ハイドアップのコイケサンダーエラストマーを使ってきましたのでインプレします。
ハイドアップの人気ワーム、コイケサンダーのエラストマーにノーマルサイズが追加されました。
これまでにM・Lサイズが発売され、その独特なシルエットと高い実釣性能で注目を集めていましたが、新たにノーマルサイズが追加されたことでより多くの状況に対応できるラインナップとなっています。
ノーマルサイズはシリーズ最小サイズということで、使用感や使い方が気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、コイケサンダーエラストマー(ノーマルサイズ)の使用感をインプレしつつ、効果的な使い方やおすすめのタックルセッティングについて解説していきます。
コイケサンダーエラストマーのインプレ

実際にノーマルサイズを使用した印象は、エラストマー素材ならではの艶かしい動きと、喰わせ能力の高さです。
今回のノーマルサイズは存在感やアピール力こそ控えめですが、コンパクトなサイズ感のためフィネス寄りなアプローチが可能です。
また、素材の柔らかさが抜群で、毛が水流やロッド操作に対して艶かしく動き、ステイさせているだけでも生命感のあるナチュラルなアクションを演出してくれます。
そのため、このノーマルサイズはコイケサンダーシリーズの中でも特に喰わせ能力が高く、冬場などの厳寒期やプレッシャーのかかったバスに対しても口を使わせやすい印象でした。

今回はヘビーダウンショットリグ(5g)の横がけで使用しましたが、12月中旬の難しい状況下でも40cmアップをキャッチ!
野池の深場に固まっているバスを狙い、ボトムをシェイクしながらズル引きする釣り方で結果を出すことができました。
小型のワームはコバスキラーになりがちですが、コイケサンダーエラストマーはデカバスにもかなり効果的なワームだと感じました。
唯一の欠点を挙げると、1個入りで1,485円(税込)と価格がかなり高めな点。ヘビーダウンショットリグでは根がかりのリスクも高く使用に気を使います。
ただ、それでも釣れるワームであることは間違いなく、ここぞという場面では積極的に投入していきたいワームですね。
コイケサンダーエラストマーの概要

スペック表
| コイケサンダー エラストマー | コイケサンダーM エラストマー | コイケサンダーL エラストマー | |
|---|---|---|---|
| 入数 | 1個 | 1個 | 1個 |
| サイズ | 40mm | 50mm | 60mm |
| フックサイズ | オフセット:#1/0~#2/0 マスバリ:#0~#1/0 |
オフセット:#2/0~#3/0 マスバリ:#2/0 |
オフセット:#3/0~#4/0 マスバリ:#3/0~#4/0 |
| 定価 | 1,485円(税込) | 1,540円(税込) | 1,595円(税込) |
| 発売日 | 2025年11月 | 2025年10月 | 2025年9月 |
カラーラインナップ
コイケサンダー エラストマー(ノーマルサイズ)

- #004 モエビ
- #102 ウォーターメロンシード
- #103 グリーンパンプキン
- #108 スカッパノン
- #127 グリパンペッパー/ブルーF
- #141 たまらんばいブルー
- #242 エビダッピ
- #243 たまらんばいダークシュリンプ
- #263 クリリンキントキ
- #266 クリアーサーモンペッパー
※全10色(2025年11月時点)
セッティング方法・使い方
コイケサンダーエラストマーに対応するリグは主に以下の通りです。
- ダウンショットリグ
- ジグヘッドワッキー
コイケサンダーは球体のコイケシリーズと同様にさまざまなリグに対応しますが、ノーマルサイズで特に実用性が高いのはこの2択です。
ダウンショットリグ

セッティング方法は、コイケサンダーエラストマーの中央にマス針をワッキー掛けします。
リーダーの長さは5〜10cmを基準とし、シンカーウエイトは2.7g〜7gを水深や季節に応じて使い分けます。
リーダーは長すぎず短すぎない長さにすることがポイントで、10cm以内ならシェイク時に毛の生命感をダイレクトに伝えつつ、動きが自由になりすぎないため操作性が向上します。
フックは好みで問題ありませんが、根がかりを避けたい場合は「リューギ レギュラーガードタリズマン #1」、オープンエリアや根がかりの少ない場所では「リューギ タリズマン #1」がおすすめです。
シンカーは、冬場などの厳寒期にボトムをしっかり探りたい場合は5gまたは7g、岸際やシャローをメインに使う場合は2.7g〜3.5gを選びます。

使い方は、オープンエリアではキャスト後に着底させ、シェイクを入れながらラインを回収しつつ、ズル引きするイメージで広く探るのが基本。
シャローでは、ストラクチャーや沈み物に絡めながら、シェイクでピンポイントをじっくり誘うと効果的です。
シンカーが軽いほどワームが手前に寄ってきにくくなり、短い移動距離でボトムを誘えるのが最大のメリットです。
ジグヘッドワッキー

セッティング方法はダウンショットリグと同様に、ジグヘッドワッキー専用フックを中央にワッキー掛けします。
ジグヘッドのウエイトは1.8g〜3.5g、今回は「ザップ インチワッキープラス アイガード 2.2g」を使用しています。
使い方としては、シェイクしながらのスイミング、枝やレイダウンに引っ掛けた吊るし、浅場のボトムに着かせてからのジャークなど、多彩なアプローチが可能です。
ブラインドでの使用はもちろん、サイトフィッシングとの相性も良く、見えバスに対しても効果を発揮します。
ダウンショットリグと比べて更に移動距離を抑えつつ中層をゆっくり誘えるため、シャローのピンスポットを丁寧に攻めたいときに最適なリグです。
また、コイケで定番のモリケンリグで使うこともできますので、状況に合わせてリグを選んでみると良いでしょう。
タックルセッティング

コイケサンダーエラストマーのタックルは、専用タックルを用意することなく、ベイトフィネス・スピニングのどちらでも扱えるのが特徴です。
ロッドは6ft前後のL〜MLクラスを基準に、繊細なティップと適度なパワーを備えたバットを持つモデルが理想です。
リールは、ベイトフィネス系のリールであれば基本的にどのモデルでもOK、スピニングの場合は2500番クラスを基準とします。
ラインは、ベイトフィネスではフロロカーボン6〜8lb、スピニングではフロロ5lb、もしくはPE0.6〜0.8号+フロロリーダー6〜8lbの組み合わせがおすすめです。
カバーが多いエリアではベイトフィネスで岸際をテンポ良く探り、オープンウォーターで遠投して広く探りたい場合はスピニングが有利になります。
ご自身の使用されているタックルの中から最適なものを選んで投げてみてください。
まとめ

今回はコイケサンダーエラストマーについてインプレしました。
エラストマー素材ならではの艶かしい動きと、コンパクトなサイズによる高い喰わせ能力は、確かなルアーパワーを感じさせます。
ワーム素材のコイケサンダーも十分に釣れますが、状況によってはそこまで強い魅力を感じられない場面もありました。
一方、エラストマー素材のコイケサンダーは、ワーム素材では表現できない生命感がありフィネスな釣りにおいては一段上の実釣性能を備えています。
見えバスに対して新たなアプローチを試したい人や、ボトムで移動距離を抑えた丁寧な探りをしたい人には特におすすめのワームです。
購入を検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。









