フットボールジグ「スコーンリグ」の使い方

フットボールジグはディープを広範囲に探れる「ディープ攻略の万能ジグ」です。

琵琶湖や海外でもよく使われているジグで、野池・リザーバーなど様々なフィールドで驚異的なビッグバス捕獲率を誇ります。

今回はそんなフットボールジグについて図解を用いて紹介したいと思います。

フットボールジグの使い方

フットボールジグの使い方は基本的に2パターンあります。

ボトムをピョンピョンと跳ねるように動かす「ボトムバンピング」と、中層～ボトムを「スイミング」で巻き物として使用するパターンです。

スイミング

スイミングは単純に巻物を巻くときと同じで、水深がある場所または冬～春の季節では、キャストして着水後フットボールジグをボトムまで沈ませてから巻くと効果的です。

目につくストラクチャーがないオープンエリアを広範囲探ったり、ボトムに石・ウィードがある場所など、目に見えない地形変化があるところがねらい目となります。

リトリーブスピードはスローリトリーブかミディアムリトリーブ、状況を見ながらボトムバンピングしたらいいのか、底を巻いたほうが良いのか、フィールドによって色々試してみるといいかもしれません。

ボトムバンピング

ボトムバンピングは少ない移動距離で底の地形を探りながらラバージグ的な展開が可能です。

バスが食うタイミングはフォール中のときが多いので、軽く竿を立てて誘ってバスに見せてあげて、止めてフォールしてるときに食うチャンスを与えるようなイメージで、リフト＆フォールするのような使い方です。

ヘッドは鉛よりタングステンの方が感度が良く、ちょっとしたボトムの変化を捕えやすくなります。

おかっぱりでは広く探ることが多い場合はスイミングで使うことが多く、逆にフローターではポイント毎にじっくり攻めたりするので、テキサスのように使ったり、障害物が無かったら巻いてみたりと、状況に合わせてアレンジできます。

フットボールジグはカバー撃ちも可能ですが、ガードが無いまたはガードが弱いジグが多く、根がかりしやすい傾向があるためカバーに不向きです。カバーが濃い場合は潔くラバージグかテキサスを投入したほうがよいでしょう。

フットボールジグが使える季節

フットボールジグは季節問わず使えますが、低水温時期にバスのレンジが落ちている時期によく釣れる傾向があります。

春や夏になるとバスは完全にカバーに付くようになり、カバー主体の釣りがメインとなるので、フットボールジグよりラバージグを使った方が良い場合もあるでしょう。

重さもジグによって様々ですが、1/2ozか3/8ozをメインに水深のあるリザーバーでは3/4ozか1ozを使うこともあり、基本的には1/2ozを基準に使うと良いかと思います。

また、タックルはMH～Hクラスのジグ用ロッドにラインは14lb〜20lbを使用し、テキサスリグやラバージグを使うタックルセッティングとほぼ同じと思って良いです。

トレーラーの選び方

スイミングで使う場合は、トレーラーはシャッドテール系のワームがおすすめです。

スイミング中にテールが水を受けることでフットボールジグも震えるような動作になり、ベイトフィッシュを思わすような動きが可能となります。

ボトムバンピングで使う場合は、シャッドテール系、クロー系、どちらでも構いません。

岸際をボトムバンピングし続けるならクロー系やポーク、ボトムバンピングとスイミングを切り替える場合があるなら、シャッドテール系の方が柔軟性があります。

他にフットボールジグに最適なトレーラーは、アンモナイトシャッド、ワンナップシャッド、ドライブシャッドなど色々ありますが、ジグの大きさや使い方に合うワームを選ぶとよいと思います。

おすすめのフットボールジグ

フットボールジグは各メーカーからたくさんの種類が出ており、様々な設計やこだわりが詰め込まれています。

フットボールジグまとめ

フットボールジグの唯一の弱点は根がかりしやすいことで、根がかりの少ないエリアを選んで使う場合にちょうどいいジグではないだろうか。

またラバースカート系のルアー（スピナーベイト・ラバージグ・チャターなど）はデカバスがよく釣れるルアーとして有名ですが、フットボールジグもそれに相当するものがあるような気がします。

フットボールジグは根がかりしやすいことから敬遠されがちですが、パターンや釣り場の状況にマッチすれば、ビッグバス捕獲率はかなりのものなので是非使ってみてください。