シマノ新製品「24スコーピオンMD 300」コアソリッドボディを採用して登場！

シマノから「スコーピオンMD 300」のモデルチェンジが突如発表されました。

スコーピオンMD 300は2021年に発売してまだ記憶に新しい機種ですが、早くもリニューアルされることになります。

最大の特徴は22バンタムや20メタニウムに採用されているコアソリッドボディが24スコーピオンMD 300にも採用されたことです。

この記事では、新しくなった24スコーピオンMD300の特徴やスペックを詳しく解説していきます。

この記事の内容

コアソリッドボディ採用「24スコーピオンMD 300」間もなくデビュー！

シマノの公式ホームページに24スコーピオンMD 300の詳細が公開されました。

見た目は24スコーピオンMD 200に近いブラック基調のデザインで、メカニカルブレーキ・スプールのリム・ブレーキダイヤルの内部に赤のアクセントが施されています。

公式写真ではほぼ真っ黒ですが、恐らくガンメタに近い色合いでとてもかっこいい！

機能面はコアソリッドボディを採用しているのが一番の注目ポイントです。

スプールはMGLスプールⅢではありませんが、径43mm/幅22mmの大径スプールが搭載されます。

SVSブレーキは、21モデルは従来式SVSだったのが今回の24モデルではSVSインフィニティへ変更され、外部ダイヤルでブレーキ力を無段階に調整できるようになり、尚且つブレーキシューを8つ搭載しています。

コアソリッドボディとSVSインフィニティを採用したことで21モデルよりも基本性能がアップしていますので、淡水・海水問わずパワーゲームにおいて有利になるのは間違いないでしょう。

24スコーピオンMD 300

24スコーピオンMD 300のスペックは下記の通りになっています。

ラインナップはXGのみ、右ハンドルと左ハンドルが用意され、ノーマルハンドルとロングハンドルの2種類の長さがあります。

定価は税別で38,500円ですので実売価格は3万円前後になると思われます。

発売日は右ハンドルが2024年12月、左ハンドルは2025年1月となっています。

品番	ギア比	最大ドラグ力(kg)	自重(g)	スプール寸法(径mm/幅mm)	糸巻量(lb-m)	最大巻上長(cm)	ハンドル長さ(mm)	ベアリング数	本体価格(税別)
300XG 301XG	7.6	8	325g	43/22	16-210, 20-160, 25-135	103	45	7/1	38,500円
300XGLH 301XGLH	7.6	8	325g	43/22	16-210, 20-160, 25-135	103	51	7/1	38,500円

24スコーピオンMDに搭載された新機能は以下の3つです。

24スコーピオンMD300は300番では初となるコアソリッドボディが採用されました。

コアソリッドボディとは、メインフレームとパーミングカップ側のボディを一体成型することで、ロープロ型リールながら丸形リール並みの剛性を実現しているフレーム構造のことです。

この構造は18バンタムMGLに初搭載され、その後はメタニウムシリーズに展開、そしてスコーピオンにまで受け継がれます。

剛性がとても強い構造になっていますので、コンパクトになりながらもグラ付きが少なくカチッとした使用感を堪能できます。

スコーピオンMDのような大物をターゲットとしたリールには理にかなった構造と言えるでしょう。

ブレーキシステムは遠心のSVS∞（インフィニティ）MD TUNEを搭載しています。

外部ダイヤルで無段階にブレーキ力を調整できるシマノでは定番のブレーキシステムですが、ブレーキシューを通常の6個から8個に増やしてブレーキ力を高めています。

これにより、糸巻量が多いスプールでも、空気抵抗の大きいビッグベイトや風向きの変化に柔軟に対応することでき、安定したキャストが可能になっています。

シマノでは定番の機構であるX-SHIPとマイクロモジュールギアが24スコーピオンMD300にも搭載されています。

このギアシステムにより、滑らかな巻き心地と強力な巻き上げを可能にしています。