バス釣りで今や欠かせないルアー「チャターベイト」、近年ではスピナーベイトよりもその必要性が増しており、デカバスを仕留めるための必須ルアーです。
各メーカーから様々な種類のチャターが出ていますが、似たり寄ったりでどれを選んだらいいのか分からない…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では…
- チャターベイトのおすすめを知りたい!
- トレーラーワームは何を使ったらいいの?
- チャターベイトの使い方は?
という疑問に答えつつ、チャターベイトの基本を解説していきます。
チャターベイトは見た目からは想像もつかないほど釣れるルアーですので、興味がある方は是非使ってみてください。
それでは早速本題に入りたいと思います!
この記事の内容
チャターベイトおすすめ6選
僕がこれまで使ってきたチャターベイトの中で厳選した6選をランキング形式で紹介していきます。
1位:フラッシュユニオン フラッシュジャンパー
フラッシュジャンパーをNo.1に選んだ理由は、低重心かつスローリトリーブでもしっかり動き、安定感とレスポンスがズバ抜けて良いからです。
早く巻いても遅く巻いてもバランスが崩れることはなく、これだけ幅広いリトリーブスピードに対応できるチャターベイトは他にありません。
また、ブレードが出す波動も弱過ぎず強過ぎずちょうど良いあんばいで、巻き抵抗を重く感じにくくテンポ良く巻いていけます。
フックも強くガードも後付けできるため、トータルで見ると優秀なチャターと思います。
欠点は安定しすぎて千鳥効果が弱いですが、初心者から上級者まで誰でもおすすめできます。
2位:エバーグリーン ジャックハンマー
ジャックハンマーはフラッシュジャンパーと同じく、低重心をコンセプトにしているチャターベイトです。
厚めのブレードが装着されているため波動が強い特徴があり、大きいフックが搭載されていることでトレーラーワームと相性が良いです。
欠点は、トレーラーワームをホールドするダブルワイヤーキーパーはワームを破損させやすいです。
ワームをセットして外さなければ良いですが、取り外すとき裂けて再利用しにくくなります。
それ以外はとても使いやすいチャターですのでおすすめです。
3位:ダイワ ラピッズブレード
ラピッズブレードは遠賀川のスーパーロコアングラー梅田京介さん監修によるチャターベイトです。
流れの早い河川でも浮き上がりにくいことをコンセプトに開発され、流れの中でもレンジコントロールしやすくなっています。
また、ブレードのレスポンスも良く、河川だけでなくリザーバーや野池でもオールラウンドに使うことができます。
欠点はブレードの塗装が剥げやすいことですが、これほどまで低重心を意識されたチャターは数少なく、河川で釣りをされている方には特におすすめです。
4位:レイドジャパン マックスブレード
マックスブレードはブレードの種類を「タイプスピード」と「タイプパワー」から選ぶことができます。
タイプスピードは小型のブレードを搭載しアピール力を控えめにした微波動系チャター、タイプパワーは大型のブレードを搭載し濁りや荒れた状況でも波動や音による強いアピールでバスを誘うことができます。
2タイプのブレードを状況に合わせて使い分けることができ、更にガード付きですので根掛かり回避にも優れ、おかっぱりでの使用において非常に心強いチャターベイトです。
5位:ジャッカル ブレイクブレード
ブレイクブレードはシャロー攻略に向いているチャターベイトです。
1/2ozを使ってもあまり潜らず、水深の浅いシャローをクランキングしていくような状況にマッチしています。
また、ベイトフィネスにも対応できる3/16ozや1/4ozといった軽いウエイトも用意されていて、釣り場に応じた使い分けができます。
どんなリトリーブスピードでもしっかり動き、バランスが良い設計となっているため、使いやすいチャターです。
カラーも豊富で価格も安く、どこでも入手しやすいという手軽さがあります。
6位:一誠 AKチャター
AKチャターは強い波動を発生させることができるチャターベイトです。
スピナーベイトを使うような濁りが強いフィールドや荒れた状況に向いており、サーチベイトとしても使えます。
また、ブレードにはスプリットリングが標準装着されているため、スナップでのルアー交換が簡単に行えます。
トレーラーワームの選び方
チャターベイトにはトレーラーワームが必要不可欠です。
トレーラーワームの種類によって動きや潜行深度が大きく変わってきますので、状況に応じて使い分けることが大切です。
トレーラーの種類は以下3つから選び、サイズは4〜5インチがトレーラーとしてベストです。
- シャッドテール系
- ピンテール系
- ブルーギル系
シャッドテール系
シャッドテールは水の抵抗でテールを左右に振って動くため、チャターベイトが出す波動とダブル効果でアピール力を増大させることができます。
速巻きには向きませんが、スローリトリーブでも良く動き、決められた範囲をじっくり攻めたいときに向いています。
ピンテール系
ピンテールは水の抵抗をあまり受けないため、早巻きで広範囲を探るような使い方に向いています。
ピンテール系を使う場合は、あくまでチャターベイトにボリューム感を加えるためのもの、といった感じで使用すると良いです。
シャッドテール系よりレンジを落として巻くことができますので、深いレンジを探りたいときなどにも効果的です。
ブルーギル系
ギル系のワーム(例えばブルフラット)をトレーラーにする場合は、もっとボリューム感を出したいときやデカバスに絞って狙いたいときに使用します。
ピンテール系やシャッドテール系よりも水の抵抗が強く、平らな面が水を受けることでリトリーブ中のレンジキープがしやすくなります。
通常のトレーラーで物足りないと感じたときの裏技的な手法の一つです。
チャターベイトとは?
チャターベイトはバス釣りの歴史の中でも比較的新しいルアーになります。
元々はアメリカから日本に入ってきたもので、プロがトーナメントで使用して優勝するなど実績を残し、ポテンシャルの高さが浮き彫りになりました。
日本のチャターブームの始まりは「イマカツ モグラモスチャターモンスター」ではないでしょうか。
10年程前に釣具屋で“このルアー人気だよ”と教えてもらい、試しに買って使ったら凄く釣れて、それ以降はモグチャばかり使っていた時期がありました。
その後は各メーカーから様々なチャターベイトが発売され、現在では定番のルアーとなりましたが、技術進歩や研究成果と共に優秀なチャターベイトがどんどん増えてきています。
チャターベイトの使い方
チャターベイトを他のルアーに例えるなら、クランクベイトと思っていただけると分かりやすいかと思います。
使い方は基本的に投げて巻くだけですが、どこでも巻くという訳ではなく、バスが付いてそうなシャローに沿ってクランキングしていくイメージです。
クランクベイトは巻いて最大潜行深度に近づけるのに対して、チャターベイトは巻く速度を落としてバスのいるレンジに合わせます。
シャローにバスが少ないならファーストフォールは底まで落として深いレンジを探ったり、使い方次第でシャローから5m前後まで幅広いレンジに対応できます。
釣れるときは、着水後すぐにバイトを得られるか、チャターが最大潜行深度に到達した頃にバイトがあることが多いですので、最初から最後まで根気強く巻き続けてください。
釣れる季節は春〜秋・夜釣りにもおすすめ
チャターベイトで釣れる季節は真冬以外ならほぼ年中釣れますが、特に春や秋の荒食いするタイミングが狙い目です。
また時間帯は日中でも良く釣れますけど、夜釣りや早朝夕方などにも効果的です。
波動が強いルアーですので暗い中でもバスから見つけやすく、デカバスが釣れる確率が上がります。
チャターベイトのカラー選択
チャターベイトはカラーも豊富でどの色を使ったら良いか悩む場合も多いと思います。
基本的に以下のような選択で良いかと思います。
マッディーウォーター
- ダーク系、キンクロ系
- 黒、青、紫など
ステイン・クリアウォーター
- ナチュラル系、チャート系
- 白、黄、アユ、ワカサギなど
風や流れの影響もあるので一概には言えませんが、濁ったときに効く色は黒系、クリアなときはナチュラル系の実績が高いです。
ステインでは、黒系・ナチュラル系どちらも通用しますけど、黒系を投げてダメならチャート系に変えてみたり、カラーローテーションすると反応を得られる場合もあります。
ブレードにリングを付けてスナップを活用
チャターベイトのブレードには、標準でスナップが付いている製品が大半です。
スナップにスナップを付けるのは強度的に不安ですし、ルアー交換で毎回結び直すのも手間ですよね…
そこで、スプリットリングに変更するとルアー交換の効率を上げることができます。
OSPのブレードジグはブレードがプラスチックなのでリングを取り付けできませんが、通常のブレードなら全てリングに付け替えておいた方が便利です。
まとめ
今回はおすすめのチャターベイトとトレーラーワームについて解説しました。
チャターベイトはこれからまだまだ進化を続けるルアーのジャンルだと思いますし、パターンがハマれば驚くほど良く釣れるルアーです。
釣りの効率も早く使い方も簡単ですので、巻物が苦手な方にもおすすめできるルアーの一つです。
この記事を参考にお気に入りのチャターベイトを見つけて是非使ってみてください。