入手困難なことで有名なレイドジャパンのダッジ、最近は以前より買いやすくなったものの、限定カラーや新色に関しては今もその人気ぶりは衰えることはありません。
僕はかれこれダッジを3年以上使っていますが、本当に良く釣れるルアーでダッジを手にしてから羽根モノの凄さを知りました。
再び活躍するシーズンを迎えましたので、今更ですがインプレや使い方を踏まえて、ダッジの魅力に迫りたいと思います。
この記事の内容
レイドジャパンダッジのインプレ
2020年の新色(ダーティハスラー・ステルスフィッシュ)を購入できたので、実釣で使った感想を述べていきます。
ダッジの魅力は「超デッドスローでもしっかり動く」これにつきますね。
良く言えばプレッシャーをかけにくく、水面で蝶か虫がもじっているようななまめかしいロールアクション、悪く言えば大人し過ぎて物足りない感があり、細かい欠点も多いです。
しかし普通に巻けばそれなりに音や波紋を出してアピールしてくれるので、ここまで幅広い巻きスピードに対応できる羽根モノは少ないと思います。
特にダッジの超デッドスローリトリーブは優秀で、少しラインにテンションを加えただけでも羽根を揺らせアピールしてくれます。
個人的には広範囲を広く探るというよりも、短い移動距離を活かしてシャローのピンポイントをネチネチ攻める、そんな状況に特化した羽根モノだと思いました。
ダッジの欠点や注意点
ダッジはとても優秀なルアーですが、欠点も意外と多くあります。
- アルミ製の羽根が曲がりやすい
- 片方の羽根が開かないときがある
- マラブーフック(通称ボンボン)が錆びやすい
アルミ製の羽根が曲がりやすい
ダッジの羽根は見た目は太く頑丈そうに見えますが、ファイト中の衝撃や水の抵抗で根元から曲がることがあり実際は結構弱いです。
これまで何度か曲げ直して使用していましたけど、段々と動きが悪くなってくるので、いずれオプションで販売されている羽根セットに交換する必要があります。
片方の羽根が開かないときがある
着水直後に動かそうと思ったら片方の羽根が開かず、しっかり動いてくれないときがあります。
ここぞという場所で開いてなかったらチャンスを逃してしまうかもしれませんので、ダッジの最大の欠点とも言えそうです。
対処法は軽くジャークしたら解消できますが、慣れるまで使いにくく感じるかもしれません。
また、フロントフックの下に板オモリを貼ると、重心が下がり羽根が開きやすくなるようです。
マラブーフック(通称ボンボン)が錆びやすい
ダッジはマラブーというフライフィッシングの毛針で使われる毛がフックに取り付けられています。
この毛は水を含んだら乾きにくくフックが錆びやすいので、釣行後はボックスから出して乾燥させると良いでしょう。
少し錆びた程度ではそれほど大きな影響はありませんが、こちらもオプションのマラブーフックが販売されていますので、最悪交換して使うと良いでしょう。
マラブーが良い理由
ダッジを初めて手にしたときは毛の多さに驚きましたが、使っていくうちに毛の大切さを実感しました。
ダッジが超デッドスローでも動くのは、毛の多さで適度にブレーキがかかっているということです。
そのため少ない移動距離でも良く動き、マラブーフックのおかげでダッジのアクションを最大限に引き出せているのではと思いました。
また、毛が多いことでフックの存在を消してくれているのも、多少なりとも釣果にプラスになっている気がします。
ダッジの概要
ここからはダッジの概要を簡単に紹介しておきます。
レイドジャパン 「ダッジ」の特徴
- 超デッドスローでもしっかり動く
- サイズ問わず良く釣れる
- カラーが豊富で見た目もかっこいい
ダッジはレイドジャパンから2015年に発売された大人気ルアーです。
ダッジは羽根モノルアーの先駆者ともいえるルアーで、この記事を書いている時点でちょうど5周年を迎えますが、今も新色や限定カラーが投入されています。
重さが1ozとバーサタイルタックルで投げることができ、おかっぱりでも使いやすいサイズとなっているため、デカバス以外に小〜中型のバスも狙うことができます。
スペック表
ダッジ | デカダッジ | マイクロダッジ | |
---|---|---|---|
サイズ | 114.0mm | 130.5mm | 55mm |
重さ | 1oz(約32g) | 2oz(約55g) | 約6g |
フックサイズ | #2 | #1 | #2/0 |
定価 | 3,500円(税抜) | 5,200円(税抜) | 1,350円(税抜) |
ダッジ マラブーフック
入り数 | 2個 |
---|---|
フックサイズ | #2(デカダッジ用:#1) |
カラー | ホワイト、ブラック、ライム、ピンク |
価格 | 800円(税抜) |
ダッジ ジェニュインパーツ(アルミウイング)
付属品 | 羽(L、R)、ステー×2、ヒートン×2 ビス×4、スペーサーリング×2 |
---|---|
カラー | シルバー、ブラック |
価格 | 1,000円(税抜) |
ダッジの使い方
ダッジは単に沖に投げても簡単には釣れませんので、基本的にはシャロー・岸際・壁際を中心に巻きます。
いいと思うポイントほど超デッドスローで巻き、反応が無ければ少しずつスピードを上げていくと良いでしょう。
羽根モノルアー全般的に言えることですが、1回投げて出なかったとしても角度を変えコースを変えアプローチすると出る場合もありますので、何度も投げることが肝心です。
場所と時間が合えばどんな場所でも釣れる可能性を秘めており、35cm前後のバスもバイトしてくるときがあります。
タックルセッティング
ダッジは1ozですのでMHクラスのロッドにラインは16〜14lbが一番扱いやすいです。
ラインは金森さんの解説によるとPEが良いとのことですが、ナイロンでもフロロでもどちらでも問題ありません。
僕の場合はフローターですのでバンタム160Mと20メタニウムHGにフロロ12lbを巻いて投げていますが、Mクラスのバーサタイルタックルでも投げることができます。
まとめ
先日は今シーズン初めてダッジを使い、45アップを釣ることができました。
これまでNZクローラーJr.やポンパドールを良く使っていましたが、やはりダッジはいつ使っても使いやすい羽根モノルアーだと思います。
デカバス釣れるし見た目もかっこいいしカラーも豊富で、ハイシーズンはダッジオンリーでいきたいと思えるほどの魅力があります。
以前より入手しやすくなったと思うので、羽根モノに興味がある方なら一つは持っておいて損はないルアーだと思います。
これからダッジを投げようと思っている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。