18バンタムMGL HG

シマノ「18バンタムMGL HG」インプレ・レビュー!剛性は最高だけど飛距離に難題あり!

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18バンタムMGLを実釣で使ってきましたのでインプレします。

ロープロ型でありながら丸型リール並みの剛性感として注目されている18バンタムMGL。

2018年3月下旬発売とのことでしたが、3月中旬には発送され、先日早速受け取ることができました。

今回は、18バンタムMGLの使用感・巻心地・飛距離などに集点をおいて、その他気が付いた点などこのリールの良し悪しをお伝えできればと思います。

検討されている方がいましたら、購入の際の参考にしてみてください。

18バンタムMGLのインプレ・レビュー!

開封の儀

バンタムMGL

箱に入っていたものは、本体とシマノ純正オイルと取扱説明書とパーツ一覧表の4点です。

シマノはリールの外箱は黒が多いイメージですが、今回は珍しくシルバーの箱でした!

次は実釣で使用したときの感想です。

ロープロとは思えない剛性感

バンタムMGL

コアソリッドボディを採用したバンタムMGLは、リールを持っただけでその剛性感を感じ取れます。

ロープロ型でありながら丸型のカルカッタコンクエストと構造的に近く、ギア素材もコンクエストやアンタレスと同じ真鍮が使われているので、コンパクトでありながらタフに出来ているリールでした。

ダイアルケースもアルミということなので持ってみると結構重く、本体との脱着は歪みやガタ付きを全く感じさせないほど精密です。

また、MGLスプールはメタニウムMGLのスプールと同様にスプールシャフトピンの内側にベアリングが付いている構造でした。

軽いルアーは飛距離が出ない

バンタムMGL

18バンタムMGLを投げて思ったことは、飛距離に違和感を感じた点です。

SVSの設定が悪いのかと何度も調整を試みましたが、それでも16メタニウムMGLより少し力を入れて投げないと飛距離が出ません。

また、1/4oz前後の軽量ルアーはスプールのレスポンスが悪くルアーが浮き上がりやすくなるので、狙った位置に決まりにくく思いました…

3/8oz以上のルアーだと全く気になりませんが、やはり深溝スプールはレスポンスが劣るようです。

結論としては中量級から重量級に特化したリールと言えますね。

軽量ルアーを中心に投げたい方は、夢屋から浅溝スプール(12lb-100m)が出ていますので、こちらに差し替えて使った方が良さそうです。

巻き心地はかなり良い

バンタムMGL・タイニークラッシュ

巻き心地はヌメヌメでかなり良いです!

コアソリッドボディとブラス素材のマイクロモジュールギアを搭載しているからか、この価格帯のリールとしては良すぎる程の巻き心地です。

上位機種の20カルカッタコンクエストDCや19アンタレスには及びませんが、16メタニウムMGLや17クロナークMGLよりも確実に良いですね。

まだ新品なのでこれから巻き心地は段々と変わってくると思いますけど、誰が使っても満足できる巻き心地だと思います。

18バンタムMGLを使って気がついた点

サイレントチューンが16メタニウムMGLと違う

バンタムMGL

メタニウムMGLはスプール内にスプリングが仕込まれていましたが、バンタムMGLはリール側にスプリングが仕込まれていて、ベアリングが遊ばないように圧力をかけていました。

これによりスプールの軽量化にも繋がります。

また、スプールを他社のものに交換したらサイレントチューンも外すことになるので、リール側にベアリングを仕込むと汎用性が高まりますね。

レベルワインダーがスプールに近い

バンタムMGL

ボディをコンパクト化したことでレベルワインダーがスプールに近いです。

キャスト時に放出抵抗が増えて飛距離が落ちたり、レベルワインドの位置によって弾道にバラつきが出る可能性がありますね。

ダイワはこれを解消するためにTWSという機構がありますが、飛距離やキャストフィーリングを気にするユーザーにとっては見逃せないポイントだと思います。

パーミング性はやや劣るかも?

バンタムMGL

リールを握ったときの感覚は、ロープロ型でありながら丸型リールを持っているような感覚です。

OPENと書かれた下にダイアルボックスを外すための出っ張りがあり、パーミングした時にこの出っ張りが触れて若干違和感を感じました。

今まで16メタニウムMGLに慣れていたので余計にそう感じたのかもしれませんが、使ってるうちに気にならなくなるかもしれません。

バンタムMGL

バンタムMGLはダイアルボックスの見やすい位置にダイヤルがあります。

片手でパーミングしながら親指一つでダイヤルを動かせるのと、ダイヤルが大きく一目で見れる位置にあるので便利で使いやすいと感じました。

まとめ

バンタムMGLはとにかく剛性を追求したリールで、ロープロでここまで剛性があるリールは過去に例を見ないでしょう。

使用感はまるでカルカッタコンクエストを使っているかのようで、バス釣りで使われる基本的なルアーは巻物でも撃ち物でもほぼ全て対応できるオールラウンダー的な存在です。

バンタムMGLは巻物全般、メタニウムMGLは撃ち物と使い分けると良いかもしれません。

もし撃ち物でもウイードから強引に引っ張るようなパワーを必要とするシーンならバンタムMGLが良いと思いますが、テンポ良く撃っていくような手返しの早さなら自重が軽いメタニウムMGLのほうが軽快に扱えると思います。

また、バンタムMGLは3万以内で買えることからコスパも優れていて、お買い得感が非常に強いです。

リールも軽量化が進む中、バンタムMGLは万人受けするリールではないかもしれませんが、剛性を必要とする釣りにはおすすめできるリールだと思います。

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