23ヴァンキッシュC2500SXG

シマノ「23ヴァンキッシュC2500SXG」インプレ評価!半年使ったのでレビューします。

※当ページのリンクには広告が含まれています。

23ヴァンキッシュを半年使い込んだのでインプレします。

今回購入したのはC2500SXGという番手、バス釣りをメインに手返しの良さを考慮してXGを選びました。

シマノのスピニングリールは「19ヴァンキッシュ 2500SHG」と「22ステラ 2500S」も所有していますが、C2500番は今回初めてです。

23ヴァンキッシュは発売当初からほぼ1シーズン使いましたが、実際使ってみて色々気になる点が出てきたので、遅ばせながら記事にしました。

この記事では、23ヴァンキッシュを深堀りしつつ、このリールの良し悪しをお伝えできればと思います。

文句なしの軽さと進化した巻き心地&キャストフィール

23ヴァンキッシュC2500SXG

半年使った印象としては、先代の軽さを維持しつつ22ステラに一歩近付いたリールです。

今回選んだC2500SXGは150gでとにかく軽い!

巻き心地とキャストフィールが大幅に進化して、22ステラの軽量版を使っているかのような感覚でした。

軽さに加えて巻きと飛びが良くなったことで、ダウンショットリグでの一点シェイクやミドスト等の繊細なアクションを付けやすく、巻きのノイズが少ないために小さなバイトもリールからしっかり感じ取れます。

23ヴァンキッシュ・19ヴァンキッシュ・22ステラ

19ヴァンキッシュと使い比べて気になった点は、レスポンスが先代よりも若干劣った気がします。

19ヴァンキッシュはレスポンスが抜群に良かったのに対して、23ヴァンキッシュは重圧な巻き心地となり、クイックレスポンスシリーズでありながらコアソリッドシリーズと似た感覚があります。

今回はXGモデルなのでそう感じたのかもしれませんが、22ステラと同じ機構が搭載されたのも大きな要因でしょう。

しかし、19ヴァンキッシュのスカスカな使用感がなくなり、巻き心地やキャストフィールが22ステラ並みに良くなったので、使ってて全く不満は感じられませんでした。

軽いリールに最新技術が詰め込まれ、繊細なアクションを必要とする釣りで23ヴァンキッシュは強力な武器になることは間違いないです!

23ヴァンキッシュ インプレ・レビュー!

ここからは23ヴァンキッシュの使用感について細かくインプレしていきます。

スペックや特徴は過去記事や公式ホームページにも載っていますので省略しますが、とにかくバス釣りでフィネス用のリールを選ぶならこれ一択と言えるほど完成度が高いリールになっています。

デザイン・外観

23ヴァンキッシュC2500SXG

まずデザインは艶のある黒系のカラーでめちゃくちゃかっこいいです!

19ヴァンキッシュを彷彿させるデザインで、先代よりもチープさが無くなり、塗装や各パーツなど細部までこだわって作られているように見えます。

22ステラのような高級感はありませんが、23ヴァンキッシュは斬新かつ実用的なデザインです。

黒が好きな方にはたまらないリールだと思います。

重量感・剛性感

23ヴァンキッシュC2500SXG

続いて軽さについてはやはり文句無しです!

先代の「19ヴァンキッシュ 2500SHG」を長く使っていたので、軽さに慣れていたのもありそこまで驚きはありませんでしたが、バス釣りにおいて軽さは大事な要素なのは確かです。

剛性については、多魚種のパワーが必要な釣りになるとボディやローターの強度が気になってくると思いますが、バス釣り程度の用途ではほとんど気になりません。

とは言ってもデカバスを掛けたときの巻き上げパワーは22ステラに及びません。

やはり金属製ローターの22ステラと違って樹脂製ローターの23ヴァンキッシュは、負荷がかかったときのローターの弱さが若干気になります。

しかし必要以上のパワーがありますので、強さよりも軽さを取るなら正しい選択になるかと思います。

巻き心地

23ヴァンキッシュC2500SXG

23ヴァンキッシュの巻き心地は22ステラにかなり近付いた気がします。

19ヴァンキッシュよりも格段に良くなり、クイックレスポンスシリーズでありながら22ステラのような滑らかでヌメヌメした巻き感でした。

恐らく、インフィニティドライブが搭載されたことや密巻きでオシュレートがスローに動くようになったことが影響しているのでしょう。

ただし、今回はXGモデルを選んだことが原因なのか巻き感に若干重さを感じます。

購入当初よりも馴染んで少し軽くなりましたが、19ヴァンキッシュの軽快感が薄れてレスポンスが落ちたように感じました。

この感覚は番手によっても変わると思いますが、ノーマルやHGならもっとクイックレスポンスシリーズらしいリールだったかもしれません。

キャストフィール・飛距離

23ヴァンキッシュC2500SXG

密巻きが搭載されたことで素晴らしいキャストフィールが体感できるようになりました。

22ステラを使っている方は既に体感済みだと思いますが、スプールからラインが放出されるときのパタパタ感が軽減されてスムーズに飛んでいきます。

飛距離は密巻き非搭載のリールよりも確実に伸びます。

また、ライントラブルについては今のところ一度も起こっていません。

22ステラ 2500S」では何度か起こりましたが、23ヴァンキッシュ C2500SXGとスプールのストロークや径が違うので、ストロークが短いC2500番の方がトラブルが起きにくい印象でした。

ドラグ性能

23ヴァンキッシュC2500SXG

ドラグについては今のところ大きな不満はなく優秀なドラグです。

C2500番のスプールは少し不安はあったものの、実際使ってみると思った以上に滑らかに出て安定感がありました。

密巻きによってドラグが出るときの抵抗も軽減されているのだと思われます。

また、ドラグ音は感高い音でやや大きめに鳴ります。

よく聞こえるのは良いですが、魚とやり取りしていると少し離れた場所にいる釣り人にも聞こえているのか、こちらを何度もチラ見してくるのが気になりました笑

買って良かったところ・気になったところ

ここからは23ヴァンキッシュを買って良かったところと気になったところをまとめます。

良かったところ

23ヴァンキッシュC2500SXG

一番に23ヴァンキッシュは22ステラから受け継がれているものが多い点ですね。

22ステラの機構が23ヴァンキッシュには全て入っており、先代よりも巻き心地とキャストフィールの性能が大幅にアップしています。

そしてC2500SXGは自重150gという驚異的な軽さなので、ライトリグの繊細な釣りの操作性が抜群で、プラグ等の巻物も十分こなすことができます。

気になったところ

23ヴァンキッシュC2500SXG

気になった点は、最初にも少し書きましたが、レスポンスが若干落ちたように感じます。

インフィニティループ(密巻き)、インフィニティクロス、インフィニティドライブが搭載されたことで22ステラに近付き過ぎてしまい、クイックレスポンスシリーズの本来の良さが薄れた気がしました。

19ヴァンキッシュはスカスカな巻き感でしたけどレスポンスが良く軽快なリールだったので、先代を使ったことがある人なら23ヴァンキッシュよりも19ヴァンキッシュの方が良かったと感じる場面があるかもしれません。

他の番手なら感じ方が変わるかもしれませんけど、個人的はC2500SXGではなくC2500Sでも良かったかな…と思う時がありました。

総合評価・まとめ

デザイン・外観 ★★★★★
重量感・剛性感 ★★★★☆
巻き心地 ★★★★☆
キャストフィール・飛距離 ★★★★★
価格・コスパ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆

今回は23ヴァンキッシュC2500SXGについてインプレしました。

22ステラの機構が全て入ったことで先代の軽さに加えて巻き心地とキャストフィールが大幅に進化しています。

ただし、クイックレスポンスシリーズらしい軽快感が薄れたのが少し残念なポイントでした、機会があれば別の番手も欲しいところですね。

新型が発売されたことで19ヴァンキッシュも検討する方がいるかもしれませんが、19と23は別物のリールと思った方が良いかと思います。

個人的には23ヴァンキッシュの方が好みで、22ステラの性能が欲しければ23ヴァンキッシュをおすすめします!

コメントを閉じる0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です