今や夏のバス釣りで欠かせない羽根モノルアー。
近年では最も人気を集めているジャンルの一つで、その実績とポテンシャルは誰もが認めるものです。
各メーカーから数多くの羽根モノが発売されていますが、個性的なものが多くどれを選んだらいいのか分からない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は以下のような疑問にお応えします。
- 羽根モノルアーのおすすめを知りたい!
- 釣れる季節や使い方は?
- どのようなチューニング方法があるの?
羽根モノはトップウォータープラグの中でもサイズや形状が多彩であり、自分好みの泳ぎに調整したり自作も可能なほど奥深いルアーです。
この記事では羽根モノでデカバスを釣るためのテクニックをまとめましたので、興味がある方は参考にしてみてください。
この記事の内容
羽根モノルアーおすすめ6選!
まずは僕が実釣で使い込んできた羽根モノの中で、厳選した6選をランキングで紹介していきます。
1位:デプス NZクローラーJr.
サイズ | 96mm |
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重さ | 1oz(約29.4g) |
定価 | 5,390円(税込) |
NZクローラーJr.を1位に選んだ理由は今までに一番釣れたからですね。
本当はダッジと言いたいところですが、マラブーフックの煩わしさからNZクローラーJr.を選びました。
オリジナルのNZクローラーのダウンサイジング版として発売され、可愛いルックスが特徴的で繊細に誘える羽根モノです。
また、連結式の割によく飛び、スイベル付きフックアイやテールにコロラドブレードを搭載しているなど機能も優れています。
欠点はリトリーブ可能な領域が狭く、早く巻くと泳ぎが破綻してしまい完全にデッドスロー特化型ですが、野池や水路など小規模なフィールドでぴったりのサイズ感です。
ハイシーズンには常にボックスに入れて持ち歩きたい羽根モノですね。
2位:レイドジャパン ダッジ
サイズ | 114.0mm |
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重さ | 1oz(約32g) |
定価 | 3,850円(税込) |
2位は羽根モノルアーの火付け役でもあるダッジです。
こちらもデッドスローに特化しており、NZクローラーJr.と同様に実績の高いルアーです。
アクションはサイズの割に大人しく、移動距離を抑えつつピンポイントでネチネチ誘うといったことが可能です。
欠点としては、泳ぎ出しに羽が開かないときがあり、その場合は軽くトゥイッチを入れる必要があります。
他にマラブーフックを乾かさないとフックが錆びたり、衝撃で羽根が折れたこともありましたが、この辺はスペアパーツで解決できます。
また、以前は入手困難でしたが最近は買いやすくなってきましたね。
値段も羽根モノルアーの中ではリーズナブルですので、1つか2つは必ず持っておきたい羽根モノルアーです。
3位:ジャッカル ポンパドール
サイズ | 79mm |
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重さ | 22.0g |
定価 | 3,080円(税込) |
ポンパドールは羽根モノというよりもノイジー系に近いですが、こちらもよく釣れるルアーの一つです。
ラインナップはポンパドール・メガポンパドール・ポンパドールJr・マイクロポンパドールの4つが存在し、オリジナルのポンパドールが一番使いやすいサイズ感となっています。
他の羽根モノとは違いテールにプロペラを搭載しており、コンパクトながら激しいアクションが特徴的で広範囲を軽快に探ることができます。
リトリーブスピードに気を使ったり、タックル選びに迷ったりすることがなく、羽根モノに慣れていない方へおすすめできるルアーですね。
欠点はデッドスローではクロールアクションが止まってしまい、スローリトリーブからファーストリトリーブでしか使えません。
ですが、普通にただ巻くだけで釣れる力を持っていますので、見た目に反してポテンシャルはかなり高いルアーです。
4位:ダイワ バンクフラッター
サイズ | 115mm |
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重さ | 43.5g |
定価 | 3,000円(税込) |
バンクフラッターは佐々木勝也監修のおかっぱりに特化して開発された羽根モノルアーです。
ダイワということで品質やカラーは他メーカーより劣る部分もありますが、一番のメリットは何と言っても価格が安いことですね。
価格が高い羽根モノの中では、さすがダイワといったところです。
また、低価格ながら様々な技術が盛り込まれ、アクションも他に負けない性能を持っています。
アピール力は大きさの割に控えめで、細かいピッチで移動距離を抑えたリトリーブが可能。
ダッジやD-4で起こっていた片羽が開かない現象も起こらず、羽根モノでありがちだったトラブルとはほぼ無縁の優等生です。
5位:サニーブロス D-4
サイズ | 100mm |
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重さ | 26g |
定価 | 3,410円(税込) |
D-4はデッドスローに特化した羽根モノの中では最も軽く小型のルアーです。
どんなにゆっくり巻いても羽根が水をしっかり受けてモワモワとしたアクションを生み出します。
また、ミディアムリトリーブはデッドスローリトリーブ時とアクションが大きく変わり、羽根を高く上げてポコポコ音や金属音を立てながら泳ぐようになります。
弱点はダッジと同様に時々羽が開かない現象が起こり、その場合は軽くトゥイッチを入れる必要があります。
また、フックに巻かれたマラブーの量が多いため、移動距離を抑えたアクションが可能です。
更に交換用の羽根が付属しているため良心的なメーカーと言えますね。
6位:ガンクラフト ジョイクローラー178
サイズ | 178mm |
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重さ | 2oz class(約60g) |
定価 | 7,480円(税込) |
ジョイクローラー178は元祖S字系ビッグベイト「ジョインテッドクロー178」をモデルとした羽根モノルアーです。
どんなリトリーブスピードで巻いてもクロールアクションが破綻することなく、超デッドスローから高速リトリーブまで幅広く対応します。
アクションはハイピッチ系、強い水押しと金属音を立てて水面を逃げ惑うベイトを演出します。
羽根モノといえば野池や水路など流れが少なく濁った場所でネチネチ探ることをイメージしますが、ジョイクローラーはベイトフィッシュライクなリアルさと生命感を持ち合わせており、リザーバーやバックウォーターにもマッチする特別な羽根モノです。
欠点は価格が高いことですが、リザーバーに行くならジョインテッドクロー178と合わせて持ち歩きたいルアーですね。
羽根モノルアーで釣れる理由
羽根モノは何でそんなに釣れるの?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
あくまで僕の推測ですが、理由はブラックバスの本能を直接刺激できるルアーだからと思うんですよね。
ブラックバスは好奇心旺盛で攻撃的かつ警戒心が強い魚です。
ブラックバスのDNAには頭上を気にするようインプットされており、羽根モノのようなガチャガチャうるさいものが通ると嫌でも興味をそそられるようです。
実際にブラックバスの目は口よりも上に位置しており、それは水面に落ちたものを見るため食べるために進化した証です。
フィッシュイーターという食性を持ちながら、水面に落ちたものを食べるのがブラックバス本来の姿なんですよね。
なので本能に直接刺激できる羽根モノは、他のルアーよりも釣れる可能性を秘めていると思っています。
羽根モノルアーが有効な季節と時間帯
羽根モノルアーの季節は、これまでの経験から言うと3月初旬〜11月中旬です。
春は産卵でデカバスがシャローに差してくるため、早い場所なら3月からトップに出るようになり、5月から8月にかけてピークに達します。
秋が近くとバイトが段々と少なくなっていき、11月頃に寒波が到来すると一気に難しくなります。
また、真冬でも稀に釣れることもありますが、シャローに差してくるタイミング次第になりますので、条件にかなり左右されるでしょう。
時間帯的には朝まずめや夕まずめが最も実績が高く、日中でもシェードやカバーに重点を置いて探れば良く釣れます。
使い方とアクション方法
羽根モノルアーのアクション方法は主に以下の3つがあります。
- ただ巻き
- シェイク
- トゥイッチ
基本的には「ただ巻き」が最も王道な使い方ですが、ただ巻きと言ってもデッドスローからファーストリトリーブまで幅広く、釣り場や状況に合わせた速度で巻くことが大切です。
また、ロッドの角度を立ててラインの重さでたぐり寄せる感覚でクロールさせると、より自然なアクションを再現できます。
シェイクやトゥイッチでは虫系のようにピンポイントで誘うことができ、カバー際やストラクチャー付近、ウィード絡みなどで効果的です。
チューニング方法
羽根モノで定番のチューニング方法を4つご紹介します。
ヒートンを調整して羽の角度を変える
ヒートンとはリング状の金具の一種で羽根の裏側にビズ止めされている部分です。
緩めたり締めたりしてヒートンの向きを変えることで羽根の角度を調整することができ、クロールアクションや音に変化を加えることができます。
最も手軽にできるチューニング方法です。
マラブーフックに交換する
マラブーフックは水を含む量が多く、ルアーにブレーキをかける効果と、バスに狙いを定めさせる効果があります。
なるべく移動距離を抑えてクロールアクションさせたい場合は、マラブーフックを取り付けることで超デッドスローで引くことが可能になります。
ダッジやD-4など元々マラブーフックが付いているものはデッドスローに特化した羽根モノと考えて良く、フックに何も付いていない羽根モノはマラブーを付けることで更にスローに誘えるようになったりします。
羽根や本体に板オモリを貼り付ける
板オモリは他のルアーでも効果的なチューニングですが、羽根モノでは浮力や姿勢を調整してクロールアクションに変化を加えることができます。
ルアー本体に貼ると重心が下がり大人しいアクションになる場合が多く、裏返り着水を防ぐ効果もあります。
また、羽根に板オモリを貼る場合は、クロール中に羽根が高く上がり暴れやすい羽根モノに有効で、クロールのピッチを抑えることができます。
羽根に穴を開ける
スペアの羽根が販売されているルアーに限りますが、ドリルを使って羽根の真ん中に2〜3箇所2mm程度の穴を開けます。
穴を開けることで水を受ける量が減り、直進時の安定が増します。
ちょっと強引ですけど、より速いリトリーブスピードに対応出来るようになる裏技的なチューニングです。
まとめ
今回は羽根モノルアーについて解説しました。
様々な羽根モノルアーがある中で有名メーカーのものを選ぶと間違いないのではないかと思います。
チューニングはルアーによって様々ですが、まずはそのまま使ってみて納得いかなければ羽根を調整すると良いでしょう。
この記事を参考にお気に入りの羽根モノルアーを見つけて是非使ってみてください。
コメント一覧
どんぐりマウスはー?
>おぴさぴささん
どんぐりマウスは使ったことがありません…
ナマズ用かと思っていましたがバスにも良いですね!
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