レイドジャパンのマイクロダッジを使ってきましたのでインプレします。
兼ねてより注目されていたエラストマー素材のマイクロダッジがついに発売されました!
本来は2020年発売予定でしたが生産の関係から2021年に延期となり、その間にも細かな改良が施され、羽根モノながら虫系として使うことができる画期的なルアーになっています。
この記事では、マイクロダッジのインプレを交えながら、おすすめのフックや使い方について解説していきます。
この記事の内容
マイクロダッジのインプレ
名の通り小さいダッジ
マイクロダッジを使った印象としては、羽根モノというよりも完全に虫系ワームですね。
アクションはかなりハイピッチに泳ぎ、5.5cmという小型のボディながらもそこそこボリュームがあるので飛距離も良く飛びます。
デッドスロー巻きではクロールが止まって扱いが少し難しい場合もありますが、巻くだけでなく放置やシェイクにも対応しているのがマイクロダッジの最大のメリットだと思いました。
また、全身エラストマー素材によって生み出される波紋は本当の虫と思えるほどリアルです。
更にテールに付けられたフェザーがアピールに大きく貢献していて、釣果に結び付く大切なパーツとなっています。
カバーやオーバーハングも攻められる
オフセットフックを使うためカバーやオーバーハングの奥など、根掛かりしやすい場所も積極的に攻めることができます。
羽根が付いた虫系ルアーって他にもたくさんありますが、マイクロダッジはボディも羽根もエラストマーを使用していることでハードルアーでは難しかったスキッピングがしやすく針持ちも良いです。
岩や木にぶつけても全く壊れないし、何匹釣っても何度も再利用して使えるのは良いですね。
欠点は羽根の向きが変わる
唯一の欠点はスキッピングを多用したり、フッキングが決まらなかった場合に、水の抵抗で羽根の向きが変わって泳がなくなってしまうときがありました。
羽根が外れることはありませんが、一度向きが変わってしまうと回収して直さなくてはいけなくなるのが少し面倒です。
普通にキャストする分には起こらないので、スキッピング連打する場合は少し気を使ってキャストした方が良さそうでした。
細かな欠点はあるものの、魚のサイズ問わず良く釣れるルアーですので、羽根モノとしても虫系としても使いたい方におすすめできるルアーではないでしょうか。
マイクロダッジの概要
マイクロダッジは従来のダッジ・デカダッジとは異なりボディ素材にエラストマーを採用、羽根にも硬質のエラストマーが使用されています。
ただ巻きでのクロールアクションはもちろん、虫系のように放置やシェイクで誘うことも可能。
また、オフセットフックを使用するためカバー回避能力が高く、これまでの羽根モノでは攻めきらなかった場所まで攻略できます。
更に羽根を外せばドッグウォークアクションが可能となり水面を逃げ惑う小魚を演出することもできる、虫系とベイトフィッシュ系の2つの能力を併せ持った水面特化型ルアーです。
スペック表
サイズ | 55mm |
---|---|
重さ | 約6g |
入数 | 3個 |
フックサイズ | オフセットフック #2/0 |
定価 | 1,485円(税込) |
発売日 | 2021年7月30日 |
カラーラインナップ
- MDG001_SHIKKOKU
- MDG002_JU-KETSU
- MDG003_ICE BACK
- MDG004_BAIT JAPAN
- MDG005_RAINY FROG
- MDG006_CHI GILL
- MDG007_MUSHI
- MDG008_ORANGE PUNCH
- MDG009_WHITE CHART
- MDG010_PINK TRICK
※全10色(2021年7月時点)
関連動画
おすすめフック(オフセット)
マイクロダッジのフックはパッケージにも書かれていますが、以下2つの製品が推奨されています。
インフィ二#2/0はフッキング重視、障害物回避の観点ではゲイプ幅が狭いダブルエッジ#2/0の方がすり抜けが良いです。
基本的にはインフィ二#2/0が最も相性の良いフックになります。
もしインフィ二#2/0が手に入らない場合は、他メーカーのフックでもゲイプの幅が広めの#2/0番を選んでおくと大体合うでしょう。
使い方・アクション方法
マイクロダッジの使い方は、ただ巻き・放置・シェイク・ドッグウォークなど様々なアクションに対応しています。
ただ巻き・放置・シェイク
マイクロダッジを数日間使った経験から言うと、放置したときに釣れるバスもいれば、ただ巻き(クロールアクション)で誘った方が釣れるバスもいます。
池かダムかフィールドのタイプによっても変わってきますので一番釣れるアクションは断言できませんが、強いて言うなら餌待ちしているバスには落ちパクかただ巻きだけで釣れるパターンがほとんどです。
カバーやオーバーハングの近くでは、キャスト後に数秒放置して反応がなければそのまま巻いてみてください。
オープンエリアでは放置せずにただ巻きだけで十分釣れますし、回遊のバスがいればシェイクでアピールするのも有りです。
ただ巻きと放置を試しながらフィールドに合ったパターンを見つけると良いと思います。
ドッグウォーク
マイクロダッジのもう一つの使い方として、羽根を取り外すとペンシルのようにドッグウォークさせることができます。
水面を高速で逃げ惑う小魚を演出したり、ウィードエリアや浮きゴミ周辺などフロッグのようにネチネチ探りたいときなどにも効果的です。
羽根有りと無しでは全く別物のルアーに変身しますので、状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
タックルセッティング
タックルはスピニングを使用しPEライン+ナイロンラインショックリーダーを推奨されています。
- ロッド:L〜MLクラス
- リール:2500番
- ライン:道糸PE1号、リーダーナイロン8lb
マイクロダッジは6gの重さがあり、カバーにも対応すべくスピニングの中でもパワーのあるセッティングが求められます。
PE直結は根ズレに弱くカバーに絡むとラインブレイクの可能性が高いため、必ずリーダーを付けるようにしましょう。
まとめ
マイクロダッジは羽根モノとしても虫系としても使える便利なルアーに仕上がっていました。
使い方が少し難しい部分はあるものの、ダッジの名を受け継ぐだけあって小さくなってもクロールアクションは健在です。
虫パターンが有効なシーズンや虫系が効くフィールドに通われている方にかなりおすすめできるルアーではないでしょうか。
新作は人気過ぎてなかなか買えないかもしれませんが、今後釣果が伸びてくると夏の風物詩といえばマイクロダッジという日がくるかもしれません。
これからマイクロダッジを使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。