ビーエムオージャパンのフットコンチェアーを使ってみましたのでインプレします。
ボートでの釣りで必要不可欠なフィッシングチェア。
当方アルミボートとゴムボートを所有しており、両方で兼用できる椅子はないか探していたところ、ビーエムオージャパンのフットコンチェアーが良さそうでしたので購入してみました。
ネットで検索しても使用している人が非常に少ない代物ですが、ボート釣りで椅子を検討されている方に向けて、フットコンチェアーの使用感をご紹介したいと思います。
この記事の内容
フットコンチェアーで釣りの快適性アップ
安定性があって耐久性も抜群
アルミボートのデッキを自作してフロントデッキを下段にした関係で浮力体とデッキに段差があり、そこに高さを調整して置いています。
シートベースを浮力体に埋め込んでポールを挿せるようにしようと思っていたのですが、このアルミボートは安定性抜群でキャスティングシートが無くても特に不満は感じていませんでした。
しかし、釣り場では波や風が強い日も多く、長時間釣りしているとやっぱりシートがあった方が楽なんですよね。
安定性は足がゴムラバーで滑りにくくなっていることもあって、揺れて怖いと思うようなことは全くなく思っていたよりも安定します。
また、アルミボートを出さないときはゴムボートでも使えて、一台二役で活躍するのはとても重宝しています。
椅子の下にはバッテリーやタックルボックスを置くことができ、2人乗船時でもスペースを無駄なく活用できるのも良かったです。
ゴムボートでは座板がエアフロアですので不安定でしたが、高さを低めに設定することで安定性を保つことができます。
フットコンチェアー自体の耐久性は、体重100kg越えの釣り仲間が座ってもびくともせず、シートの座り心地も良かったです。
自由な高さに調節可能
このフットコンチェアーの最大の売りは、9段階の高さ調整が可能という点ですね。
調節幅は40cm〜58cmと広く、調節ピッチも2.5cm間隔でおこなえます。
市販の脚立だと高さ調整できないものが大半なので、自分の好きな高さに調整できるのは快適に釣りする上でかなりメリットが大きいと思いました。
難点は、穴から出ているボタンを押し込んで動かすのですが、このボタンが硬くで押しにくいんです…
更に押し込みすぎて引っ込んだまま戻らなくなったこともあったので、4足全部高さを変えると微妙に手間がかかりました。
一度調整したら頻繁に変えることは少ないと思いますが、コツをつかめば簡単に調整できるようになります。
軽量&コンパクトで持ち運び簡単
高さ調整以外に、軽量でコンパクトに折りたたむことができます。
ボートで釣行するときは荷物が多く、車へ積み込む際には工夫が必要になってきますよね。
足の高さはそのままだとしても折りたたむことで狭いスペースでも収納できたり、ルーフボックスにも余裕で入りました。
自重も軽いので長い距離持ち運んでも負担が少ないです。
ただシートの裏側に装着するスチール製のマウントが少し重いかな…?というぐらいで、三脚自体は非常に軽いです。
フットコンチェアーの種類
フットコンチェアーはシートがセットになっているものと、クッションがセットになっているものがあります。
今回はバス釣りで使用するので、フットコンチェアーのフルセットを選び、マウントはスチール製にしました。
ステンレス製マウントのセットもありますが価格が高く、海でも使用される方は錆びにくいステンレスの方が良いかもしれません。
フットコンチェアーフルセット
BMフィッシングチェアー
組立方法と組立時の注意点
組み立てはとても簡単でシートの裏側にマウントを付属のネジで4箇所止めるだけでした。
このときに注意する点は、マウントに“F”と書かれている部分が前になるように固定します。
マウントのポールに若干反りが入っているからか、“F”を前にしないと座ったときに傾いてしまいます。
恐らく“F”はフロントの意味だと思いますが、僕はこのマウントに向きに気付かずネジ止めしてしまい、座ったときに傾いていると思っていたらマウントにも向きがあることに気がつきました。
組み立てではここだけ注意しておけば良いかと思います。
メリット・デメリット
メリット
- 高さ調整・軽量・コンパクト・折りたためる
- 自由なポジションに置ける
- レンタルボートと所有ボートで兼用可能
フットコンチェアーのメリットは最初にも書きましたが、高さ調整できて軽量且つコンパクトに折りたためるのはこの椅子を選ぶ最大の利点ですね。
ボートに直接固定されたシートベースでは椅子の位置を好きなポジションに置くことができず、決まった場所でしか使用できないので、ちょっと前寄りに座りたいとか、後ろ寄りに座りたいということができません。
それを解決するのが脚立の椅子で、高さ以外に座る位置にまでこだわることができます。
更にシートポールが取り付けられないレンタルボートやゴムボートで重宝します。
デメリット
- シートベースよりも安定性が劣る
- 高さ調整のボタンが押しにくい
- 価格が高い
アルミボートでは一般的にシートベースを浮力体に埋め込んでポールにシートを取り付けます。
これは揺れる船の上でとても安定性があるんですが、フットコンチェアーは置くだけなのでシートベースの椅子に比べて安定性が劣ります。
他にフットコンチェアーに限ったことでは、高さを調整するボタンが押しにくく少し慣れが必要でした。
また、価格は脚立部分だけでも1万弱、セットなら15,000円前後の費用がかかりますので、釣り用の椅子としてはやや割高に感じます。
まとめ
今回はビーエムオージャパンのフットコンチェアーについてご紹介しました。
僕のようにアルミボートとゴムボートの両方という特殊な用途にも対応できる、とても便利なフィッシングチェアです。
価格は高めですが、レンタルボートなど椅子を持ち込む環境であれば重宝すると思います。
フィッシングチェアを探している方がいましたら参考にしてみてください。