シマノ最高峰ベイトリール「16アンタレスDC」が2016年春にフルモデルチェンジされました。
4×8DCブレーキを搭載して飛距離は100m超えという、かつてない性能を誇るモンスターリールです。
先日購入して釣り場で投げてきましたので、インプレや使用感をご紹介しようと思います。
16アンタレスDCのインプレ・レビュー!
丸型ベイトリール並の剛性感
まず始めに16アンタレスDCを使って感じたことは剛性感が素晴らしい!
マイクロモジュールギアとマグネシウムフレームにより巻き心地はカルカッタコンクエスト並のトルクと滑らかさです。
リールの重量は220gですが思っていたよりも軽く作られていて(16ポイズングロリアスとの組み合わせ)、12アンタレスよりコンパクトでパーミングしやすい印象でした。
4×8DCブレーキの設定
16アンタレスDCに搭載されている4×8DCブレーキは、外部ダイヤル8段階、内部ダイヤル4段階から選ぶことができます。
内部ダイヤルはX(エクストリームロングキャスト)がブレーキの効きが弱く、P(PE)が一番強くなります。
今回はフロロライン16lbを巻いているので、内部ダイヤルはFLに設定、外部ダイヤル5〜6が最も投げやすい設定でした。
試しに内部ダイヤルをXに設定して投げてみるとバックラッシュしそうになってしまう…
Xはメタルバイブなど抵抗の少ないルアーの遠投モードなので、このモードはあまり使うことがないかもしれません。
ジャッカルのチャンウェイクを投げてみる
ジャッカルのチャンウェイクを投げてみました。
8段階の外部ダイヤルは6に設定すると気持ちよく飛んでいく!
ダイヤルを4や3に下げていくとバックラッシュしそうになるけど、大体6〜7辺りが一番投げやすく、DC特有の後が伸びるようなフィーリングでした。
また、ベアリングの配置がスプール内部に変わった事で、回転がとてもスムーズになっていることが分かりました。
今までメカニカルブレーキ側にあったベアリングがスプール内部に移動したので、スプールの両端をベアリングがしっかり支えて「ブレないぞ」っていう感じがリールから伝わってきます。
軽いルアーはやや苦手
16アンタレスDCはスプール径が大きいので軽いルアーは投げにくく、スピナーベイトやビッグベイトやバイブレーションなど、主に3/8ozや1/2ozの中~重量級ルアーに向いています。
1/4ozのルアーを投げると浮き上がりやすく、軽いルアーはSVSの16メタニウムMGLに軍配が上がりますね。
16アンタレスDCのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) |
自重 (g) |
スプール寸法 (径mm/幅mm) |
ナイロン糸巻量 (lb-m) |
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長 (mm) |
ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RIGHT LEFT |
5.6 | 5.0 | 220 | 37/22 | 12-130 14-110 16-100 |
65 | 42 | 10/1 | 76,000円 |
HG RIGHT HG LEFT |
7.4 | 5.0 | 220 | 37/22 | 12-130 14-110 16-100 |
86 | 42 | 10/1 | 76,000円 |
- マイクロモジュールギア
- X-SHIP
- HAGANEボディ
- マグナムライトスプール
- S3Dスプール
- サイレントチューン
- NEW4×8DCブレーキ
- スーパーフリースプール
発売日:2016年4月発売予定(左ハンドルは6月発売予定)
まとめ
遠投向けのリールなのでおかっぱりで使う分には最高の性能を発揮してくれます!
飛距離を必要としないボートだとオーバースペック過ぎるので、僕の環境では性能をもてあます気がしました…
しかし、おかっぱりで最も使用頻度の高い3/8ozや1/2ozのルアーを頻繁に使うなら絶対おすすめできるリールですので、飛距離はもちろん所有感まで満足できるリールです。