フィッシュアローのヘビープープ3.6を使ってきましたのでインプレします。
近年大ブームを巻き起こした高比重ワームの釣り、カバースキャットが事の発端だと思いますが、フィッシュアローからよく似たワームが発売されました。
ヘビープープは18gオーバーという比重と針持ちの良さを両立させ、カバースキャットと同じ使い方ができる高比重ワームになっています。
この記事では、ヘビープープをインプレしつつ、カバースキャット3.5インチと比較していきたいと思います。
この記事の内容
ヘビープープ3.6インチのインプレ
抜群の安定性と使いやすさ
まずヘビープープの特徴としては、抜群の安定感とすり抜けの良さが挙げられます。
高比重ワームって糸ヨレしやすいですが、ヘビープープはザリガニのような爪が重心を安定させ、数ある高比重ワームの中ではかなり使いやすいと思いました。
また、ボトムに沈ませてからのジャークでは長い移動距離で誘うことができ、カバーへ絡んだときのすり抜けも良いです。
フォールは18gもある割にやや遅めですが、ボトムに到達してからは軽くジャークを加えるだけで進むので、効率良く探ることができます。
カバースキャット3.5インチと比較
ここからはカバースキャットとヘビープープを使い比べた感想を書いておきたいと思います。
両者の決定的な違いは…
- カバースキャット3.5:水をつかんで短い移動距離で誘える
- ヘビープープ3.6:水を受け流して長い移動距離で誘える
カバースキャットはボディの側面にフィンが付いているためブレーキがかかったような使用感です。
ヘビープープにはそのようなパーツがなく、先細りした形状なので水の抵抗を受けにくいです。
また、マテリアルについてはヘビープープの方が硬く張りがある素材でした。
針持ちの良さではヘビープープですが、フッキングはカバースキャットの方が良いかもしれません。
それ以外で大きな差はなく飛距離もほぼ同等、カバースキャットと同じ感覚で使えます。
それぞれの特徴を活かして…
- カバーやボトムをネチネチ探りたい場合はカバースキャット
- 広範囲を広くサーチする場合はヘビープープ
という使い分けもできますね。
カバースキャットに代用できるワームはたくさんありますけど、ヘビープープが一番近い使用感でしたので、本家が買えないときはこれ一択になるのではないでしょうか。
ヘビープープ3.6インチの概要
琵琶湖シモタケガイドプロデュースの高比重ワーム「ヘビープープ3.6”」が登場。
マテリアルには針持ちの良さと、比重を両立させたソルト30%配合のマテリアルを使用しながら、18gオーバーのウエイトを確保。フォール時にしっかりと水平フォールすることや、ソフトジャークでもしっかりとダートしアピールできるデザインに仕上げました。
爪部分の深い溝は水を流し、回収時に回転しずらくなっており、糸ヨレのストレスを軽減してくれます。
スペック表
HEAVY POOP 3.6″ | HEAVY POOP 3″ | |
---|---|---|
サイズ | 3.6inch | 3inch |
重さ | 18g | 11g |
入数 | 6本 | 8本 |
フックサイズ | オフセットフック #5/0 | オフセットフック #3/0 |
定価 | 825円(税込) | 825円(税込) |
発売日 | 2018年8月29日 | 2022年3月20日 |
関連動画
動画ではフィッシュアローの松本さんが徳島県の正木ダムを訪れ連発されています。
使い方・おすすめリグ
ここからはノーシンカーリグのフックと使い方を解説していきます。
セッティング方法(フック選び)
ヘビープープのボディはやや細身の形状をしているため、ノーマルゲイプのフックが最適です。
フックサイズは#5/0、メーカーによっては#6/0でも良さそうです。
おすすめのフックは「リューギ ザ・スタンダード #5/0」、様々なメーカーのフックを試した中でこれが一番しっくりしました。
ちなみにリューギには「インフィニ」というフックもありますが、こちらはワイドゲイプのためヘビープープには少しゲイプ幅が広かったです。
ノーシンカーリグの使い方
使い方はヘビープープに限らず高比重ワーム全てに言えることですが、まずは底を取ることから始めます。
キャスト後はラインを少しずつ出しながらボトムまでフォールさせ、ボトムに着いたら2〜3回ジャークを入れます。
ジャークした後は数秒放置してまたジャークを入れて、時にはズル引きしても良いでしょう。
ボトムの石の有無や地形変化を感じながら、何かストラクチャーがあれば乗り越えていくイメージです。
一投に時間がかかる釣り方ですが、バスの居場所さえ分かっていればかなり釣れますので、根気強く粘ることも大切です。
タックルセッティング
ヘビープープに使用するロッドはMH〜Hのジグ用ロッド、リールはハイギアにフロロ16lbがおすすめです。
カバーやボトム中心の釣りでは、ややパワーのあるタックルを選ぶとよいでしょう。
また、高比重ワームのタックルで特に重要になってくるのが具材の重さとラインの太さのバランスです。
ラインの太さはフォールの速さに大きく関係してきますので、しなやかで伸びの少ないフロロと適切なポンド数を選ぶことが大切です。
ご自身の使用されているタックルの中から最適なものを選んで投げてみてください。
まとめ
今回はヘビープープについて解説しました。
素材がもう少し柔らかい方が良かったかなと思いましたが、全体的に非常に完成度が高いワームです。
カバースキャットと同じように使ってもらえればきっと満足いく釣果が得られるはずです。
カバースキャットの代用としてヘビープープを検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。