グリッチオイルの「EVO-2000」を使ってみましたのでインプレします。
リールメンテナンスに使うグリスは純正からサードパーティー製品まで様々な種類があり、どれを選んだら良いか迷いますよね。
僕は今までマイクロモジュールギアにはシマノのプレミアムグリスが一番と思っていたのですが、ギアに塗るオイルを発見し、実際に使ってその効果を確かめてみました。
この記事では、EVO-2000のインプレに加えて用途や使い方を解説していきます。
この記事の内容
グリッチオイル「EVO-2000」インプレ
ギアに塗ると巻心地が劇的アップ
EVO-2000を20メタニウムHGのギアに塗った感想としては、非常に滑らかなで極めてノイズの少ない巻き心地です。
グリスでもオーバーホール仕立ては似たように滑らかになりますが、馴染むまでは巻きの重さを感じることがあります。
しかし、EVO-2000はとにかく巻きが軽く、巻き重りなど全く感じなくなりました。
オイルなのでサラサラした巻き味かな?と思ってたら想像と違って、ウエットでヌメヌメしてた巻き味となり、ずっと巻いていたいと思わせてくれるレベルです!
最初はギアにオイルを塗るのは違和感ありましたが、実際にやってみて巻き心地の変化に衝撃的でした。
耐久性や持続性も問題なし
EVO-2000をギアに塗って約2ヶ月使いましたが、滑らかな巻き心地は今も続いています。
グリスだと2ヶ月も経てばゴリ感やノイズを感じやすくなる頃ですけど、EVO-2000はかなり持続性が高いことが分かりました。
もちろん、その間に何本もバスを釣ったり、雨の中でも釣行していたので耐久性もそこそこ高そうです。
何より良かったのはクラッチの切れ味が良く、スコッと気持ちよく押し込めます!
グリスは時間が経つと劣化してクラッチの切れまで悪くなるのですが、その不快感が無くなったのは意外でした。
EVO-2000の用途は限定的
オイルを塗ってもグリスを塗っても、リールはいつかオーバーホールする時が来ます。
普通のギアならグリスで何ら問題ありませんが、EVO-2000はマイクロモジュールギアと相性が良く、用途は限定的かもしれません。
また、ベアリングには試していませんが粘度が高過ぎて不向きだと思います。
今まで使っていたシマノプレミアムグリスも良かったですけど、他のリールもEVO-2000でオーバーホールして様子をみてみたいと思います。
EVO-2000の概要
超高粘度パワーオイルEVO-2000誕生。これまでより遥かに粘度の高いオイル。単純に硬いだけではなく超高粘度でありながら狭い隙間によく浸透し、高精度で複雑な摩擦面にもよく付着し摩耗を防止。瞬発的な動きにも対応し潤滑性能と摩耗性を兼備したパワーオイルです。
スペック表
品名 | EVO-2000 |
---|---|
粘度 | 2000 |
種別 | ミニチュアベアリング用メンテナンスオイル |
容量・カラー | 15ml・ダークパープル |
容器 | PETスポイト付容器入・ミニ平筆付き |
価格 | 3,520円(税込) |
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EVO-2000のおすすめ用途
- メインギア
- ウォームシャフト
EVO-2000はリールのメインギアとウォームシャフトに最適です。
一般的にグリスは個体なのでギアと染みにくく、特にマイクロモジュールギアは目が細かいためにグリス切れを起こしやすいです。
オイルはグリスと違い液体なのでギアの隅々まで絡み付き、持続性があって巻き心地も良くなるということです。
また、グリッチオイルにはEVO-500という種類もあり、EVO-2000はギア用・EVO-500はウォームシャフト用と使い分けるのもおすすめです。
EVO-500もメインギアに使えますが、持続性や耐久性はEVO-2000に軍配が上がります。
EVO-2000の使い方
EVO-2000をメインギアに使うには、リールを分解して自分でオーバーホールしなければなりません。
ギアを取り外してパーツクリーナーで洗浄し、各ギアに適量のオイルを塗布しながら組み立てていきます。
リール内部にはギアだけでなくベアリングも存在しますので、ギアにEVO-2000を塗るついでにベアリングにもグリッチオイルのパッシブやタンブルウィードを使うと更に効果的でしょう。
まとめ
オイルはオイルの良さ、グリスはグリスの良さがあると思いますが、ギアにEVO-2000を塗った効果は想像以上でした!
巻き心地が良くなったことで釣りに集中できるようになり、小さなアタリでも見逃がしにくく、釣果にも少なからず影響を与えてくれるはずです。
リールのグリス選びに悩んでいる方がいましたら、EVO-2000も検討してみてください。