シマノのバンタム165MHを使ってきましたのでインプレします。
2022年の新製品でバンタムロッドがスパイラルXコアを採用してフルモデルチェンジされました。
その中でも個人的に気になっていた165MHが先日入荷したので早速購入してきました。
165MHはダブルフットガイドを採用し、小型ビッグベイトから撃ち物まで幅広く対応できる特殊なモデルになっています。
そこでこの記事ではバンタム165MHを実釣使った使用感をご紹介します。
この記事の内容
ダブルフットガイドを搭載した小型ビッグベイト用ロッド!
165MHは小型ビッグベイトとジグ&ワームを高次元にこなせるロッドです。
バンタムの適合ルアー表ではジグ&ワームを推奨されており、スイム&ビッグベイトには印がありませんが、実際に使用した感じでは小型ビッグベイト向けという印象でした。
特に最近流行りのドッグウォーク系のルアー、例えばGi・ブラストボーン・タイニークラッシュなど、1〜2oz程度のルアーや羽物と相性が良いです。
ビッグベイトを扱うならシマノではSBのロッドを選ぶことが多いですが、165MHはSBではないので巻きにも撃ちにも対応できる許容範囲の広さが特徴です。
また、ガイドは全てダブルフットガイドを搭載しているため感度や軽快感は劣るものの、MHクラスながらH並みのパワーがあります。
シマノでは小型ビッグベイトと撃ち物の両方こなせるロッドがあまりなかったので、165MHはその辺りを狙ってきたロッドと言えるのではないしょうか。
22バンタム165MHのスペック
入力したアクションをダイレクトにルアーに伝える強めのティップと粘りの効いたバットの共存を、ローテーパーのブランクスにより実現して誕生したテクニカルなミディアムヘビーロッド。ジグ&ワームを用いたテンポの速いボトム攻略だけでなく、ペンシルベイトやフロッグなど小刻みなトゥイッチを繰り返すハードベイトゲームも精妙。「手の延長線上のような感覚」という言葉が似合うレングス設定により、フィールド・スタイルを問わずあらゆる角度のルアー操作を可能にしています。フッキング時はBantamらしいバットの粘りを活かし、太軸フックであっても的確にバスの上顎を貫通させる優れたフッキング性能を誇ります。
出典:SHIMANO
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | テーパー | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 適合ルアー(g) | 適合ライン(lb) | 適合ラインPE(号) | カーボン含有率(%) | ガラス他含有率(%) | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
165MH | 6’5″ | 1.96 | R | 1 | 196.1 | 125 | 2.41 | 10〜30 | 10〜20 | MAX 4 | 99.6 | 0.4 | 42,000円 |
- スパイラルXコア
- ハイパワーX
- CI4+
22バンタム165MHのインプレ・レビュー
ここからは釣り場で使用した細かい意見を述べていきます。
デザイン・外観
22バンタムロッドは旧モデルとほぼ同じデザインです。
唯一違う点はバット部分にシルバーのグラデーションが施されていて、見た目での目新しさはほとんど感じません。
他のロッドはカーボンモノコック化が進んでいる中、バンタムは今回のモデルチェンジでもコルクグリップを継承してくれています。
良くも悪くも実用的なデザインで、旧バンタムに使い慣れている自分としては嬉しい限りです。
感度・パワー・操作性
通常のMHクラスのロッドと比べて感度は劣りますがパワーはHクラス並です。
MHのロッドと言えば、軽くて感度が良くシャープなロッドが多いですよね。
しかしこの165MHはシャープ感はあまりなく、ダブルフットガイドな上に先径が太いからか持ち重りを感じるため、繊細なアタリは取りにくいです。
と言っても撃ち物に全く向いていない訳ではなく、1/2ozや5/8ozなど重めのジグなら問題ない範囲でした。
ハードルアーを操る観点では、ショートレングスなのでドッグウォークやトゥイッチなど細かいアクションを加えやすく操作性は抜群に良いです。
キャスティング性能
6ft5inというレングスは長すぎず短すぎず、おかっぱりでもボートで取り回しが良くキャストがしやすいです。
ロッド全体に適度な弾力があるので、ルアーの重みをしっかり乗せたキャストが可能です。
旧バンタムロッドと比べると、スパイラルXからスパイラルXコアに変わったことで、弾力や粘りを更に感じられるようになった印象でした。
22バンタムロッドの一番の進化点はスパイラルXコアを採用したことによるキャスティング性能の向上ではないかと思います。
22バンタム165MHはこんな人におすすめ
- 小型ビッグベイトを頻繁に使う
- 巻き物と撃ち物を両方投げたい
- ダブルフットガイドでパワーのあるロッドが欲しい
165MHは小型ビッグベイトなどハードプラグを基本としつつ、撃ち物もいけるという特殊な位置付けのロッドです。
様々なルアーに対応できる汎用性があり、バーサタイルに使いたい人にもおすすめですね。
また、MHとしては珍しくダブルフットガイド仕様のためパワーゲームにも適しています。
逆に一般的なシングルフットガイドのMHクラスのように、軽さと感度を求めている人にはあまりおすすめできません。
まとめ
今回はバンタム165MHをインプレしました。
新製品が発表されてから「22ポイズングロリアス165MH+-SB」と「22バンタム165MH」で迷って最終的にバンタムを選んだのですが、165MHで正解だったと思っています。
小型ビッグベイト以外にジグやワームも1本のロッドで色々したい場合は、SBではない165MHの方が使い勝手が良いので、そういった用途のときにこの番手が活かされるのではないでしょうか。
検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。