ジャッカルのバウンティフィッシュを使ってきましたのでインプレします。
2021年の新製品としてジャッカルから画期的なフローティングワームが登場しました。
現代のバス釣りでは高比重ワームが全盛期となっていますが、バウンティフィッシュは浮くことを前提に設計されており、水面でドッグウォークを可能とした新しいタイプのワームになっています。
この記事では、バウンティフィッシュの使用感を交えながら、おすすめのフックや使い方について解説していきます。
この記事の内容
バウンティフィッシュ158のインプレ
フロッグのようなドッグウォークアクション
バウンティフィッシュの最も魅力的な点は、移動距離を抑えたドッグウォークができるということです。
近年ハードルアーでブラストボーンやタイニークラッシュ等のドッグウォーク系の釣りが流行っていますが、ワームでドッグウォークできるって珍しいですよね!
最初はジャバロンのようなものかと思いましたけど全く違っていて、公式の動画でも解説されていたようにフロッグと良く似たワームです。
ジョイントのメッシュ構造は切れるんじゃないかと不安でしたが、少し伸びることがあっても全然切れません。恐らくワーム素材だったら簡単に切れたでしょう。
ボディとテールの連結に抵抗がないことでナチュラルに動きます。
カバーやウィードも攻められる
バウンティフィッシュは形状からしてスナッグレス性能が非常に高いです。
複雑なカバーやウィードが一面に生えたエリアに突っ込んでもほとんど根掛かることはありません。
操作性としては、トゥイッチするだけで簡単にドッグウォークしてくれます。
スキッピングもしやすく飛距離が出るので、カバーやオーバーハング下の隙間に積極的に入れていけますね。
あえて欠点を言うと、ハードな使い方をしたらノットガードが裂けたり、隠していた針先がたまに出てしまうことがあります。
やはりワーム素材なので耐久性はどうしても劣りますね…
バウンティフィッシュ158での釣果
野池でウィードの切れ目をドッグウォークさせていると下からモンドリアンバイトでした!
その他にも何回か水面炸裂しましたが、ウィードに潜られてバレたり、フッキングが決まらなかったことが多かったです。
今回の経験上、バウンティフィッシュはフッキングが決まりにくいですので、バイトがあったらしっかり送り込んで思いっきり合わせた方が良いでしょう。
シーズンを選ぶワームではありますが、自からルアーを動かして誘える楽しさはバウンティフィッシュの醍醐味だと思います。
バウンティフィッシュ158の概要
バウンティフィッシュはカバーのピンスポットから離れず誘うドッグウォーク特化型ソフトベイトです。
バウンティフィッシュ158の特徴
- ネットジョイントシステム
- マルチリブ構造
- 高浮力マテリアル
- ノットガード
ジョイントのメッシュ構造がドックウォークアクションを容易にし、深く設けたリブが水をしっかりつかんで移動距離を最大限に抑えた誘いを可能とします。
マテリアルには高浮力素材が使用されノーシンカーリグでフローティングになる設定となっています。
先端にノットガードを採用していることで結び目はワームの中に入れられる構造となっており、すり抜けが良く複雑なカバーでの引っ掛かりを抑えることができます。
スペック表
サイズ | 158mm |
---|---|
タイプ | フローティング |
フックサイズ | オフセット #5/0~#6/0 |
入数 | 4 |
重さ | 約15.7g |
定価 | 1,375円(税込) |
発売日 | 2021年3月12日 |
カラーラインナップ
関連動画
おすすめのフック
バウンティフィッシュの推奨フックサイズはオフセットの#5/0~#6/0です。
色々な製品を試した中で相性が良かったフックは以下の3つです。
サイズは#5/0では小さく感じましたので#6/0を基準とし#7/0でも使えます。
インフィニとTNSオフセットの使い分けとしては、フッキング重視ならインフィニ、スナッグレス重視ならTNSオフセットです。
インフィニは針先がやや外向きのためフッキングは良いですが、針先が釣りの最中に出る場合がありスナッグレス性能が少し劣ります。
TNSオフセットは針先が寝ていることでワームに隠しやすく、スナッグレス性能が良くなる代わりにフッキングが悪くなる傾向にあります。
後は状況や好みで選んで良いでしょう。
セッティング方法
ここからはバウンティフィッシュとインフィニ#6/0を用いて、ノーシンカーリグのセッティング方法を簡単に解説します。
まずは先端からフックを差し、顎下にある突起から針先が出るように通します。
フックアイをノットガードの中に隠して、中心に差す位置を確認してから再度通します。
次に針先をバウンティフィッシュの背中の切れ目に埋めるように隠します。
これで完成です!
通常のノーシンカーリグと同様に、ワームとフックを用意するだけで簡単作ることができます。
使い方とシチュエーション
使い方はドッグウォークが基本となります。
フロッグやペンシルベイトと同じようにトゥイッチを加え、首振りさせるように動かします。
ドッグウォークが苦手な方でもバウンティフィッシュなら軽い力で動かすことができ、ピンポイントで誘うことができます。
また、バウンティフィッシュが有効なシチュエーションとしては、ウィード・カバー・アシが立ち並ぶポイントなど、一般的なルアーでは引っかかってしまう場所に効果的です。
今まで攻め切れなかった障害物が多いエリアで積極的に使ってみてください。
タックルセッティング
タックルはMH〜HクラスのベイトロッドにPEラインが推奨されています。
PEラインが用意できなければ、フロロやナイロンの16lbでも良いですが、ドッグウォークさせにくくなりラインが伸びやすい分フッキングが劣かもしれません。
ロッドはフロッグ用またはジグ用のロッドを選び、リールはHGやXGギアのパワーのあるものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回はバウンティフィッシュについて解説しました。
ドッグウォークできるフローティングワームは珍しく、メッシュ構造はかなり画期的だと思います。
トップが活躍するシーズンならカバーの有無問わずどんなフィールドでも使えますし、フロッグが有効なフィールドに通っている人には特におすすめできるルアーですね。
これからバウンティフィッシュを使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。