待望の20カルカッタコンクエストDC100が20メタニウムと同時期に入荷され、早速釣り場で使ってきました!
今回試投したのはHGモデルになります。
釣り仲間が購入したリールのため、自分で所有しているリールではありませんが、先日使う機会がありましたので、使用感をインプレしたいと思います。
この記事の内容
20カルコンDC100HGを試投した感想
20カルコンDC100を実際に使ってみて、巻き心地はシマノリールの中で最上級クラスでした。
19カルコンDC200は使ったことがないので比較できませんけど、確実に19アンタレスよりも巻き心地は良いです。
丸型アルミボディにブラス製マイクロモジュールギアを搭載しているので当たり前かもしれませんが、滑らかでノイズが極めて少ない巻き心地です。
飛距離はI-DC5なので普通ですが、実用性とストレスフリーという観点では十分な性能です。
スプールは小口径&ナロー化されていることもあり、立ち上がりが早く3/8oz前後のルアーにマッチしていて、軽い巻物ルアーをテンポよく撃っていける軽快さを持ち合わせていました。
20カルコンDC100HGのインプレ・レビュー!
細かいスペックはシマノのホームページに載っていますので省略しますが、特徴だけでも紹介しておきます。
20カルカッタコンクエストDC100HGの特徴
- 技術面では特に新しい機能は無し
- DCブレーキ(I-DC5)搭載
- 小口径スプール(MGLⅡ)搭載
技術的には19カルコン200DCとほとんど変わらず、200DCをそのままコンパクトにしたリールです。
DCブレーキも同じですが、スプールは小口径化されていますので、200DCで不足していた軽量ルアーへの対応力を高めたモデル追加と言えます。
デザインは旧モデルより一新
当方2010年モデルの旧カルコンDC100を所有していましたが、10年も経てば旧モデルと比べ物にならないほどデザインも性能も進化していました。
カルコンDCはどんなロッドに付けても違和感が少なく、近未来的でかっこいいと思います!
異次元の巻き心地と剛性感
最初の感想にも書きましたけど、このリールの最大の良さは巻き心地と剛性の高さです。
やはり丸型アルミボディ&ブラスギアという組み合わせからくる使用感は、他のリールの巻き心地が悪く感じてしまうほどです…
自重240gもありますので持ったときの重さは感じますが、少し重いくらいが巻物をやる上で安定して巻けて、理にかなっていると思います。
パワーはまだ魚をかけていないので何とも言えませんけど、HGモデルも巻き上げにトルクがありますから、大物が来てもグイグイ寄せることができそうです。
パーミングはちょっと難あり
このリールで一番使いにくいと思った点はパーミングです。
ボディ自体はコンパクトですが、スプール左右のフレームの張り出しが高くパーミングしにくく感じました。
また、スプールが奥に位置しているため、パーミング→サミングの動作が頻繁にあると親指のポジションが窮屈に思いました。
旧モデルの10カルコンDC100の方がフレームの張り出しが低くパーミングもサミングもしやすかったです。
最近は丸型リールを使う機会が減り、ロープロに慣れていたからそう感じたのかもしれませんが、日々使っているとそこまで気にならなくなるかもしれません。
I-DC5の飛距離・キャストフィール
20カルコンDCのI-DC5は外部ダイヤル5モード、内部ダイヤルF/N/PEの3つのモードがあります。
試投ではフロロ12lbを巻いてメカニカルブレーキをゼロポジション、内部ダイヤルをFに設定し、外部ダイヤルを変えながら3/8ozのバイブレーションとチャターを投げてみました。
外部ダイヤルの設定は2〜3がちょうど良く、キャストフィールは非常に気持ちよく飛びます。
飛距離は19アンタレスの方が伸びますけど、20カルコンDC100に搭載されたMGLⅡスプールはレスポンス重視のスプールだと思いました。
飛距離を求めてこのリールを検討している人は、あまりおすすめできないかもしれません…
外部ダイヤル1にするとバックラッシュしそうになるので使いこなすには慣れが必要ですが、1〜4の使用感は20SLX DCのI-DC4と似ていますね。
更に20カルコンDCには、外部ダイヤル5番目のモードとして「W(ウインド)モード」があります。
これは強風下やビッグベイトに向いているモードで、3/8oz程度のルアーではノーサミングでキャストが可能でした。
Wモードはブレーキが強くかかるので飛距離はあまり出ませんけど、いざとなったときに頼れるモードだと思います。
20カルコンDC100HGはこんな人におすすめ
- 3/8oz前後のルアーを頻繁に使用する人
- 飛距離よりも巻き心地&剛性重視
- HGモデルを選ぶとジグやワーミングにも対応
DC100はスプールが軽くレスポンスが良いので、3/8oz前後の巻物ルアーを中心に、更に軽い1/4ozくらいまでなら余裕で使いこなすことができます。
1/2oz以上やビッグベイトならDC200が良いでしょうけど、1/4oz〜1/2ozの一般的なウエイトのルアーならDC100がおすすめです。
また、HGモデルも加わり巻物だけでなくジグやワーミングにも対応できるようになったのは魅力的ですね。
最近はハイギアで巻物を使う人も増えていますので、巻物に特化しつつ撃物までバーサタイルに使いたい人にはもってこいのリールだと思います。
総合評価・まとめ
デザイン | ★★★★★ |
---|---|
巻き心地・剛性感 | ★★★★★ |
パーミング | ★★★☆☆ |
価格・コスパ | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
価格は5万超えと気軽に買えるリールではありませんので、価格・コスパは星2としました。
少々マニアックなリールではありますけど使い心地や所有感は文句なしですので、用途が合えば素晴らしい性能を発揮してくれると思います。
また、カルコンDCはモデルチェンジのサイクルが長いため、当分は新型が出る可能性は無いですので、長く使い続けられるリールとなるしょう。
購入を検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。