ティムコから発売された「PDLスーパーホバリングフィッシュ3″」を使ってきましたのでインプレします。
以前にホバストの記事を書きましたが、今回はホバストで使うことを前提に開発されたワーム、スーパーホバリングフィッシュについて解説します。
夏のシーズンはベイトフィッシュ系のワームが活躍する季節ですので、気になる方は参考にしてみてください。
スーパーホバリングフィッシュ3″のインプレ
このワームをゴールデンウィークにリザーバーで使う予定でしたが、コロナの影響で遠征が中止となり、近所の野池で使用した感想になります。
リグはもちろんホバスト、僕はフラッシュJをミドストで使っていた経験から、初ホバストでもすぐに使いこなすことができました。
まず、スーパーホバリングフィッシュは姿勢が凄く安定します。
小さくて浮力のあるワームは水中で不安定になりがちだけど、姿勢の安定性はホバストの恩恵が大きいと思いました。
素早い動きにはあまり向いていませんが、小刻みにシェイクしたり表層を漂わせるスローな釣りがやりやすく、レンジキープしやすかったです。
また、3インチという大きさの割にはボディの半分近くがテールなので、実際は2インチくらいしかない使用感です。
テールはシェイクを加えなくても水の抵抗だけで良く動いてリアルです。
個人的にフラッシュJは“逃げ惑う魚”というイメージでしたが、スーパーホバリングフィッシュは“弱った魚”として使う感じですね。
スーパーホバリングフィッシュ3″の概要
スーパーホバリングフィッシュは、山岡計文プロが七色ダムで実践していたホバスト(ホバーストローリング)というテクニックで使用することを前提に開発されたワームです。
スーパーホバリングフィッシュ3″の特徴
- ホバスト専用設計
- 中空構造
- リアルなボディと3本のピンテール
ティムコには「スーパーフィンテール」という元祖ホバストワームがあり、スーパーホバリングフィッシュはスーパーフィンテールをホバスト用に開発し直したものだそうです。
ボディはホバストで使いやすいように中空構造となっており、浮力が高く素材も柔らかいことが特徴です。
また、見た目もリアルでアクションを加えると3本のピンテールが生命感ある動きを表現し、プレッシャーの高いフィールドで効果的です。
スーパーホバリングフィッシュ3″が手に入らず、ティムコのワームでホバストを実践したい場合は、スーパーシャッドシェイプ3″やスーパーリビングフィッシュ3″でも代用可能です。
スペック表
サイズ | 3インチ |
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カラー | 11色 |
入数 | 7本 |
フックサイズ | #3 |
価格 | 1,080円(税抜) |
カラーラインナップ
使い方・おすすめリグ
ネイルリグやジグヘッドでも使えるワームと思いますが、ホバスト以外のリグでは本来の良さが発揮できません。
そのためホバストで使うことが大前提となります。
場所はベイトの種類が魚となるリザーバーや河川など、クリアウォーターのフィールドで使用します。
釣り方はバスがいるエリアまたは見えバスの近くにキャストして、ワームを目視しながら表層をゆっくり泳がせていくイメージです。
少しでもやる気のあるバスがいれば、スーパーホバリングフィッシュを見つけたら近寄ってきて、上手くいけばそのままバイトに持ち込むことができます。
タックルセッティング
スーパーホバリングフィッシュはとても軽いワームですので、ロッドはULクラスのスピニングタックルが必要です。
僕の場合はバンタム264UL+に19ヴァンキッシュ2500SHG、ラインはフロロ4lbを巻いて使っていますが、このワームでホバストをメインとするなら、もっと柔らかいロッドにラインは3lbまで落としても良いと感じました…
手持ちのスピニングタックルなら大体投げられますが、なるべく柔らかいロッドと細いラインを使うと、より快適に扱えると思います。
まとめ
この手のワームは釣れる場所と釣れない場所がはっきりしています。
例えばバックウォーターにバスがベイトを求めてフィーディングしてくるような場所、表層を回遊しているバスが良く見えるようなリザーバーや河川で、ハマれば爆釣するのではないでしょうか。
ベイトフィッシュが魚となるフィールドで使うことが、スーパーホバリングフィッシュで釣るコツだと思います。
デメリットを告げるとしたら、縫い刺しにしているため強度が弱く、すぐに裂けて使えなくなってしまうという点…、またリグ自体が軽く風が強い日は不向きです。
しかし状況さえ合えばとても釣れるワームですので、そういったフィールドをホームにしている方は試す価値はあると思います。
これからスーパーホバリングフィッシュを使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。