シマノ最高峰ベイトリール「アンタレス」がフルモデルチェンジされます。
今回はDCではなく遠心の方のアンタレスで、37mmのMGLスプールⅣに14lb-100mのラインキャパを備え、12アンタレスの復刻とも言えるモデルになっています。
遠心の大口径スプールを搭載したアンタレスを望んでいた方には、待ちに待ったリールではないでしょうか？
この記事では、新しくなった25アンタレスの特徴やスペックを詳しく解説していきます。
この記事の内容
37mmのMGLスプールⅣ搭載「25アンタレス」間もなくデビュー！
出典：シマノ｜アンタレス
シマノの公式ホームページに25アンタレスの詳細が公開されました。
デザインはガンメタ寄りの鏡面仕上げで初代アンタレスを彷彿させる外観です。
12アンタレスや19アンタレスの明るい鏡面というよりは、21アンタレスDCに近いカラーリングですね。
スプールは径37mm/幅21mmのMGLスプールⅣに14lb-100mのラインキャパを備えている点です。
新開発のMGLスプールⅣは、ラインが左右均一に巻かれることでスプールのブレを軽減し、キャスト後の伸びやフィーリングが更に向上しています。
また、マイクロモジュールやサイレントドライブも搭載されていますのでシルキーな巻き心地に貢献します。
ブレーキシステムは大きな進化はありませんが、SVS∞（インフィニティー）にブレーキブロックを6つ搭載されたものになっています。
25アンタレスの概要・発売日
出典：シマノ｜アンタレス
25アンタレスのスペックは下記の通りになっています。
ラインナップはMG（ミドルギア）・HG・XGの3種類、それぞれ右ハンドルと左ハンドルが用意されます。
定価は税別で68,500円ですので実売価格は5万円後半になると思われます。
発売日は右ハンドルが2025年3月、左ハンドルは2025年5月となっています。
スペック表
| 品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 自重(g) | スプール寸法(径mm/幅mm) | 糸巻量(lb-m) | 最大巻上長(cm) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数 | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100MG 101MG |
5.6 | 5.0 | 210 | 37/21 | 12-120, 14-100 16-85, 20-70 |
65 | 42 | 11/1 | 68,500円 |
| 100HG 101HG |
7.4 | 5.0 | 210 | 37/21 | 12-120, 14-100 16-85, 20-70 |
86 | 42 | 11/1 | 68,500円 |
| 100XG 101XG |
7.8 | 5.0 | 215 | 37/21 | 12-120, 14-100 16-85, 20-70 |
91 | 45 | 11/1 | 68,500円 |
- HAGANE
- マイクロモジュールギア
- Xシップ
- HAGANE ボディ
- サイレントドライブ
- マグナムライトスプール フォー
- サイレントチューン
- SVS∞（インフィニティ）
- S3Dスプール
- S A-RB
- スーパーフリースプール
関連動画
25アンタレスの新機能
25アンタレスに搭載された新機能は以下の3つです。
- MGLスプールⅣ
- レベルワインダーのスピードと新形状ラインガイド
- SVS∞（インフィニティ）
MGLスプールⅣ
25アンタレスで最も大きな進化点はMGLスプールⅣが搭載されたことです。
従来のMGLスプールⅢはラインが少ないうちは左右不均一に糸が巻かれることが多く、高速回転時にスプールのバランスが崩れ、飛距離の低下に繋がっていました。
MGLスプールⅣはスプール中央が少し盛り上がった形状になったことで、ラインが左右均一にバランスよく巻かれ、その結果スプールのブレが減り、飛距離が伸びるという仕組みです。
レベルワインダーのスピードと新形状ラインガイド
25アンタレスはギア比ごとにレベルワインダーの動きが最適化されています。
MGは遅く、XGは早くレベルワインダーが動くようになっており、ギア比が違ってもスプールの同じ位置にラインが巻かれます。
また、ラインガイドはテーパー形状を採用し、出口もかなり狭くなっています。
キャスト時はラインの放出を妨げず、糸巻き時はラインガイド内のラインの遊びを低減します。
SVS∞（インフィニティ）
遠心ブレーキシステムはSVS∞（インフィニティ）が搭載されています。
ブレーキシステムに大きな進化点はありませんが、ブレーキシューが6個搭載されており、外部ダイヤルと合わせて細かなブレーキ調整が可能。
SVS∞（インフィニティ）とMGLスプールⅣの組み合わせで、遠心ブレーキ特有の伸びを最大限に引き出します。
まとめ
今回のアンタレスは、前作19アンタレスのモデルチェンジというよりは、12アンタレスの後継機と言って良いでしょう。
DCが不要で遠心の大口径スプールを搭載したアンタレスを待ち望んでいたアングラーにぴったりのモデルになっています！
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