長年使い込んだ16メタニウムMGL、いつの間にかゴリゴリシャリシャリとした巻き心地となり、完全なる“ゴリメタ”と化していました…
僕は時々リールを分解してメンテナンスしていますが、マイクロモジュールギアのリールは劣化が早く、すぐに巻き心地が悪くなるのが不満でした。
そこで「シマノ ルブリカント プレミアムグリス(旧デュラエースグリス)」がリールに使えると聞き、実際に試してみましたので使用感をご紹介します。
リールのギアにはシマノプレミアムグリスがおすすめ!
結論から言いますと、リールのギアにシマノプレミアムグリスを塗ったらゴリ感が解消され巻き心地も良くなります!
粘性が高いことで巻き感が重くならないか心配でしたが、ほとんど変わらずしっとりした巻き心地です。
また、分解したついでにクラッチ部分にも塗ったことで、クラッチの切れが良くなりました。
後はこのグリスがどれだけ持続するのか気になるところです。
リールの巻き心地を改善したい場合やグリス選びにお困りの方へ、かなりおすすめできるグリスです!
マイクロモジュールギアはグリス切れが早い
以前使用していたグリスはシマノ純正サービスグリスSHIP(DG06)というグリスです。
このDG06はとても柔らかいグリスで、グリスアップした後はリールが新品に戻ったかのような滑らかさでした。
しかし、16メタニウムMGLは超々ジュラルミンのマイクロモジュールギアのためグリス切れを起こしやすく、DG06を多めに塗っても数日でゴリ感が再発し、再度分解するとグリスが乾いて持続性がなかったです。
真牏ギアならもっと長持ちしますが、超々ジュラルミンギアはマメなグリスアップが必要で、毎回分解するのも面倒です。
そんなこんなで、もっと乾きにくく粘性の高いグリスは無いかと調べていると、自転車用のシマノプレミアムグリスがリールにも使えるとのことなので試してみました。
リールを分解してプレミアムグリスを塗布
16メタニウムMGLを分解して、各パーツを取り外しパーツクリーナーで洗浄します。
洗浄したパーツが完全に乾いたらベアリングにオイルを差し、ギアやクラッチの駆動部にプレミアムグリスを塗っていきます。
グリスの量はどれくらい塗ったらいいか決まりが分かりませんが、多すぎず少なすぎず適度に塗りました。
このプレミアムグリスを触ってみるとネバネバして糸を引くほど伸びるグリスです。
色も蛍光緑で見やすく、ゼリーみたいに個体的な硬さがありました。
※リールの分解は自己責任でお願いします。
まとめ
プレミアムグリスは100g/50g/125mlの3つの容量があり、価格的には100gがお得です。
自転車のメンテナンスには100gのチューブ入りが使いやすいでしょうけど、リールに使うなら50gのケース入りが良いかもしれません。
プレミアムグリスの性能は求めていたそのものでしたので、さすがギア屋のシマノだからできるグリスだと思いました。
今回はベイトリールにこのグリスを使いましたけど、スピニングリールやマイクロモジュールギアではないリールにも効果があります。
お使いのリールにゴリ感やシャリ感が出てきたら、是非プレミアムグリスお試しください。