レイドジャパンのヒラタイラー4.7インチを使ってきましたのでインプレします。
2024年の新製品としてレイドジャパン初となるフラット系ワームが発売されました!
近年この手のワームは数多くありますが、ヒラタイラーは独自のリブ形状によりしっかりした水噛みとリアルなスライドフォールで誘うことができ、フッキングも決まりやすくなっています。
この記事ではヒラタイラー4.7インチの使用感をインプレしつつ、使い方やタックルについて解説していきます。
ヒラタイラー4.7インチのインプレ
先に発売された4.7インチは思っていたよりも大きく、かなりボリュームがあるワームでした。
全身にリブがたくさん付いているから軽そうに思っていたけど、実際は29gも重量があります。
アクションはリブの水噛みが強くウネるような動きが特徴で、テールが細かくパタ付きながら不規則にスライドフォールしてくれます。
ライトテキサスリグで使った場合、ブルフラットよりも抵抗が大きく、少しブレーキがかかった使用感のため、ワームのパワーを活かしてスローに探りたい時に向いている印象でした。
フッキング率もかなり良く、4バイト3フィッシュでほぼフッキングに成功しています。
デカバスに絞って釣るなら4.7インチがベストですけど、幅広く使いたいなら3.7インチの方が使い勝手が良さそうなので発売が待ち遠しいですね。
ヒラタイラー4.7インチを使って気になった点は、ストラクチャーの回避性能は思ったほど高くなく、素材が弱かったことです。
やはり複雑なカバーを撃ったりフックの隠し具合が悪いと根がかりしてしまうことが何度かありました。
また、素材もそれほど丈夫ではなく、特にテールが弱いです。
ワームの頭が身切れしたり、カバー撃ちをしているといつの間にか尻尾が無くなっていたので、若干消耗が激しいように思いました。
何はともあれ、リブ形状の効果で水噛みとリアルなスライドフォールが素晴らしく、よく釣れるワームなのは確かです。
後はアングラー自身がどこでどうやって使うかで釣果が決まるワームだと思います。
ヒラタイラーの概要
フラットボディのソフトベイトが有効である要素のひとつ「強い水押し」とそれに伴う「自発的なイレギュラースライドアクション」。ヒラタイラーは、それらに複雑さと乱水流による艶めかしさをプラスするために、深めのスリットを入れたブロック状の蛇腹ボディに設計。ボディに掛かるウォータープレッシャーの強弱によって全方位にうごめく艶めかしさをもたらしています。
また、深めのスリットによってボディ全体でしっかりと水をグリップするため、常に複雑な波動を発しステイ時においても存在をアピール。従来のフラットワームでは生み出しにくかった繊細なロッドワークに対しても、くねるような柔らかな反応で魚を魅了します。
スリットによる柔軟なボディは、フラットワームの欠点であるフッキングの悪さの改善にも大きく貢献しています。
スペック表
ヒラタイラー 3.7インチ | ヒラタイラー 4.7インチ | ヒラタイラー 5.7インチ | |
---|---|---|---|
重さ | 約14g | 約29g | 不明 |
入数 | 6本 | 4本 | 3本 |
定価 | 1,100円(税込) | 1,100円(税込) | 1,100円(税込) |
発売日 | 2024年4月19日 | 2024年3月29日 | 2024年夏頃 |
推奨フック
ヒラタイラー 3.7インチ | ヒラタイラー 4.7インチ | ヒラタイラー 5.7インチ | |
---|---|---|---|
RYUGI INFINI | #3/0 | #5/0 | #6/0 |
RYUGI WEIGHTED PIERCE | #3/0 | #5/0 | #6/0 |
Gamakatsu WORM333 | #3/0 | #5/0 | #7/0 |
カラーラインナップ
- 032-TENAGA EBI
- 036-SCUPPERNONG
- 042-DARK CINNAMON SHAD
- 049-SMOKY PEARL
- 056-ORANGE PUNCH
- 067-GURIPAN SUKERU
- 078-ZARIMISO
- 083-SMOKE SHRIMP
- 084-AOMISO
- 098-MINAGILL
※全10色(2024年3月時点)
関連動画
使い方・おすすめリグ
ヒラタイラー4.7インチにおすすめのリグは主に以下の通りです。
- ノーシンカーリグ
- ライトテキサスリグ
- ウェイテッドフックリグ
- フリーリグなど
他にも幅広いリグに対応することができ使い方は無限大です。
フックはパッケージにも書かれていますが、リューギの「インフィニ」や「ウェイテッドピアス」、がまかつの「ワーム333」が推奨されており、ボリュームのあるワームですので他メーカーでもワイドゲイプのフックがおすすめです。
使い方は、倒木・橋脚・水没ブッシュ・オーバーハングなど、カバーに絡めながらフォールさせて誘います。
シチュエーション的にはブルーギルが多くやや濁りが入った野池やリザーバーと相性がよく、特に早春から初夏のスポーニングシーズンに効力を発揮します。
もちろんサイトフィッシングでも出番があったり、カバーが無ければボトムの地形変化をズル引きするのも有効です。
タックルセッティング
タックルはヒラタイラーのインチやリグによって変わってきます。
基本的にロッドはジグ用のものを基準として、3.7インチはM〜MHクラス、4.7インチはMH〜Hクラス、5.7インチはH〜XHクラスとなります。
ヒラタイラーのインチが大きくなるごとに重量も増しますので、タックルもそれに合わせたものが必要です。
また、ノーシンカーで使うのかシンカーを付けて使うのかによっても違ってくるため、その辺も考慮してタックルを選ぶと良いでしょう。
リールはハイギアを選びラインはフロロ16lb〜20lbがベストです。
ご自身の使用されているタックルの中から最適なものを選んで投げてみてください。
まとめ
今回はヒラタイラー4.7インチについてインプレしました。
リブ形状によって強い水噛みとリアルなスライドフォールを再現し、フラット系ワームとしてはかなり完成度が高いです。
素材が弱かったのは想定外でしたが、これを使ったら釣れる気しかしないです!
ラインナップも3つあってフィールドに合わせて選べるので、様々なフラット系ワームがある中の選択筋の一つとしておすすめです。
購入を検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。