OSP初となるビッグベイト「カレン180」を使ってきましたのでインプレします。
2022年から発売延期されていたルアーでしたが、つい先日発売され早速入手してきました。
カレン180はヘッドにハード素材、本体からテールにワーム素材が使用され、それぞれの長所を併せ持ったハイブリッド式のビッグベイトになっています。
この記事ではカレン180の使用感を交えながら、使い方やタックルセッティングについて解説していきます。
この記事の内容
カレン180のインプレ
ハードとソフトを併せ持つナチュラル系ビッグベイト
カレン180の最大の特徴は、半分がワーム素材になっていることでアクションがナチュラルです。
スイムベイトのように水に馴染む感じがあり、ただ巻くだけでクネクネと泳ぐ様子がとても印象的でした。
気になった点は、通常巻きや早巻きではしっかり泳ぎますが、スロー巻きでは泳ぎが悪く、デッドスロー巻きではほぼ泳がなくなります。
また、ロッドワークによる首振りもあまり向いておらず、ただ巻きとストップ&ゴーがメインのルアーです。
潜行深度は最大で1.5m〜2mくらいと深く潜ります。
リップが付いているので表層系かと思いきや、スローフローティングに近い仕様で深いレンジまで探れるのは意外でした。
ハード素材のビッグベイトよりも食わせ能力に優れており、他とは一味違った実用的なルアーと言えるでしょう。
リアフックの連結に細工が必要かも
リアフックは凧糸のようなラインとリングで連結されています。
そのままの状態で使うとバスが暴れたときの衝撃でリングの隙間に糸が食い込み、擦れて切れるかリングが伸びて外れる懸念がありました。
カレン180を多用する方は太いPEかアシストラインを使って連結部を自作するなど、一工夫必要になるかもしれません。
ヘッドに浸水する可能性があるらしい
巷ではシンキングになるという話題が巻き上がっており、案の定OSPから不具合の案内が出ていました。
僕が購入したものは一日中使っても浸水することはありませんでしたが、どうやら個体差があるようですね…
これから購入を考えている方は躊躇する内容でしょうけど、交換対応してくれるとのことなので沈むようであれば依頼すると良いでしょう。
色々と問題のあるカレンですが、動きはとても良いので気になっている方はぜひ使ってみて頂ければ幸いです。
カレン180の概要
ビッグベイトの次世代到来〜真価は進化する〜
KAREN180はハードベイトが持つ波動とソフトベイトのナチュラルさを高次元に融合した、あらゆるフィールドで多彩な使い方ができるマルチな次世代ビッグベイトである。オープンエリアでの攻略法はもちろん、今までのビッグベイトでは攻略不可能なカバー周りでも真価を魅せる。幅広なスクエアリップは、ほど良い巻き感でありながら高いカバー回避性能を発揮。尾側のソフトマテリアルボディーは、多連ジョイントベイト以上にナチュラルな曲線でくねりつつ、圧倒的伸び代のあるスキッピングを可能にさせる。
例えば警戒心の高いオープンエリアのバスには、限界のファストリトリーブで見せることでスピードとナチュラルさでバスの判断を惑わせバイトさせてしまう。また、ヘビーカバーやオーバーハングなどに潜みながら獲物を狙っているバスにも、カバー回避性能の高さが強引なアプローチを可能にし、カバー外まで引っ張って来て捕食行動的に喰わせてしまうのである。躊躇い無き深いバイトはKARENを本物のベイトフィッシュと認識しているからに他ならない。ビッグベイトの真価をさらに進化させたのがKAREN180である。
出典:OSP|KAREN180
スペック表
カレン180
サイズ | 180mm |
---|---|
重さ | 約50g |
タイプ | Floating |
フック・リング | フロント:KENCLAW #1(HAYABUSA) リア:KENCLAW #3(HAYABUSA) ラインアイ#4 / フロントフックアイ#4 / リアフックアイ#3 |
カラー | 7 |
価格 | 3,960円(税込) |
発売日 | 2023年8月5日 |
※エコトーナメント対応モデル(Fマーク有)
※スペアテール1個付属
カレン180 スペアボディ
サイズ | 120mm |
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重さ | 約26g |
カラー | 7 |
価格 | 1,375円(税込) |
発売日 | 2023年9月 |
※エコトーナメント対応モデル(Fマーク有)
カラーラインナップ
出典:OSP|KAREN180
- ゴーストアユ K01
- ステルスブラック K02
- チャートバックシャイナー K03
- ゴーストピンクボム K04
- ブルートラウト K05
- ライムバックトリガー K06
- ロクマルシークレット K07
※全7色(2023年8月時点)
関連動画
使い方・アクション方法
カレン180の使い方は「ただ巻き」と「ストップ&ゴー」です。
基本的にはただ巻きメインでオープンエリアや護岸沿いをひたすら投げて巻いて探ります。
ストラクチャーなど変化があるポイントでは巻くのを止めてポーズさせたり、トゥイッチを入れてアクションに変化を付けても良いでしょう。
また、高速で巻いても泳ぎが破綻しにくい設計ですので、高速巻きでリアクションバイトを狙うのも有りです。
カレン180は操作が難しそうに感じてしまうかもしれませんが、クランクベイトやスイムベイトを扱う感覚で使えるルアーですので、先入観を捨てて使ってみてください。
タックルセッティング
タックルはMH〜Hクラスのビッグベイト用のロッドを使用します。
カレン180のウェイトは約50g、タイニークラッシュやブラストボーンと同程度の重さのため、一般的なビッグベイト用のタックルであれば問題なく投げることができます。
リールはノーマルギア・ハイギア好みの方で問題ありませんが、カレンはそこそこ弾き抵抗が強いのでノーマルギアの方が安定してリトリーブできます。
ラインはフロロカーボンライン16〜20lbが適正範囲です。
ご自身の使用されているタックルの中から最適なものを選んで投げてみてください。
まとめ
今回はカレン180についてインプレしました。
ボディ半分にワーム素材が使用されたことで滑らかなアクションで誘うことができるナチュラル系ビッグベイトです。
ヘッドの浸水やリアフックの連結など少々問題も多いルアーですが、ハードのビッグベイトよりも自然に近い動きでアピールできるため、プレッシャーの高いフィールドでもバイトを誘発することができそうです。
購入を検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。