夏のバス釣りで大活躍してくれる虫系ルアーやワーム。
梅雨前後からは虫が多く現れるようになり、虫パターンでの釣りが楽しくなる季節ですよね!
そこで虫系ワームでは定番の「青木虫」と「青木虫ミッド」を使ってみましたので、インプレを踏まえて使い方やフックのセッティング方法を解説します。
この記事の内容
青木虫ミッドのインプレ
個人的に虫系ワームでは青木虫シリーズが一番使いやすいと思っています。
各メーカーから様々な虫が出ていますが、青木虫は3つのラインナップから選ぶことができ、大きさ・バランス・アクションのつけやすさなどトータルに優れているためです。
また、シリコンラバーによって生み出される波紋は本当の虫と思えるほどリアルです。
更に製品名にもあるように、青木大介プロ監修なので間違いありません。
僕がメインで使っているのは青木虫ミッドですが、毎年夏はこれだけで何本ものデカバスが釣れていて、完全に一軍入りしてた虫系ワームとなりました。
青木虫シリーズの概要
青木虫(アオキムシ)はバークレイから発売されている虫系ワームです。
青木虫のラインナップは以下の3つです。
一番小さいサイズが青木虫、中間が青木虫ミッド、最も大きなサイズがキング青木虫となっています。
それぞれの特徴としては、青木虫はバークレイのワーム素材に中空構造を取り入れて浮力を持たせたタイプ、青木虫ミッドとキング青木虫はULDTマテリアルというスポンジのような素材が使われています。
またULDTマテリアルは浮力が強く素材が重いので飛距離が出しやすく、耐久性と針持ちも良くなっています。
3つのラインナップから釣り場に合わせた選択ができるので、虫系の中では誰でも使いやすいワームとなっています。
スペック表
青木虫 | 青木虫ミッド | キング青木虫 | |
---|---|---|---|
サイズ | 1.5インチ | 1.7インチ | 2インチ |
入数 | 8 | 4 | 2 |
重さ | 1.8g | 2.5g | 7.5g |
カラー | 12色 | 10色 | 7色 |
フックサイズ | マス針 #4 | オフセット #2 | オフセット #4/0 |
価格 | 935円(税込) | 935円(税込) | 935円(税込) |
青木虫と青木虫ミッドのセッティング方法
ここからは「青木虫」と「青木虫ミッド」のフックの付け方を解説していきます。
フックの種類は以下の3つから選ぶようになります。
基本的にマス針とオフセットが虫系で一番よく使われるフックですが、ホバーショットを使用した付け方もご紹介します。
マス針(ちょん掛け)
青木虫
青木虫はマス針をちょん掛けして使用します。
今回フックはリューギフォグショット#4を使っていますけど、他メーカーのフックでも#4を選んでおけば良いと思います。
また、カバーが多い場所ならガード付きを選ぶのも有りです。
刺す位置は青木虫の第一関節の下から上に貫通させるようにセットし、頭側ではなくお尻側に刺しても使えます。
オフセットフックでも使えないことはないですが、内部が空洞となっているためマス針がおすすめです。
青木虫ミッド
青木虫ミッドもマス針をちょん掛けして使用できます。
フックサイズは青木虫と同じ#4で良いですが、刺す位置はポッパー的な役割を果たすカップから頭に貫通させてセットします。
次にオフセットフックのセッティング方法をご紹介します。
オフセットフック
オフセットフックはノーシンカーリグと同じ付け方でOKです。
フックはTNSオフセット#2を使用していますが、他メーカーのフックでも#2なら適合すると思います。
青木虫ミッドは素材が硬くオフセットフックではフッキングが悪く感じましたので、ゲイブ幅が広いものを選んだ方が良いです。
フッキングの良さを重視するなら、次のホバーショットを使う方法があります。
ホバーショット
ホバスト用のホバーショットが青木虫ミッドにも使えます。
刺し方はジグヘッドをセットするときと同じ感覚で、頭側のカップから背中にかけて貫通させます。
オフセットフックから比べるとスナッグレス性は悪いですが、フッキングはこちらの方が良いのでオープンウォーターで使ったり、キャストに自信がある方向けのセッティングです。
シリコンラバーが取れたときのチューニング方法
青木虫ミッドは何度もキャストしているとシリコンラバーが外れてしまう欠点があります。
そこでシリコンラバーを確実に固定する方法をご紹介します。
用意するものは以下の4つです。
- シリコンラバー
- ポリエステルミシン糸(スレッド)
- ラバースレッダーまたはフロロライン
- 瞬間接着剤
STEP.1
シリコンラバーを紛失してしまったら、新しいラバーを用意してください。
また、青木虫ミッドに付いているラバーをそのまま流用してもOKです。
まずは本体からシリコンラバーを取り外した状態から始めます。
STEP.2
シリコンラバーを束ねてミシン糸で中央を縛り、ミシン糸に瞬間接着剤を垂らして固めます。
それをフロント側とリア側の2つ作成します。
STEP.3
青木虫ミッドのフロントの穴に折り曲げたフロロラインを通し、STEP.2で束ねたシリコンラバーを輪に通します。
フロロラインをゆっくり引っ張ってシリコンラバーを青木虫ミッドにセットし、位置を調整したらフロントの完成です!
次にリア側も同じように作業します。
STEP.4
青木虫ミッドのリアの穴に折り曲げたフロロラインを通し、STEP.2で束ねたシリコンラバーを輪に通します。
フロロラインをゆっくり引っ張って位置を調整してセットします。
最後に青木虫ミッドの本体とシリコンラバーの隙間に瞬間接着剤を滴らして固定したら完成です!
今回はシリコンラバーを通しやすいようにフロロラインを使いましたが、ラバースレッダーならもっとスムーズに作業できます。
使い方とアクション方法
虫系ワームで使われるアクション方法は主に以下の3つです。
- デッドスティッキング
- シェイク
- ドッグウォーク(首振り)
- ちょうちん釣り(吊るし)
僕の経験上、デッドスティッキングで放置した方が釣れるバスもいれば、シェイクで動かした方が釣れるバスもいます。
状況がいいときは着水直後にバイトしてきますし、プレッシャーの高いときはシェイクして誘っても見切られることが多くありました。
そのためはっきりとした回答を書くのが難しいですが、シェイクと放置の両方を繰り返してその日のパターンを見つけることが一つの手段かと思います。
虫系ワームで釣るためのフィールド選び
虫で釣るコツは周りの状況と表層にバスがいるかいないかで判断します。
例えば山間部の野池でオーバーハングがあって見えバスもいる場所は、落ちてくる虫を探して表層を意識しているバスが多く、そういったところで虫パターンが通用します。
逆に濁りがきつい場所や、周りに山がなく虫が少ない場所は夏になるとレンジが落ちるバスもいるので、そのような場所では虫は不向きとなるしょう。
タックルセッティング
青木虫と青木虫ミッドは飛距離の出しやすいスピニングタックルを使用します。
また、ラインはフロロなら4lb、PEラインなら0.6〜0.8号を基準に選ぶと良いと思います。
ロッドのパワーはUL〜Lクラス、カバーを攻めるならMLクラスのパワースピンにPEラインセッティングが良いでしょう。
キング青木虫は重さが7.5gもあって釣れる魚もサイズも良いため、ベイトタックルかパワースピンが基本となります。
カバーやウィードが多いフィールドでキング青木虫を使うなら、強めのタックルセッティングにしておいた方が安心です。
まとめ
虫系ワームは今では欠かせないジャンルの一つかと思います。
様々な虫系ワームがある中で、青木虫は3つから選べてセッティングやチューニングもしやすく、本当に良く釣れるワームです。
これから青木虫を使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。