先日購入したバンタム264UL+をレビューしたいと思います。
ULプラスという特殊なロッドではありますが、フィネスの釣りにおいてとてもバーサタイル性の高いロッドでした。
今回はバンタム264UL+を実釣で使った使用感をご紹介します。
この記事の内容
バンタム264UL+を購入したきっかけと感想
購入したきっかけは、虫系を快適に使えるバーサタイル性に優れたロッドを探していました。
これまでスピニングはソリッドティップモデルしか持っておらず、バーサタイルならチューブラーということでこのロッドを選びました。
ソリッドティップでも不自由はなかったものの、釣具店に置いてあったバンタム264UL+を触ってみたところ気に入ったので即決。
実釣で使用して感じたことは以下の通りです。
- 虫系以外にもバーサタイルに使える
- バッドは表記以上のパワーがある
- ロッドが軽く繊細なアクションを付けやすい
このロッドの最大の特徴は、ティップはULなのにバッドはML並のパワーを備えているということです。
パワーはあまり期待していませんでしたが、魚をかければバッドがしっかり支えてくれる印象でした。
バンタムシリーズの中では最小モデルということで自重が軽く、ティップも柔らかいためアクションを付けやすく飛距離も出ます。
人気がある番手ではないかもしれませんけど、虫系はもちろんフィネスなリグやルアーをバーサタイルに使いたいという僕の要望にぴったりの番手でした!
バンタム264UL+のスペック
品番 | 全長(m) | 継数(本) | 自重(g) | 先径(mm) | 適合ルアー(g) | 適合ライン(lb) | グリップ長(mm) | テーパー | カーボン含有率(%) | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
264UL+ | 1.93 | 1 | 90 | 1.6 | 2~7 | 2.5~5 | 191 | FF | 98.1 | 43,000円 |
- スパイラルX
- ハイパワーX
- パーフェクションシートCI4+
バンタム264UL+はシマノのバンタムプロジェクトが始動した2016年にリリースされたスピニングロッドです。
発売してだいぶ経ちますので機能面では特に目立った特徴はなく、強いて言えばULにプラスが付いたULとLの間となる表記というだけで、極々一般的なモデルとなります。
2019年には264UL+-2というセンターカット2ピースが追加されましたが、今回は1ピースモデルのレビューになります。
バンタム264UL+のインプレ・レビュー!
ここからは釣り場で使用した意見を述べていきます。
デザインや外観
見た目はとてもシンプルで実用的なデザインですね。
フルカーボンモノコック化が進んでいるポイズンシリーズと比べると安っぽく見えてしまいますが、個人的にコルクグリップは昔から使い慣れているので見た目はそこまで気にしていません。
6ft4inchというレングスは想像より短く、手持ちのポイズングロリアス263L-Sと並べてみてもほぼ同じ長さでした。
ティップは柔らかくバッドはML並のパワー感
このロッドは表記でもあるようにUL+という少し特殊なモデルです。
ファーストテーパーのためティップは良く曲がりULと同等の柔らかさ、ベリーからバッドにかけて少し硬い使用感です。
バッドはML並のパワーは少し言い過ぎかもしれませんけど、魚とやり取りしているときはL以上のパワーを感じました。
キャスティング性と操作性
バンタムロッド特有の弾力とティップの柔らかさで軽いワームが投げやすいです。
この手のロッドに飛距離を求めるものではないかもしれませんけど、表層虫系ワームやネコリグやスモラバなど相性が良く、飛距離も十分良く飛びます。
投げるルアーのウエイトは5g前後が一番気持ち良く投げれますが、2g以下でも投げやすくなっています。
感度や使用感
ポイズンシリーズと比べたらバンタムはシャープ感がなくやや感度は劣ります。
これはベイトロッドでも言えることですが、ポイズンシリーズのように何かに特化しているというよりも、バンタムはオールラウンドにこなせるロッドです。
264UL+も何かに特化しているという訳ではなく、フィネスな釣り方なら大半のリグやルアーに対応できるロッドだと思いました。
シャッドやダウンショットはまだ試していませんが、今回使用した青木虫ミッドには非常に向いていました。
まとめ
バンタム264UL+はフィネスの中でも少しパワーをプラスしたロッドで、バーサタイル性の高い使用感でした。
ポイズングロリアス・ポイズンアドレナ・ゾディアスにも264ULという似た番手がありますが、ULの硬さを持ちつつもう少しパワーがあるロッドが欲しいといった方には、バンタム264UL+がおすすめできます。
また2ピースモデルもあるので、携帯性を重視するなら2ピースでも使用感はほぼ同じだと思います。
スピニングロッドを検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。