レイドジャパンのレベルバイブブーストを使ってきましたのでインプレします。
秋から冬のシーズンはバイブレーションプラグが欠かせない季節ですよね。
数あるバイブレーションプラグの中でレベルバイブブーストはコンパクトで特殊な仕様のため、使用感や使い方を知りたいという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、レベルバイブブーストのインプレを交えながら、各ウェイトの使い方やタックルについて解説していきます。
この記事の内容
レベルバイブブーストのインプレ
鉄板とバイブ両方の良さを合わせ持っている
ブーストを一言でいうと、鉄板とバイブレーションの両方の良さを合わせ持っているルアーですね。
鉄板系のリフト&フォールと、バイブレーションの基本であるただ巻き、この2通りのアクションを高次元にこなせます。
これはプラスチック素材の極薄ボディだからと思いますが、立ち上がりのレスポンスが良くピッチの細かい振動が得られます。
デメリットは鉄板より飛距離が出ないのと、ピッチが細かすぎて小さいゴミを拾ったときは気付きにくい(この点はPEラインを使うことで解消できます)
リフト&フォールとただ巻きの両方に対応でき、ナチュラルかつ繊細にアピールできるのがブーストの最大の良さなんだろうと思います。
レベルバイブブースト9gでの釣果
僕は野池が主体で9gと11gの出番が多く、秋〜冬はブーストで安定した釣果が出せています。
釣れるときは大体フォール中ですが、遠投してただ巻きしているときにバイトしてくることも多いですね。
また、ブーストのフォールは鉄板と違ってスローなため移動距離が短くナチュラルな誘いができ、厳寒期の動きがにぶいバスにも食わせやすいと思いました。
デカバス狙いならバイブレーションプラグに軍配が上がると思いますが、ブーストならサイズ問わず釣れて、野池ではマッチザベイトという感じなんでしょう。
レベルバイブブーストの概要
レベルバイブブーストはレイドジャパンから発売されているバイブレーションプラグです。
形状はメタルバイブに似ていますが、プラスチック素材の極薄ボディを採用しており、コンパクトながら抜群の飛距離とアピール力を備えています。
特に低水温時期のおかっぱりにおいて効果を発揮するルアーとなっていて、活性が低い状況でもリアクションバイトを誘うことが可能。
カラーリングはメタルバイブのようなギラ付きはなく、プラスチック素材でしか出せない艶かしいカラー設定となっています。
スペック表
重さ | サイズ | フックサイズ | 定価 |
---|---|---|---|
5g/7g | 38mm | フロント・リア:#10 | 1,100円(税抜) |
9g/11g | 46mm | フロント:#10 リア:#8 | 1,200円(税抜) |
14g/18g | 60mm | フロント・リア:#7 | 1,250円(税抜) |
フックは標準でトレブルフックが装着されていますが、ダブルフックに交換することで根掛かりを回避することもできます。
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レベルバイブブーストの使い方
ウエイトは釣り場の水深に合わせて選ぶことがポイントです。
5g・7g(リフト&フォール)
5g・7gは比重が軽いため、水深が浅い野池や減水している野池でのリフト&フォールに向いています。
水深は池の規模にもよりますけど、小規模で浅いほどこのウエイトが強くなります。
使い方は沖にロングキャストしてボトムに付かせたらリフト&フォールの繰り返し。
立ち位置を変えたり角度を変えながら、おかっぱりで打てる範囲を輪切りにしていくイメージでキャストを繰り返します。
水深が1mを切るようなドシャローでは、ただ巻きで使うのも有りです。
通常のバイブレーションプラグや鉄板は、減水している野池だとボトムに着き過ぎてしまうので、そういった場所で最も役立つウェイトですね。
9g・11g(ただ巻き)
9g・11gはただ巻きで広範囲を広く探るときに向いています。
様々な規模の野池から幅広い水深に対応する、最もオールラウンドなウエイトです。
バイブレーションプラグよりもボディがコンパクトで薄い分フォールスピードが早く、ディープも絡むエリアではリフト&フォールも可能。
使い方は単純に投げて巻くだけですが、闇雲に投て巻くのではなく、ボトムの地形変化を意識してリトリーブスピードやロッド角度を調整しながら巻くことが肝心です。
14g・18g(ディープ攻略)
14g・18gは飛距離を出したいときやディープへ素早く送り込みたいときに使用します。
サイズが60mmということで9g・11gより少し大きくなっていますので、リザーバーや湖などビッグレイクにも対応するサイズです。
水深4m〜5m以上を探ることができ、リフト&フォールやスローリトリーブでディープのバスにアプローチすると良いでしょう。
タックルセッティング
ブーストは使うウエイトによってタックルが変わってきます。
5g・7gはスピニング、9g・11g・14g・18gはベイトタックルを使います。
スピニングはPEスピンと呼ばれる専用タックルを組み、ML〜Mクラスのロッド、2000〜2500番のハイギアリール。
PEラインは5gなら0.6号、7gは0.8号を使い、リーダーはFGノットでフロロ8~10lbを使い分けるのがベストです。
9g以上はベイトタックル使い、通常のバイブレーションプラグを投げるようなバーサタイルタックルでOK、ただし9gはややライト気味のロッドの方が扱いやすいです。
まとめ
今回はレベルバイブブーストについて解説しました。
バイブレーションというジャンルではプラグか鉄板か選択筋が限られていましたが、ブーストはこれまでに無いタイプのルアーとなっていて、バイブレーションの釣りの幅を広げてくれた存在だと思います。
ウエイトもカラーも豊富なため、どんなフィールドでも使えるというのが魅力的ですね。
これからレベルバイブブーストを使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。