1月22日18時にシマノの新製品情報が解禁となりました。
様々な新製品が明らかになった中で、一際目を引く金色ボディの「21カルカッタコンクエスト」についてご紹介していこうと思います。
この記事では、新しくなったカルコンの特徴やスペックを解説していますので、タックル入れ替えや今後の買い物計画としてお役立てください。
この記事の内容
2021年1月22日「21カルカッタコンクエスト」情報解禁!
※画像は黒田健史プロのブログよりお借りしています。
初代カルコンは2001年に登場し2014年にモデルチェンジされ、周期的にもう少し先かなと思っていると、まさかこのタイミングでモデルチェンジが発表されました。
去年一昨年とカルコンDCも登場していますので、今年はノーマルのカルコンと来ましたから、丸型リールは全て最新スペックに入れ替わって豪華なラインナップとなりましたね!
そして、気になる中身はどのように進化したのか、以下で詳しくご紹介します!
21カルカッタコンクエストの技術特性
21カルカッタコンクエストに搭載されている新技術下記の通りです。
- MGLスプールⅢ搭載
- インフィニティドライブ搭載
- ボディのコンパクト化
MGLスプールⅢ搭載
21アンタレスDCに続き、21カルカッタコンクエストにも「MGLスプールⅢ」が搭載されました。
100/101に搭載されているMGLスプールⅢは経33mm/幅19mm、19アンタレスや20メタニウムに搭載されているMGLスプールⅢより径が1mm小さくなっています。
また、200/201は幅21mmというスプール幅となっていますので、どのような使用感になるのか気になるところですね。
恐らくカルコンDCに合わせてきた感じでしょうけど、どちらもスプールがナロー化されて軽いルアーを扱いやすく、特に200/201は200番とは思えないキャストフィールを体感できそうです。
インフィニティドライブ搭載
出典:シマノ|オシアジガー
21カルカッタコンクエストにはバス用のリールとして初のインフィニティドライブを搭載しています。
見た目や飛距離には全く関係ないですが、巻き上げパワーに大きく影響する部分です。
簡単に説明すると、スプール側でピニオンギアを支持していたベアリングは、回転抵抗が大きいためベアリングで支持せず、ピニオンギアの内側からスプール軸を支持するという仕組み。
マイクロモジュールギアⅡとの相乗効果で、巻き上げパワーがアップして巻き心地も軽くなっているでしょう。
ボディのコンパクト化
19,20カルコンDCや14カルコンではコンパクトボディ化されて、初代よりもパーミング性はかなり向上しました。
しかし、今回の新型21カルコンは更なるコンパクト化をされているとのこと、ボディ自体を低く位置した設計になっているそうです。
丸型リールのパーミングは苦手な人もいると思いますが、これまでよりも握り込みやすくなっていますので、快適性がアップしているのは間違いありません。
また、レベルワインドも黒からゴールドに変わり、デザイン的にも高級感が出た印象です。
21カルカッタコンクエストのスペック・発売時期
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) |
自重 (g) |
スプール寸法 (径mm/幅mm) |
ナイロン糸巻量 (lb-m) |
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長 (mm) |
ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 101 |
5.6 | 4.5 | 220 | 33/19 | 12-100、14-90 16-80、20-65 |
58 | 42 | 13/1 | 54,600円 |
100HG 101HG |
7.4 | 4.0 | 220 | 33/19 | 12-100、14-90 16-80、20-65 |
77 | 42 | 13/1 | 54,600円 |
200 201 |
4.8 | 6.0 | 235 | 38/21 | 12-165、14-145 16-120、20-100 |
57 | 42 | 13/1 | 56,700円 |
200HG 201HG |
6.5 | 6.0 | 240 | 38/21 | 12-165、14-145 16-120、20-100 |
78 | 42 | 13/1 | 56,700円 |
スペックは上記の表のようになっています。
本体価格は100サイズが54,600円、200サイズが56,700円、実売価格は4万後半くらいと予想されます。
発売日
- 100/100HG:2021年3月
- 200/200HG:2021年4月
- 101/101HG:2021年5月
- 201/201HG:2021年6月
入荷は下旬になると思われますので、左巻き希望の方はシーズンインしてからになるようですね…
関連動画
19,20カルコンDCと新型21カルコンどっちを選ぶ?
21カルコンが登場したことで19,20カルコンDCや19アンタレスともスペックが被る訳で…、既に所有している人は使い分けが悩ましくなりますよね。
既に19,20カルコンDCを持ってる人はほぼ不要ですが、買い足す場合やこれから導入を検討している人は結構おすすめですね。
理由は単純にMGLスプールⅢの性能で、僕は19アンタレスや20メタニウムを使ってきて分かりましたが、やはりMGLスプールⅢは本当に良く飛びます。
それが高剛性の金属ボディに収まる訳ですから、何から何まで快適になるのではないでしょうか。
風が強いとかトラブルを減らしたい理由でDCを選ぶのもアリですけど、それに1万近く上乗せする価値があるのか微妙な気がします。
あとは、巻物が好きで丸型を愛せるかどうかで買うか買わないかの判断基準は大きく変わりますね。
まとめ
まさかモデルチェンジされるとは予想もしなかったカルカッタコンクエスト。
DCブレーキが多い中でSVSモデルを継続してくれたことは何より嬉しい存在かと思います。
巻き抵抗の強いルアーでも軽々と巻けますし、MGLスプールⅢが搭載されて飛距離も飛ぶようになり、釣果にも良い結果を与えてくれるはずです。
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