19アンタレスでフルキャストするとDCのような音が聞こえたという経験はありませんか?
もちろん19アンタレスはSVSですのでDCは搭載されておらず、不快な音によって快適性が妨げられてしまいます。
最初は故障を疑いましたが、実はあるパーツが原因で音が鳴っていることが分かりました。
今回はメーカー修理に出さずに、自宅で簡単に異音を改善する方法をお伝えします。
この記事の内容
19アンタレスからDC音が聞こえたときの対処法
異音の原因はメカニカルブレーキ座金(パーツ表の27番)にスプールシャフトが擦れることで音が鳴っています。
解決するために僕が試した方法としては…
- 1.座金にオイルを注油
- 2.座金を外して掃除
- 3.座金を裏返しに装着して注油
1の注油は一時的に鳴らなくなりましたが翌日に再発…、そして2と3を同時に行うことで解決できました。
結論としては座金を裏返して取り付けることが最も効果的だったようです。
座金に表裏が決まっているかは不明ですが、今のところ問題は起きていませんので大丈夫かと思います。
19アンタレスの異音でお困りの方がいましたら是非お試しください。
DC音がするまでの経緯
19アンタレスを購入して2年間、今までトラブルもなく使えていましたが、2021年の冬に突然DCのような音が聞こえてくるようになりました…
ショートキャストでは鳴らず、フルキャストした時だけキュイーンっとDCよりもやや高い音が鳴ります。
僕の場合は鳴ったり鳴らなかったり不規則で、寒いときほどよく鳴っていたように思います。
そこで、スプールを外して掃除したり、どこか異常がないか探っているうちに、メカニカルブレーキを緩めるとDC音がしないことに気付き、原因はメカニカルブレーキということが分かりました。
メカニカルブレーキの分解手順
ここからは僕が実践したときの流れをご紹介します。
STEP.1 メカニカルブレーキを外す
まず初めに19アンタレスからメカニカルブレーキを取り外します。
STEP.2 座金を外して掃除
メカニカルブレーキの穴から硬い座金1つとゴム状の座金2つを外し、古いオイルをティッシュできれいに拭き取ります。
先の細い精密ドライバーを使って座金を浮かすと外しやすくなります。
STEP.3 座金を裏返しに装着して注油
ゴム状の座金2つをメカニカルブレーキに入れて、最後に硬い座金を最初に付いていた方向と表裏逆にセットします。
セットしたらオイルを注油します。
STEP.4 19アンタレスに取り付ける
最後にメカニカルブレーキを19アンタレスに装着したら完了です。
メカニカルは一度外すと元に戻しにくい構造になっていますので、付属の説明書を参考に慎重に作業してください。
まとめ
今回は、19アンタレスからDC音が聞こえたときの対処法についてお伝えしました。
後からネットでも調べてみると同じ症状の方がたくさんいましたので、19アンタレス特有の現象のようですね…
また、初期型のみ発生するようで現在発売されているものは改良されています。
本来ならメーカー修理に出すか、釣具店に頼んで新品の座金を取り寄せて自分で交換した方が確実です。
しかし修理に出すと時間がかかってしまいますので、今すぐに何とかしたい!という方におすすめの方法です。
19アンタレスからDC音が聞こえてきたら是非お試しください。