ブルフラット

最強のフォールベイト「ブルフラット」の使い方と釣れる理由を解説!

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全国各地のフィールドで驚異的な釣果を叩き出しているデプスのギル型ワーム「ブルフラット」。

発売から数年経った今でも人気カラーは入手困難で、ショップに並んだらすぐに完売してしまうほど注目度が高いワームです。

今回はそんなブルフラットに隠された魅力と、おすすめフックやリグ・セッティング、ブルフラットを使い込んで分かったことをまとめたいと思います。

ブルフラットをマスターしたい方は最後まで読んでいただければ幸いです。

デプス ブルフラットの概要

ブルフラット

ブルフラットは2014年7月にデプスから発売されたブルーギルをイミテートしたワームです。

ブルフラットを作ったキッカケは、ブルーギルを餌にして琵琶湖の世界記録が釣れたからだそうです。

ブルフラットはその名の通り、ブルーギルに似せた肉厚のあるフラットなボディが特徴的、蛇腹状のテールと6本のアームが付いており、今までのワームには無かった形をしています。

オリジナルサイズは4.8インチ、その後5.8インチ・3.8インチ・3インチ・2インチ、更にノンソルトモデルが追加され、2020年にはブルスレンダーも発売されました。

スペック表

ブルフラット ラインナップ

製品名 個数 重さ ノンソルトモデルの重さ 定価(税抜)
ブルフラット 5.8インチ 4 1.6oz 1.5oz 800円
ブルフラット 4.8インチ 4 1oz 7/8oz 800円
ブルフラット 3.8インチ 6 1/2oz 7/16oz 800円
ブルフラット 3インチ 6 1/4oz 7/32oz 800円
ブルフラット 2インチ 10 1/16oz 800円

※2~4.8インチ:2017年秋FECO認定
※5.8インチ:2019年夏FECO認定

フックサイズ

5.8インチ オフセットフック #7/0
4.8インチ オフセットフック #5/0
3.8インチ オフセットフック #4/0
3インチ オフセットフック #1~#2/0
2インチ オフセットフック #4~#6
マス針 #1~#3

おすすめフック・シンカー

フックの選び方

フック

フックは通常のオフセットフックでも良いですけど、スクリュー式のフックがおすすめです。

ワームのキープ力はスクリュー式が高く、比重のあるブルフラットをしっかりと支えてくれますし、ネジが抜けてもネジ込み直して使えるので、ブルフラットのようなワームに最適です。

ブルフラット4.8インチに合うフックは以下の5つです。

4.8インチの推奨フックサイズは#5/0ですが、フッキングが悪い場合は1サイズ大き目を選ぶことをおすすめします。

また、フックを選ぶコツとしてはゲイブ幅に対してワームの厚みが大体2つ分くらいのフックをセレクトすると良いです。

ハヤブサ ハイパートルネード #6/0〜#7/0

僕はハイパートルネードを使っていて、このフックは針先が上向きでスナッグレス性能が悪いため、プライヤーで針先を若干内側に曲げたセッティングにしています。

フック

フック

更にハイパートルネード付属のスクリューのパーツはホールド力が弱いため、ツイストロックのバネに交換しています。

リューギ インフィニ #5/0

オフセットフックを使用する場合は、リューギのインフィニ#5/0がおすすめです。

リューギのインスタグラムで取り付け方法が紹介されていますので参考にされてみてください。

 

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今回紹介したフック以外にも各メーカーから様々な種類が出ていますので、色々使って自分に合ったフックを探すのもブルフラットを使う楽しみの一つでしょう。

シンカーの選び方

シンカー

ライトテキサスリグで使うシンカーは1.8g、2.7g、3.5gの軽めシンカーを使用します。

水深の浅い野池では1.8gか2.7gを基準に、水深のあるリザーバーでは3.5g~7gを使います。

ブルフラットはフォール中にバイトがあることが多くフォール中の間を作ることが大切ですので、軽めのシンカーを使いフォールスピードを遅くしてバイトに持ち込むことができます。

おすすめリグ・セッティング

ブルフラット

ブルフラットで定番と言えるリグがライトテキサスリグです。

他にもノーシンカーリグやジカリグが実績が高く、使い方によってはあらゆるリグやトレーラーにも使用できる汎用性の高さが特徴です。

最も使用頻度の多いライトテキサスリグを中心に解説します。

ブルフラット4.8/5.8インチのセッティング例

ブルフラット

オリジナルサイズの4.8インチのシンカーは2.7g、フックはハイパートルネード#6/0の針先内向きセッティングが今のスタイルです。

5.8インチも4.8インチと同様のセッティングで問題ないですが、5.8インチのシンカーはより軽めの1.8gまたはノーシンカーの方が自然なフォールアクションを出せました。

ブルフラット

基本的にはシンカーストッパーでシンカーをしっかり固定して使います。

スパイラルフォールの円を大きく場合は、シンカーとフックの間に10cm〜20cmの遊びを設けるか、シンカーストッパー自体付けずに使うと、よりスパイラルフォールするようになります。

また、ブルフラット本体とフックが接触する部分に少し掘れ込み入れています。

ブルフラット

こうすることでフックに挿したブルフラットが反ることなく、水中での動きにスピードが付いたアクションになります。

逆に少しだけ反らせるとイレギュラーなアクションを付けることもできるので、そういった使い方をするときは掘れ込みを入れないほうが良いでしょう。

ブルフラット3.8インチのセッティング例

ブルフラット

3.8インチについては、チャターやラバージグのトレーラー、テキサスリグとして使うことができ、汎用性が高いサイズです。

テキサスリグでのシンカーは7g、フックはツイストロックジョインテッドキーパー#4/0、通常のテキサスリグのように撃ち物として使用します。

タックルセッティング

ブルフラット

ブルフラットのタックルはジグ用のロッドを使い、4.8インチはMH~Hクラス、5.8インチはH~XHクラスが必要となります。

ブルフラット4.8インチの場合、重さは1oz(約28g)でシンカーやフックの重さを加えると30gを超えます。

ポイズングロリアスのシリーズであれば、1611MH、174MH、1610H、172H辺りの番手になりますが、僕は166MHでブルフラット4.8インチを投げています。

リールはメタニウムXGに16lbを巻き、糸巻き量を少し減らしています。

スキッピングを多用するブルフラットはバックラッシュしやすいので、あえて糸巻き量を減らすことでライントラブルをなくすことができます。

ブルフラット5.8インチの場合は1.6oz(約45g)もあるので、ビッグベイト並みのHパワー以上のタックルが必要となり、ラインも18lb~20lb位がベストでした。

ブルフラットのカラー選択

ブルフラット

カラーはフィールドの状況次第ですので一概にこの色が良いと言えませんが、自分が使ってきた中で言えるとしたらスカッパノンが最強です。

釣り仲間もスカッパノンで実績が高いことから、ブルフラットの神カラーはスカッパノンだと思っています。

しかし、ブルフラットほどシルエットの大きいワームになると、クリアでも濁ってても十分な存在感があり、実際のところ「どんな色でも釣れる」というのがブルフラットです。

基本的なカラー選びは濁っていればブラック系、クリアならグリーン系やナチュラル系を選び、セオリー通りのカラー選択をしていれば良いのではと言うのが、ブルフラットのカラー選択の結論に至りました。

ブルフラットの使い方

野池

ブルフラットの使い方は、基本はテキサス&ジグと同じで、カバーの奥やストラクチャーに打ち込み、フォールで誘って回収の繰り返しです。

おかっぱりとボート・フローターの使い方では少し違うかもしれませんが、今回はボート・フローターで使うことを前提にしています。

例えば以下のようなシチュエーション、水面とオーバーハングとの隙間が狭く水中にはストラクチャーが多い状況で、テキサス&ジグですら攻めにくいときに威力を発揮します。

野池

スパイラルフォール・スライドフォールでブルフラットが沈んでいくの見せてすぐにバイトがある時もあれば、着底してから軽くロッドをあおってアクションを加えた後にバイトあったり、回収中に食ってきたりと釣れるタイミングは様々。

テキサス&ジグは縦にしか沈まないですが、ブルフラットはスパイラルしながら沈んだり、スライドしながら沈んだりするので、テキサス&ジグでも届かないような場所までブルフラットを送り込むことができるイメージです。

気になるカバーや今まで根がかりを恐れて攻め切れなかったカバーの奥の端まで、スキッピングでどんどん入れてフォールで誘うのが、ブルフラットの基本的な使い方です。

ブルフラットはフォールが遅いため、釣りがどうしてもスローな展開になりがちですが、ブルフラットで釣るには、遅くても我慢してしっかりフォールさせて着底から誘いまで時間をかけて探っていくことが需要。

ワームの力を最大限に発揮することがブルフラットで釣るコツだと思います。

また、季節的にもシャローにバスが差してくる春がブルフラットで最も釣れる季節です。

春は冬の眠りから覚めたデカバスがスポーニングにシャローに差してくるので、そういったときにブルフラットが威力を発揮します。

ブルフラットが釣れる理由

ブラックバス

ブルフラットの凄いところは、ただフォールしているのではなく、フォール中は水の捉え方によって不規則なフォールスピードを出してくれるところです。

早くフォールしたと思ったらブルフラットの向きが変ってフォールスピードが遅くなったり、他のワームにはない自発的なフォールを可能としているところではないでしょうか。

ブルフラットが釣れる理由は、恐らく不規則な動きと圧倒的な存在感とギルに良く似た形状がバスもついつい反応してしまうのではないかと思います。

また、他のルアーでは攻めにくいカバーに対してスキッピングで強気に攻めていけるのも、ブルフラットが釣れる理由に大きく関わっています。

先日の釣行でブルフラット4.8インチで仕留めた53cmのビッグバス。

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オーバーハングの僅かな隙間にブルフラットを滑り込ませた直後にバイトし、ブルフラットの典型的な釣り方でした。

この池ではギルが大量に生息していてバスのターゲットになるベイトもギルでしたので、このとき釣れたのはマッチザベイトだったようです。

まとめ

ブルフラットはその釣り場のデカバスのみを連れて来てくれますので、ここぞというカバーやストラクチャーにブルフラットをどんどん入れ込んでいくと必ず結果は出ます。

ブルフラットは使えば使うほど面白いワームですので、ぜひ皆さんも第一軍ルアーとしてブルフラットを使ってみてください!

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