ジャッカルの「ピクピク65」を使ってきましたのでインプレします。
2021年のジャッカル新作ルアーとして、ダウズスイマー180に続きピクピクが発売されました!
湾曲ボディから放たれる波紋は瀕死の小魚を演出することができ、水面でじっくりバスを誘い出すことができる画期的なルアーになっています。
この記事では、ピクピクの使用感と使い方について解説していきます。
この記事の内容
ピクピク65のインプレ
移動距離を抑えた一点シェイクが可能
ピクピクの最大の良さは、移動距離を抑えた一点シェイクが可能です。
I字系のルアーでは同じ場所でシェイクするのが難しく、他に一点シェイクできるルアーは虫系かフローティングワームのノーシンカーワッキーが多いと思います。
ハードルアーでここまで一点シェイクに拘ったルアーは他になく唯一無二の存在ですね。
シェイクを加えると本物の弱った小魚を演出することができ、シェイクが苦手な方でも動かしやすいと思います。
最初はベントミノーのパクリかとも思いましたが、ピクピクは背中のアイに結びますので実際のアクションは似て非なるものでした。
飛距離を出しにくい&エビになりやすい
ピクピクの難点は飛行姿勢が安定せずに飛距離が出しにくいことです。
スピニングでピシュっと力を入れたキャストを行うと、変化球したり頭下がりで落ちる格好となり、狙った場所にキャストするのが難しかったです…
上手く投げるコツとしては、力を入れずにロッドの弾力を利用してフワッとキャストした方がよく飛びました。
また、ラインがフックに絡みやすく時々釣りが中断されます。
ピクピクは飛行姿勢の乱れなど制御した設計になっているとのことですが、やはり湾曲ボディからのデメリットも多く、こればかりは仕方ないのかもしれません。
チェイスがあっても食わない魚を仕留められる
先日の実釣ではピクピクで50アップをキャッチできました。
山間のリザーバー型の野池で、岸際に投げてピクピクさせていると下から黒い影が現れ、そのまま丸呑みバイトでした!
他にもピクピクに興味津々で近寄ってくるバスを多数見ることができたので、表層系の釣りが良くなるこれからシーズンでは、このルアーの可能性をかなり感じます。
虫系やI字系が効くフィールドではピクピクも有効だと思いますし、虫系やI字系に変わる隠し球として使ってみても良いかもしれません。
あと1歩の所で喰わないという状況に遭遇したとき、ピクピクなら違った反応を見せてくれるはずです。
ピクピクの概要
ピクピクは加藤誠司プロがプロデュースした小型トップウォータープラグです。
ピクピクの特徴
- 湾曲したボディ
- 安定した飛行姿勢
- ベストな浮き加減
湾曲したボディから放たれる波紋は瀕死の小魚を演出することができ、水面で本物の小魚が悶えているようなアクションを生み出します。
また、ボディ形状とバランスとラインアイの位置関係を突き詰め、飛行姿勢の乱れや回転を抑制するデザインになっています。
浮力は浮きすぎたり沈んだりすることはなく、ウエイトやフックサイズのバランスによりベストな浮き加減にセッティングされています。
スペック表
ピクピク65 | ピクピク78 | |
---|---|---|
タイプ | フローティング | フローティング |
サイズ | 65mm | 78mm |
重さ | 3.0g | 4.9g |
フックサイズ | ST26TN #12 | RB-M #8(F) #10(R) |
定価 | 1,650円 | 1,700円 |
発売日 | 2021年3月25日 | 2021年5月27日 |
カラーラインナップ
出典:ジャッカル|ピクピク
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ピクピクの使い方
ピクピクのアクション方法は主に以下の2つです。
- 延々と細かくシェイクを続ける
- 放置する(デッドスティッキング)
基本的にはシェイクを続けてバイトを誘います。
僕の経験上、シェイクを続けているとバスが近寄ってきてそのまま捕食するパターンが多いです。
また、放置でも興味を示すため、放置中に寄ってきて食わなければシェイクを入れるのも手です。
ピクピクが使える場所はクリアウォーターのダムや川、ベイトとなる餌が小魚で見えバスが多いフィールドにおすすめです。
多少水深があってもクリアウォーターのフィールドにいるバスはかなり目が良いですので、遠くからでも表層のピクピクを見つけて近寄ってくるため、根気強くシェイクして誘うことが大切です。
タックルセッティング
タックルはスピニングを使い、推奨は以下の通りです。
- ロッド:6.6〜7.0ft UL〜MLクラス
- リール:2500〜2000番
- ライン:PE0.4〜0.6号
- リーダー:1〜1.75号(40cm程度)
まずロッド選びですが、ピクピク65はULクラスのティップの柔らかいものを使います。
しなやかなティップの方が細かくシェイクすることができ、ピクピクアクションを簡単に出しやすくなります。
ラインはPE+リーダーの組み合わせを推奨されています。
ピクピクは道糸にフロロを使うと沈みやすく、ピクピクアクションを出しにくくなるためPEラインが良いとのこと。
参考までに僕が使っているタックルを載せておきます。
僕は普段PEラインをあまり使わないのでフロロ4lbで投げていますが、近距離ならラインの沈みはそれほど気になりませんでした。
5lbになるときついと思いますので、PEを使わないなら4lbがベストだと思います。
まとめ
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今回はピクピクについて解説しました。
湾曲ボディのルアーは他にもたくさんありますけど、ピクピクは一点シェイクを可能とした新たなコンセプトのルアーです。
特に見えバスが多いフィールドで表層系釣りをするならかなり面白い釣りができると思います。
これからピクピクを使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。