2021年にフルモデルチェンジされたポイズングロリアス166Mをインプレします。
僕は2016年モデルの166Mと1610Mも愛用していますが、新しくなったポイズングロリアスに入れ替えようと、まずは最も使用頻度の高い166Mを購入しました。
軽さ・感度・パワーなど全てにおいて先代モデルを上回る性能となっていて、上位機種であるポイズンアルティマの使用感に近いロッドに仕上がってます。
今回はそんなポイズングロリアス166Mを実釣使った使用感をご紹介します。
この記事の内容
先代の166Mより更に軽く高感度に進化
166Mを使って思ったことはとにかく軽いです!
それもそのはず、自重わずか90gしかなくMパワーでありながらベイトフィネスロッドに迫る軽さです。
明らかに旧166Mよりも軽く持ち重りが軽減されていて、更にシャープなロッドになっていました。
軽過ぎて不安な面もありますが、バッドはパワーがあるため大物をかけても想像以上のパワーを感じられます。
また、感度の良さを維持しつつ、ティップは曲がりやすくベリーにかけてしなやかです。
感度が良いロッドって硬い傾向があると思いますけど、新型の166Mは他モデルの166Mよりも柔らかく感じるかもしれません。
そのため、ロッドの弾力を利用したキャストがしやすく、3/8oz前後の軽いルアーに向きながらそこそこウエイトがあるルアーまで幅広く扱うことができます。
先代モデルでも十分すぎる完成度でしたが、バーサタイルロッドとして更に磨きがかかった1本ですね!
21ポイズングロリアス166Mのスペック
品番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 適合ルアー(g) | 適合ライン(lb) | グリップ長(mm) | テーパー | カーボン含有率(%) | グリップタイプ | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
166M | 1.98 | 1 | 198.0 | 90 | 1.8 | 7~21 | 8~16 | 225 | RF | 99.9 | D | 58,000円 |
UBDによる適材適所のブランクス配置で、ファストムービングルアーとライトなジグ&ワームの双方に対応するバーサタイルロッドです。状況に応じた細かいルアーアジャストも簡単。タックル数に制約のあるオカッパリや小型ボートでは実に頼りになる1本です。
出典:SHIMANO
- スパイラルXコア・ハイパワーX
- 高弾性・高強度素材「トレカ®M40X」
- コルクグリップ+カーボンモノコックグリップ(リバースフレアシェイプ)
- NEWアルティメットブランクスデザイン
- パーフェクションシートⅥ(CI4+)
- ハイブリッドガイド設定
- オリジナルグリップエンドバッジ
21ポイズングロリアス166Mのインプレ・レビュー
ここからは釣り場で使用した細かい意見を述べていきます。
デザインや外観
見た目は全体的に高級感があってかっこいいです。
2016年のポイズングロリアスから大きく変わった点は、モデルに合わせたグリップタイプが用意され、166Mはコルクグリップ+カーボンモノコックグリップ(リバースフレアシェイプ)が採用されています。
リールシートはややチープな印象はあるものの、リールを付けてしまえばほとんど気になりません。
他モデルではフルカーボンモノコック搭載モデルもありますけど、個人的に使い慣れていたコルクグリップを残してくれたことは非常に嬉しいです。
研ぎ澄まされた感度
新型の166Mはリバースフレアシェイプというトライアングル状のカーボンモノコックグリップが搭載されています。
先代よりもやや太く、トライアングル形状だからかグリップエンドに手を添えたときに違和感がありました…
しかし、慣れればあまり気にならなくなり、グリップエンドを持ったときにロッドの角度が分かりやすく負担を軽減してくれる気がします。
感度はシャープなブランクスとカーボンモノコックグリップのおかげで、水中の小さな変化やショートバイトも手に取るように分かります。
ストレスフリーな軽さと操作性
最初にも書きましたが、166Mはとにかく軽くて持ち重りを感じにくいです。
自重が軽いのはもちろんですけど、ティップ側も恐ろしく軽くて、ロッドバランスがとてもよくなっています。
旧166Mはティップ側にやや重さを感じていたので、新型は操作性が格段に上がっていると感じました。
ただ軽いから良いというものではないですが、軽快に扱えるロッドになっていることは間違いないので、とにかく軽いバーサタイルロッドが欲しいという方は166M一択でしょう。
キャスティング性能
ティップが適度に柔らかいので狙った位置にキャストがしやすいです。
シマノってパキパキのロッドが多いイメージがあるのですが、アルティメットブランクスデザインを採用したモデルは良くしなるようになったと思います。
また、6ft6inというレングスはおかっぱりとボート両方で使えて取り回しがとても良いです。
近距離から中距離までの間で軽いルアーをピンポイントに落としたり、精度の高いキャストをしたい人には特におすすめのロッドですね。
逆におかっぱりがメインで遠投を重視したい人は1610Mが良いと思います。
166Mはこんな人におすすめ
166Mは巻物はもちろん撃物やトップウォーターまで様々なルアーを投げられるバーサタイルロッドです。
相性の良いルアーとしては、シャッド・スピナベ・バイブレーションなどの巻物、更に3/8ozのラバージグ・ライトテキサスなどです。
また、ノーシンカーリグやヘビーネコリグなどワーミングの釣りにおいても使えます。
フィールドとしては、野池や河川や小〜中規模のダム、小場所を得意としながら用途次第では霞ヶ浦や琵琶湖のような広大なフィールドにも対応できます。
なるべくロッド1本でやりきりたい人に向けたモデルです。
まとめ
総評的にオールマイティーに使えて操作性を極めたモデルがこの166Mですね。
広大なフィールド以外では、6ft6inの長さで十分な飛距離を確保できますし、長いロッドでは補えない操作性の良さとキャスト精度を手に入れることができます。
トライアングル状のグリップエンドは慣れるまで少し時間がかかると思いますが、166Mはバス釣りの中核となるロッドですので長く愛用できること間違いないでしょう。
検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。
コメント一覧
ネスさん
とても参考になります(^-^)イメージ的に結構な張りがあるロッドかと思ってました。
エクスライド165ML+(ジャークベイト・クランク)、16グロリアス1610M(ライテキ・高比重ノーシンカー)みたいな使い分けしているんですが、1本にまとめたい場合には良さそうですね。ただロッドの値段が・・・(笑)
>yokoさん
コメントありがとうございます!
感度を重視しているため少し張りはあるものの、しなやかさも合わせ持っているロッドですね。
166Mは165ML+と1610Mのちょうど中間的な硬さですので、どちらにも対応できる便利な番手です!
値段は確かに高いですけどね…笑
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