1月22日18時にシマノの新製品情報が解禁となりました。
様々な新製品が明らかになった中で、まずは最も注目される機種と思われる「21アンタレスDC」についてご紹介していこうと思います。
この記事では、新しくなったアンタレスDCの特徴やスペック、旧モデルとの比較を解説していますので、タックル入れ替えや今後の買い物計画としてお役立てください。
この記事の内容
2021年1月22日「21アンタレスDC」情報解禁!
※画像は黒田健史プロのブログよりお借りしています。
16アンタレスDCが5年目にしてフルモデルチェンジが発表されました!
アンタレスDCと言えばシマノ最高峰のベイトリール、脅威的な飛距離と性能で特にヘビーユーザーに人気があります。
見た目は19アンタレスとよく似た鏡面仕上げ、ボディの大きさが16アンタレスDCより若干小型化されて、19アンタレスと16アンタレスDCの中間的なサイズ感になっているそうです。
また、ギア側にメカニカルブレーキが配置され、外部から調整できるようになりました。
去年の秦さんの動画4:42〜で村田氏が「来年なんだな」というふうに言われていましたので、それが完成されたようですね!
そして、気になる中身はどのように進化したのか、以下で詳しくご紹介します!
21アンタレスDCの技術特性
21アンタレスDCに搭載されている新技術と旧モデルからの変更点は下記の通りです。
- MGLスプールⅢ搭載
- 4×8DCブレーキ搭載
- エクストラハイギア(XG)追加
- ソルト対応
MGLスプールⅢ搭載
DCブレーキ付きリールとして初のMGLスプールⅢが搭載されます。
スプールのサイズは経37mm/幅19mmとなっていて、経は旧モデルと同じですが、幅は22mmから19mmにナロー化。
キャスト後半でも失速することなく、伸びのある弾道を実現しています。
今まで19アンタレスと20メタニウムのSVSモデルにしかMGLスプールⅢは搭載されていなかったので、いつかDCブレーキのリールにもMGLスプールⅢが付くだろうと予想していたところ、今年ついに搭載されましたね。
4×8DCブレーキ搭載
21アンタレスDCに搭載さているDCブレーキシステムは旧モデルと同じ4×8DCです。
ですが、DCの性能は従来よりも進化しており、MGLスプールⅢに合わせた改良が加えられているとのこと。
飛距離は軽く100m超えだそうで、巻いた糸が全部出て計測できないほど飛ぶそうです!
エクストラハイギア(XG)追加
21アンタレスDCにはノーマル/HG/XGの3つのギア比がラインナップされます。
これまでアンタレスシリーズにはノーマルとHGしか無く、XGが追加されたことでハイギアを好むアングラーには待望のラインナップではないかと思います。
ソルト対応
旧モデルは淡水専用だったためソルトには対応していませんでした。
しかし、21アンタレスDCはソルト対応となり海水でも使うことができます。
鏡面仕上げは腐食しやすく海水での使用は不可能と言われていましたが、塗装方法を新しくしたことで可能となったそうです。
また、旧モデルでは塞がれていたメカニカルブレーキが復活して外部から調整できるようになったことで、海水で使用後のメンテナンス性も向上しています。
バス釣りはもちろん、シーバスなどショア・オフショアでガンガン使っていきたいですね。
21アンタレスDCのスペック・発売時期
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) |
自重 (g) |
スプール寸法 (径mm/幅mm) |
ナイロン糸巻量 (lb-m) |
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長 (mm) |
ベアリング数 | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RIGHT LEFT |
5.6 | 5.0 | 220 | 37/19 | 12-130、14-110 16-100、20-80 |
65 | 42 | 11/1 | 77,000円 |
HG RIGHT HG LEFT |
7.4 | 5.0 | 220 | 37/19 | 12-130、14-110 16-100、20-80 |
86 | 42 | 11/1 | 77,000円 |
XG RIGHT XG LEFT |
7.8 | 5.0 | 225 | 37/19 | 12-130、14-110 16-100、20-80 |
91 | 45 | 11/1 | 77,000円 |
スペックは上記の表のようになっています。
発売日は右が3月、左は5月、シマノ恒例の左だけ後出しパターンとなるようですね…
本体価格は77,000円とのことですので、実売価格は6万後半になるのではないでしょうか。
関連動画
旧モデル(16アンタレスDC)との比較
製品名 | 21アンタレスDC | 16アンタレスDC | 18アンタレスDCMD |
---|---|---|---|
DCブレーキ | 4×8DC | 4×8DC | 4×8DC(MDチューン) |
スプール | MGLスプールⅢ (経37mm/幅19mm) |
MGLスプールⅡ (経37mm/幅22mm) |
S3Dスプール (経38mm/幅22mm) |
海水 | 海水OK | 淡水専用 | 海水OK |
最大ドラグ力 | 5.0kg | 5.0kg | 6.0kg |
重量 | 220g | 220g | 235g |
糸巻き量 | 16lb-100m | 16lb-100m | 16lb-120m |
ベアリング数 | 11/1 | 10/1 | 10/1 |
旧モデルと比較してみました、参考程度に18アンタレスDCMDも載せています。
ほとんどスペックが被っていますが、大きな違いはMGLスプールⅡからMGLスプールⅢに、そして海水に対応したことが大きいですね。
最大ドラグ力・自重・糸巻き量は変わらず、ギア比もXGが追加された以外は従来と同じです。
ベアリング数は、ハンドルのガタ付きを防ぐためハンドル軸受部のベアリングが1個から2個へ増えています。
この1台にシマノの最新技術を詰め込み、フラッグシップモデルとして相応しいリールになっています。
まとめ
予想外だったアンタレスDCのモデルチェンジ、今年も凄いリールが出てきました!
ギア比も増えてソルトにも対応し、スペックから見ても過去最強レベルの性能となっていますので、バス・ソルト問わず超強力な武器になるのではないでしょうか。
MGLスプールⅢと4×8DCブレーキの組み合わせは、これまでに体感したことがないほど気持ちの良いキャストフィールを堪能できそうです。
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