バンタム 163H-SB/2

バンタム「163H-SB/2」インプレ!ビッグベイト用ショートロッド!

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2020年の新製品としてバンタムロッドに追加された、163H-SB/2を購入しましたので実釣で使ってきました。

6ft3inchというショートレングスのワン&ハーフ2ピースという少しマニアックなモデルですが、実際に使ってみて取り回しが良く、扱えるルアーも広くて一般的なビッグベイトが投げやすかったです。

実釣では163H-SB/2を使ってバスを釣ることができましたので、インプレや使用感をご紹介します。

バンタム163H-SB/2を購入した経緯と感想

バンタム 163H-SB/2

当方フローターやボート釣行ではショートロッドをメインに使用しています。

ビッグベイト用のロッドはロングレングスのものが多く、湖上では取り回し悪くいつも悩まされるのですが、その悩みを解消するかのように追加となったのがバンタム163H-SB/2です。

6ft3inchというショートレングスとヘビーパワーということで、フローターでビッグベイトを使う自分の用途にはまさにドンピシャのロッドでした!

実際に使用して感じた特徴としては以下の通りです。

  • 取り回しの良いショートレングス
  • 正確なキャストがしやすい
  • 表記以上のパワーがある
  • ワン&ハーフ構造でコンパクト

6ft3inchの長さは湖上でも陸上でも取り回しが良く、近距離でのアプローチはキャスト精度が高く狙った場所にルアーを投げやすかったです。

以前は17ポイズングロリアス169XH-SBを使っていましたけど、近距離キャストでは間違いなくバンタム163H-SB/2の方が使いやすいですね。

バンタム 163H-SB/2

表記ではヘビーパワーですがそれ以上のパワーがあり、一般的なビッグベイトなら何でも投げられます。

特に1.5oz〜3ozのビッグベイトや羽根モノに最も合うと思いました。

結論は取り回しの良さとショートディスタンスで狙った場所にキャストできるアキュラシーの高さ、更にバットパワーを兼ね備えたロッドです。

バンタム163H-SB/2のスペック

バンタム 163H-SB/2

品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径(mm) 適合ルアー(g) 適合ライン(lb) グリップ長(mm) テーパー カーボン含有率(%) 本体価格
163H-SB/2 1.91 2 114.1 140 2.2 14~100 12~25 250 RF 92.8 45,000円
  • オールダブルフットガイド(ステンフレームSiCガイド)
  • スパイラルX・ハイパワーX
  • ファイティンググリップ Type R
  • CI4+

バンタム163H-SB/2はロボ奥田こと奥田学さんが手掛けたビッグベイト用のショートロッドです。

バット部分から2ピースに分離することができ、ガイドは全てダブルフットガイドとなっています。

ブランクスは他のバンタムロッドと同様にスパイラルXとハイパワーX、グリップにはファイティンググリップType RやCI4+が使われていました。

バンタム163H-SB/2のインプレ・レビュー!

ここからは釣り場で使用した意見を述べていきます。

デザインや外観

バンタム 163H-SB/2

見た目はバットに継ぎ目があるくらいで、1ピースのバンタムロッドとほとんど変わらず、高級感はありませんが実用的なデザインです。

ロッドは全体的に太くしっかりした作りで、ガイドは全てダブルフットガイドのため安心感があります。

リールシートはラバーのような質感でしっとりした握り心地でした。

ワン&ハーフ構造とパワー感

バンタム 163H-SB/2

個人的に6ft3inchの長さならワン&ハーフ構造にする必要はないんじゃないか?と思っていましたが、ジョイント部を作ることでバットパワーを高めた構造となっており、バットからベリーにかけて凄く強度があります。

これなら2ピースだからという不安感は全くなく、デカバスがきても余裕で抜き上げれそうです。

ロッドは短くなると硬くなる傾向にありますがバンタム163H-SB/2にも感じたことで、個人的にはもう少し柔らかくても良かったかなと思いました。

テーパーはレギュラーファーストですけど、ティップは適度にしなやかさがありファースト寄りな使用感です。

キャスティング性能

バンタム 163H-SB/2

バンタム163H-SB/2の適合ルアーウェイトは100gですので約3.5ozくらいまで投げられます。

実釣ではガンタレル、タイニークラッシュ、クラッシュ9、NZクローラーなどを投げてみました。

ガンタレルやタイニークラッシュなどの2oz前後のルアーが一番気持ちよく投げることができ、重くてもクラッシュ9(4oz)くらいまでが限界です。

1oz以下になると軽過ぎて投げにくく、総じて1.5oz〜3ozくらいが投げやすいウエイトだと思います。

遠投には向きませんが、狙い重視ならおかっぱりボート問わず実用性が高いロッドと言えます。

操作性と感度

バンタム 163H-SB/2

軽量ロッドに慣れているとバンタム163H-SB/2は多少重さを感じるものの、7ft以上のロッドから比べれば先重りが少なく、手首のスナップを効かせたアクションを付けやすいです。

デメリットは、手前に障害物がある場合にロッドワークで回避するなどルアーを通すコースを見極めにくく、ロッドが短いことで起こる使いにくさも感じました。

また、SBという表記があるように基本的には巻物用のため、テキサスやジグなど感度を必要とする撃物にはあまり向いていません。

実釣でバスを釣った感じでは、バイトが手元にしっかり伝わってきましたので感度は必要十分かと思います。

まとめ

ブラックバス

バンタム163H-SB/2は少しマニアックなモデルではありますが、取り回しの良さ・キャスト精度・バッドパワーを追求したロッドでした。

野池や小場所では、オーバーハングの下に滑り込ませたり、ピンポイントに着水させたいことがよくあるのではないでしょうか。

7ft以上のビッグベイトロッドは他にたくさんありますけど、長いが故にキャスト精度が落ちたり取り回しが悪く感じるはずです。

バンタム163H-SB/2ならどんな場所でも取り回しが良く、狙ったポイントに思い通りキャストできるようになりますので、用途が合えばかなりおすすめできるロッドです。

検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。

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