シマノのベイトリール「メタニウムDC」がフルモデルチェンジされます。
メタニウムDCは2015年に発売し、2020年に新型メタニウムが登場してから長くモデルチェンジが行われなかったリールですが、2024年ついに復活を遂げます。
バス釣りをされる方は待ち望んでいたリールではないでしょうか?
この記事では、新しくなった24メタニウムDCの特徴やスペックを詳しく解説していきます。
この記事の内容
バサー待望のベイトリール「24メタニウムDC」間もなくデビュー!
シマノの公式ホームページに24メタニウムDCの詳細が公開されました。
デザインは20メタニウムをベースとしたブラック基調の外観で、メカニカルブレーキ周辺にメッキ加工が施されています。
見た目は20メタニウムですが、ベースとなるフレーム構造は24メタニウムDC専用設計だそうです。
また、コアソリッドボディが採用されており、それにDCブレーキとMGLスプールⅢ(径34mm/幅19mm)が組み込まれています。
ブレーキシステムはI-DC5、MGLスプールⅢ専用にチューニングしてブレーキ精度が向上しているとのこと。
更にドライブギアは22メタニウムシャローエディションと同じジュラルミン製ドライブギアを採用して自重175gに軽量化されているのもポイントです。
24メタニウムDCの概要・発売日
出典:シマノ|メタニウムDC
24メタニウムDCのスペックは下記の通りになっています。
ラインナップはノーマル・HG・XGの3機種、それぞれ右ハンドルと左ハンドルが用意されます。
定価は税別で62,000円ですので実売価格は4万円中盤から5万円前後になると思われます。
発売日は70/70HG/70XG:2024年3月発売予定、71/71HG/71XG:4月発売予定となっています。
スペック表
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 自重(g) | スプール寸法(径mm/幅mm) | 糸巻量(lb-m) | 最大巻上長(cm) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数 | 本体価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
70 71 |
6:2 | 5 | 175g | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 |
66 | 42 | 10/1 | 62,000円 |
70 HG 71 HG |
7.1 | 5 | 175g | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 |
76 | 42 | 10/1 | 62,000円 |
70 XG 71 XG |
8.1 | 5 | 175g | 34/19 | 12-100, 14-90, 16-80, 20-65 |
86 | 45 | 10/1 | 62,000円 |
- HAGANE
- マイクロモジュールギア
- Xシップ
- HAGANE ボディ
- マグナムライトスプールⅢ
- コアソリッドボディ
- サイレントチューン
- I-DC5
- S3Dスプール
- S A-RB
- スーパーフリースプール
- 海水OK
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24メタニウムDCの新機能
24メタニウムDCに搭載された主な機能は以下の4つです。
- MGLスプールⅢ
- コアソリッドボディ
- ジュラルミン製ドライブギア
- I-DC5
MGLスプールⅢ
24メタニウムDCのMGLスプールⅢは、12lb-100m収納することができる径34mm/幅19mmのナロースプールが搭載されます。
低慣性化されたMGLスプールⅢにより、キャスト後半でも失速することなく伸びのある弾道を実現しています。
前作の15メタニウムDCは14lb-100mだったのでラインキャパが減ったのは残念ですが、近年のバス釣りのトレンドを垣間見る限り、メタニウムクラスであれば12lb-100mがベストなのでしょう。
コアソリッドボディ
コアソリッドボディとは、メインフレームとパーミングカップ側のボディを一体成型することで、ロープロ型リールながら丸形リール並みの剛性を実現しているフレーム構造のことです。
この構造は18バンタムMGLに初搭載され、その後は20メタニウムや22バンタムに展開、そして24メタニウムDCにまで受け継がれます。
剛性がとても強い構造になっていますので、コンパクトなリールながらもグラ付きが少なくカチッとした使用感を堪能できます。
ジュラルミン製ドライブギア
24メタニウムDCにはジュラルミン製のドライブギアが採用されています。
軽さを追求しつつブラス製と同等の強度を確保するために新設計されたギアとなっています。
20メタニウムはブラス製でしたが、22メタニウムシャローエディションにはジュラルミン製ギアが採用されていて、それが24メタニウムDCにも付いています。
ジュラルミン製のドライブギアに変更したことで、DCブレーキの欠点だった自重の軽量化に成功したようですね。
これにより自重は20メタニウムと据え置きの175gを実現しており非常に軽いリールに仕上がっています。
また、自己責任ですが、20メタニウムのギアと互換性があるそうで、20メタニウムのブラス製ギアを24メタニウムDCに入れてブラス化することも可能だそうです。
I-DC5
24メタニウムDCに搭載されているブレーキシステムはI-DC5です。
I-DC5は他DCリールでも多く使用されているブレーキシステムですが、MGLスプールⅢの搭載に合わせてシステムを一新して精度が大幅に向上しており、単純にI-DC5を移植しただけではないそうです。
また、ブレーキ調整方法はサイドプレートの側面に2つのダイヤルが付いており、5段階のブレーキ設定とN(ナイロン)・F(フロロ)・P(PE)のモードを外部から直接設定可能。
今までN,F,Pのモードはサイドプレートを開けないと調整できなかった部分ですが、24メタニウムDCは外部から調整できるため、釣り場でサイドプレートを開ける必要がなくなっています。
まとめ
15メタニウムDCから9年の歳月を経て、24メタニウムDCがついに登場します!
今回のモデルチェンジは何と言ってもコアソリッドボディにDCブレーキを搭載したことが最大の売りではないだろうか。
MGLスプールⅢと組み合わさったことでキャスト性能が大幅に向上し、軽いルアーでもトラブルレスでキャストできるリールになっているでしょう。
バス釣りをされている方には待ちに待ったリールですので相当人気が出そうですね。
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