを付けやすいです。
特にトゥイッチやジャークといった小技がやりやすく操作性抜群でした。
キャスティング性能

今回のレサトで最も注目すべきポイントはキャストのしやすさです。
ロッドがしっかり曲がってくれるため、5ft10inのショートレングスでも飛距離を出しやすく、ガイド径も大きいので糸抜けが良い。
ルアーの重みをロッドにしっかり乗せてキャストできるので正確なキャストが可能です。
一方、弾力の強いバスロッドに慣れているとリリースポイントがややシビアに感じられるかもしれません。
例えばジグやテキサスをカバーの奥へスキッピングで入れていくような速いキャストでは、ティップが柔らかすぎて扱いにくく感じます。
巻物ルアーでは1oz程度まで快適に使えますが、打ち物に関しては3/8ozまでがメインで、1/2ozになるともう少しハリが欲しい印象はありました。
25レサト15101F-2はこんな人におすすめ

- ボートやフローターの釣りでショートロッドを探している人
- キャスト精度やルアーの操作性を重視する人
- しなやかなブランクスが好みな人
5ft10inという番手は、一本で何でもこなすバーサタイル性は高くありません。
しかし、ボートやフローターでの取り回しの良さはもちろん、おかっぱりでも狭い場所でのキャストや操作がしやすいのが特徴です。
さらに、ファーストテーパーかつ1番というパワーは、ロッドがしっかり曲がるのでキャスト精度やルアー操作性を重視する方にとっては理想的。
ピンスポットを狙ったり、ルアーに繊細なアクションを加えたり、テクニカルな釣りをしたい人におすすめの一本です。
まとめ

今回はレサト15101F-2をインプレしました。
15101F-2は取り回し・精度・操作性・しなやかさを重視する方におすすめで、ショートロッドならではの良さを感じられるモデルです。
気になっていた自重も許容範囲内で、実際の釣行では重さを意識することなく扱えました。
しっかり曲がるロッドのため、基本的には巻物系のルアーとの相性が良いですが、軽めのジグやワーミングといった釣りにも十分対応可能です。
検討されている方がいましたら、ぜひ本記事を参考にしてみてください。







