秋冬のバス釣りと言えばメタルバイブレーションが定番ですよね。
近年はバイブレーションよりも使用頻度が高く、なかなか口を使わない低水温期のバスをリアクションで食わせられる切り札的ルアーです。
各メーカーから様々な種類のメタルバイブが発売されていますが、どれを使ったらいいの?と迷ってしまうことも方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は以下のような疑問にお応えします。
- メタルバイブのおすすめを知りたい!
- どうやってアクションさせたら良いの?
- 重さやカラーの選び方は?
筆者が数多くのメタルバイブを使用した経験から、実際に良かったものを厳選してご紹介したいと思います。
この記事ではおすすめのメタルバイブに加えて、使い方なども解説していますので、興味がある方は参考にしてみてください。
この記事の内容
メタルバイブおすすめ6選!
まずはおすすめのメタルバイブをランキング形式で紹介していきます!
1位:ダイワ BHメタルバイブ
重さ | 3.5g・5g・7g・10g・14g |
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カラー | 10色 |
定価 | 605円(税込) |
BHメタルバイブを1位に選んだ理由は、今までに一番釣れたのとコスパが良いからですね!
600円台という手頃な価格で買えるので非常にリーズナブルです。
ボートではルアー回収機を使うと高確率で回収できるのですが、おかっぱりで根がかるとそうはいかず、メタルの釣りは他のルアーに比べて金銭的な負担も大きいです。
アクションに関しても、立ち上がりが早くレスポンスが良いのでリフト&フォールしやすいという特徴があり、ただ巻きでも使うことができます。
あえて欠点を告げるとしたらラインにフックが絡みやすいのと、付属のスナップは頼りないですが、それ以外はお値段以上の優秀なメタルバイブです。
ラインナップは軽めウェイトが多いため、特に水深の浅い野池や河川などにおすすめですね。
2位:デプス サーキットバイブ
重さ | 1/2oz・3/8oz・1/4oz・1/8oz |
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カラー | 14色 |
定価 | 1,045円(税込) |
サーキットバイブはアクションと飛距離のバランスが取れたメタルバイブです。
サーキットボード(基板)が採用されている関係で、メタルバイブながらもバイブレーションプラグに少し寄った使用感です。
立ち上がりやレスポンスは他のメタルバイブに少し及ばない印象ですが、十分な立ち上がりの速さとレスポンスを兼ね備えています。
また、ウェイトの乗りが良いので飛距離を出しやすく、リトリーブ時はブルブル感がしっかり伝わってきてボトムを感知しやすくなっています。
欠点はアイにハトメが装着されているのでフック交換やスナップを取り付けにくいです。
個人的にサーキットバイブはリフト&フォールよりもただ巻きで使いやすく、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるオールラウンドなメタルバイブと思っています。
3位:フラッシュユニオン フルメタルソニック
重さ | 3.5g・5g・7g・10g・14g・18g |
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カラー | 14色 |
定価 | 780円〜1,080円(税込) |
フルメタルソニックは超高レスポンスのメタルバイブです。
様々なメタルバイブがある中で立ち上がりが最も早く巻き始めすぐにアピールを開始することができます。
スローに巻いても遠投してても明確なブルブル感を手元で感じ取ることができ、操作性にも優れています。
また、フォール中はストレートフォールしますのでリフト&フォールがしやすく、足元のテトラ際や杭など近距離でピンポイントを探りたい場合におすすめです。
ただ巻きではバタバタ動きすぎて少し使いにくいため、リフト&フォールに特化したメタルと言えるでしょう。
最近は売っているお店が少なく入手困難になりつつありますが、発売されて年月が経った今でも人気のメタルバイブです。
4位:レイドジャパン レベルバイブブースト
重さ | 5g・7g・9g・11g |
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カラー | 20色 |
定価 | 1,210円〜1,375(税込) |
レベルバイブブーストはABS樹脂という非金属ボディを採用し、メタルバイブとバイブレーションプラグの両方の良さを合わせ持っているルアーです。
ゆっくり巻いてもハイピッチで泳ぎ、ナチュラル且つ柔らかい波動でスレたバスでも食わせられる力を持っています。
また、メタルのようにバタバタ動かないため、悪く言えばアピール力に欠けますけど、泳ぎに不自然さがなくベイトフィッシュにより近い動きなのが特徴です。
特にPEスピニングと相性がよく、ウェイトも豊富でただ巻きとリフト&フォールどちらも高次元に対応しています。
5位:OSP オーバーライド
重さ | 1/8oz.(3.5g)、3/16oz.(5.4g) 1/4oz.(7g)、3/8oz.(11g)、1/2oz.(14g) |
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カラー | 25色 |
定価 | 913円〜1,045円(税込) |
OSPのオーバーライドは、他のメタルバイブに比べてフォールスピードが遅く、カーブフォールするメタルバイブです。
フォールが遅いと効率が悪く思われがちですが、これは食わせる間を作ることができ、リフトでの強いバイブレーションと合わさってメリハリの効いたリフト&フォールアクションが可能です。
また、カラーラインナップが豊富でどのような状況でもベストなカラーを導き出すことができます。
フォールの遅さを利用してボトムだけでなく中層から表層も探れるため、春のスポーニングシーズンや夏のバスがシャローに多いシーズンでもバイト拾いやすくなっています。
メタルバイブとは?
メタルバイブとは薄く切り抜いた鉄板に重りやフックを取り付けたバイブレーションプラグです。
通常のバイブレーションは樹脂製で内部が空洞になっているものが一般的で、ラトルサウンドと波動で誘う構造になっていますが、メタルバイブは空洞がないためカラーによるフラッシングと波動のみでアピールします。
また、メタルバイブで釣れる理由はリアクションが大きく関係しています。
水温が低くなるとバスはそのエリアの一番深い場所に集まるようになり、メタルバイブなら抜群の飛距離とフォールの速さでその場所を狙い撃ちできます。
低水温期のバスは活性が低く反応が鈍くなりがちですが、早い動きで目の前を横切るものには反射的に口を使ってしまう習性があり、これをうまく利用した釣りがメタルバイブです。
メタルバイブで釣れる場所
冬になると気温の影響で水深の浅い場所から水温が下がり、バスはシャローとディープを行き来しながら次第に深場へ集まるようになります。
ディープは気温の影響を受けにくいのと水温が変化しづらく水の動きも少ないので、水温が安定している場所を好むバスにとっては居心地のいい場所となり、野池では最深部や日当たりが良い水深がある場所、河川では掘れている場所やテトラや石が沈む深場などにバスが集まっています。
その場所にメタルバイブを落とし込んで、巻きやリフト&フォールでバスの目の前にルアーを通してリアクションで反射的にバスに口を使わせることがメタルバイブが得意とする釣り方です。
メタルバイブの使い方・釣り方
メタルバイブの使い方は「ただ巻き」と「リフト&フォール」の2通りの方法があります。
ただ巻き
ただ巻きではバイブレーションプラグと同じように、キャストしたら着底するのを待ってボトムに着いたら巻き始めます。
ボトムの地形変化を意識しながら巻いていき、どこが一番深いのか、沈んでいるものが泥なのか石なのか感触を確かめつつ、届く範囲を扇状に投げていきます。
遠くに飛んだときほどラインスラッグが発生して水深も深い場所が多いですので、着底直後はリトリーブスピードを遅めに巻き、ルアーが近くに来るに連れてリトリーブスピードを上げて、ロッドにも角度をつけると安定したリトリーブが可能です。
最初から早く巻くとボトムからメタルバイブが離れてしまい、バスのいるレンジから遠ざかってしまう場合があるので、最初はリトリーブを遅めにするか、ウェイトを重いものへ変更すると探りやすくなります。
リフト&フォール
リフト&フォールは、ルアーがボトムに着底したらロッドを立ててリフトさせ、ロッドを下げてフォールさせたらラインを巻き取るの動作を繰り返します。
ワンキャストの中で何度もフォールを行うことで、リアクションバイトを誘うことができる画期的な手法です。
リフトする幅はボトムからメタルバイブを50cm〜1mくらい浮かせるイメージです。
この幅は人によって様々ですが、その日のバスの活性や釣り場によって変わってきますので、大体で覚えておくと良いでしょう。
リフト&フォールではフォール中にバイトしてくることが多く、リフトは素早く行ってフォールに時間を使い、小刻みにすることでバイト率が高くなります。
また、メタルの釣りだけでなく他のルアーでも言えることですが、キャスト数が増えると魚に遭遇する確率も上がりますので、根気強くリフト&フォールを繰り返します。
メタルバイブの重さの使い分け
メタルバイブのウェイトは1/4oz,3/8oz,1/2ozが代表的な重さで、最近では1/8oz(3.5g)、3/16oz(5.4g)といった軽めのメタルバイブも増えてきています。
当たり前かもしれませんが、水深が深くなるに連れて重いものを選び、浅くなるほど軽いものを選びます。
ただ、浅くても飛距離が必要なら重いウェイトを選び、ズル引きで使うこともよくあります。
釣り場によって最適なウェイトというのは変わってくるため、オールラウンドに使いたいなら3/8ozが一番無難です。
メタルバイブのカラーの選び方
メタルバイブのカラーは、主にシルバー系・ゴールド系・チャート系・赤系・黒系の5つに分類されます。
水質に合わせた使い分けとしては…
- クリアウォーター:シルバー系
- ステインウォーター:チャート系、赤系
- マッディウォーター:ゴールド系、黒系
天候や季節によっても変わってきますので一概に言えませんが、水質を目安としたら上記のような感じで選びます。
また、赤系は春の代表的なカラーで春メタルでもよく使われる万能カラーです。
最近ではマッド塗装されたメタルバイブもラインナップされており、晴天時のプレッシャーが高いフィールドやフラッシングを嫌うバスに効果的です。
結論としては、クリアならシルバー、濁ったら金黒、赤は春をメインにどっちでもいける、と覚えておくと良いでしょう。
タックルセッティング
メタルバイブは空気抵抗の少ないボディで遠投性能に優れているルアーです。
タックルはスピニングとベイトいずれも対応しますが、メタルバイブは幅広いウェイトがラインナップしているため、重さによってタックルを使い分けます。
スピニングタックル
スピニングは3.5g〜5g程度の軽いメタルバイブで使用します。
ロッドパワーはL〜MLの6〜7ftを選び、リールは2500番のハイギアがおすすめです。
ラインはPE0.6〜0.8号を道糸として巻き、リーダーはFGノットでフロロ8~10lbがベストです。
おかっぱりでは遠投が必要なときほど長めのロッドが有利で、リールはハイギアの方がラインスラッグを早く回収できリトリーブスピードを安定させやすくなります。
ベイトフィネスタックル
ベイトフィネスは3.5g〜7g程度のメタルバイブで使用します。
3.5g〜7gはスピニングを使わないと難しいウェイトでしたが、ベイトフィネスリールの性能向上により、軽いメタルバイブをベイトで投げられるようになりました。
スピニングとの違いは、沖に遠投する場合にスピニングが有利で、足元やストラクチャー周りなど近距離を攻めたい場合にベイトフィネスがおすすめです。
ロッドはL〜MLのベイトフィネスロッドを選び、リールは一般的なベイトフィネスリールにフロロ8〜10lbで問題ありません。
更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ベイトタックル
ベイトタックルは10g(3/8oz)以上のメタルバイブで使用します。
ロッドパワーはMの6〜7ftを選び、リールはハイギアまたはノーマルギアがおすすめです。
ただ巻きだけならノーマルギアのリールで構いませんが、リフト&フォールがメインならハイギアの方がラインスラッグを早く回収できるので釣りの効率が上がります。
ラインはフロロ12〜14lb辺りで問題なく、一般的なバーサタイルロッドや巻物用のタックルで扱うことができます。
まとめ
今回はメタルバイブについて解説しました。
低水温期の気難しいバスを釣るためには、今や欠かせないルアーの一つです。
種類が豊富でどれも似たりよったりですが、メーカーによって動きや使いやすさも全く違ってきますので、とりあえず気になったものから試してみると良いのではないでしょうか。
リアクションの釣りは慣れるまで難しいかもしれませんけど、ハマれば冬の寒さも忘れさせてくれるほど奥が深いジャンルです。
この記事を参考にお気に入りのメタルバイブを見つけてみてください。
コメント一覧
>ゆうゆうさん
ご無沙汰しております!
この時期になるとほんと釣れなくなりますね…僕もかなり苦戦しています(^^;
秦プロのメタルバイブの解説で似たようなことを言われていたので、ほぼ同じ使い方をしていると思います。
プロによっても使い方は人それぞれで奥が深いですね!
野池よっても使い方は違ってくるので、色々試しながら釣れた時の使い方が一つの正解なのかもしれませんね!
時々更新するのでまた見てやってください(^^)
>バルコマンさん
この時期はほぼメタルバイブとダウンショットの2択ですね!
魚探で魚が溜まってるエリアを見つけれたら、釣り方が絞れて効率がいいですね!
ダウンショットで釣れなくてメタルバイブなら釣れたときも結構多いです!
魚探はアルミに付けてるのでまたフローターでも使ってみようかな(^^)
真冬になると釣れるときはタイミングが合ったときか事故みたいな感じです(^^;
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