待ちに待った22ステラが届きましたのでインプレを書いていきたいと思います。
スーパースローオシュレートによる密巻きや、ライントラブルを軽減するアンチツイストフィンなど、シマノの技術を詰め込んでフルモデルチェンジされた22ステラ。
当方ステラを初めて所有しましたが、新しくなった22ステラの性能が気になり、バス釣り用に2500Sを購入してその実力を確かめてみました。
この記事では、22ステラを実釣で使用した率直な感想や、良かった点とイマイチだった点を一般人目線で包み隠さずお伝えできればと思います。
購入を迷っている方がいましたら、是非参考にしてみてください!
この記事の内容
結論:巻き心地・キャストフィール・トラブルレス性能が向上!
巻き心地とキャストフィールは最高クラス
22ステラを使って一番驚いたのが「巻き心地」と「キャストフィール」です。
ローターのブレやノイズがほとんど無く、非常に静かで上質かつ滑らかな巻き心地です。
巻き心地の良さとノイズの少なさに絞れば、22ステラを超えるリールは他にないでしょう。
飛距離は他のリールと比べて少し伸びるくらいでしたが、キャストフィールが格段に良くなっています。
というよりも、密巻きの恩恵でライン放出時の抵抗感が軽減され、静かにスルスル飛んでいくので飛距離が伸びたと感じるのが本音ですね。
2500番でこれだけ気持ちよく飛ぶんだから、遠投する機会が多い3000番や4000番なら更に違いを感じ取ることができるでしょう。
また、剛性感や耐久性も他のリールとは桁違いのパワーがあります。
とにかくボディがカッチリしていて、ローターのたわみも一切感じず、大物とやり取りしても余裕で巻き取ることができます。
アンチツイストフィンが密巻きとトラブルレス性能に貢献
更に意外だったのがアンチツイストフィンの効果ですね。
あまり目立たないパーツですが、このパーツのおかげで綺麗な密巻きが可能になって、キャストフィールや飛距離の向上、そしてライントラブルの軽減にも役立っているで、思っていた以上に効果は大きかったです。
正直、今回の22ステラの一番の進化はキャストフィールとトラブルレス性能だと思います。
店頭で触るよりもフィールドでキャストしてからこそ、初めてこのリールの良さに気付きます。
全ての性能において異次元ですので、悩んでいる方は買ってまず後悔はないでしょう。
22ステラ 2500S インプレ・レビュー!
スペックや特徴は過去記事やホームページにも載っていますので省略しますが、ここからはインプレを更に細かく述べていきます。
デザイン・外観
22ステラは18ステラよりも光沢が抑えられ、メタリック系のデザインになっています。
一見19ヴァンキッシュと似ていますが、22ステラは金属色が強く高級感や上品さがあり、さすが最高峰とあって素晴らしいデザインだと思います。
また、鏡面加工は釣り場の風景や光量によって見え方が変わります。
朝晩の暗い時間帯では黒く見えたり、日中の明るい時間帯ではピカピカに光ったり、シーンによって姿を変えるのでいつ見ても飽きることはありません。
このデザインだからこそ釣れたときも釣れなかったときもモチベーションアップに繋がります。
巻き心地・操作性
ステラといえば巻き心地と言われるほど巻きの質に定評のあるリールですが、今回の22ステラで更に磨きがかかったように思います。
一度回し始めると永遠に回り続けるんじゃないかと思うほど静かで滑らかな回転です。
巻き出しはクイックレスポンスシリーズと比べてややもっさり感はありますが、ローターのスカスカ感がなく良い意味でスムーズでした。
今回は2500Sを使っていますのでHGやXGはどう感じるか分かりませんが、これだけ巻き出しが軽いとハイギアを選んでも快適そうです。
キャストフィール
22ステラで一番進化を感じたのがキャストフィールです。
スプールからラインが放出されるときの抵抗が軽減されていて、スルスルと気持ちよく飛んでいきます。
具体的には、キャスト時にバット付近で膨れ上がるラインが密巻きによって抑えられるため、ガイドの抜けが良くなってルアーの飛行が安定します。
最初はラインが出過ぎて不安になりますがトラブルは全く起きず、キャストが上手くなったように感じられるほど不思議な感覚でした。
一投するだけで“密巻きでこんなに変わるんだ”と今までのリールとの違いが明確に分かります。
剛性感・ドラグ性能
剛性感はとにかくボディ全体がカッチリしています。
大物とやり取りしてもローターのたわみを一切感じず、どんな状況下でも余力があります。
また、ドラグ性能も非常に滑らかです。
DURAクロスという新しいドラグワッシャーが搭載されたのに加えて、頑丈な金属製ローターが22ステラのドラグ性能にも大きく貢献しているんじゃないかなと思います。
そしてベイルを返したときのパチンと響く音が全体の剛性の高さを物語っています。
ベイル・ローター・ボディなど各パーツの強度と精密さから、22ステラの剛性感が成り立っているのでしょう。
買って良かった点・悪かった点
良かった点
22ステラを買って良かったと思うことは、何と言っても密巻き機能ですね。
スプールに綺麗に巻かれていくラインを見ているだけでも気持ち良く、一度このキャストフィールや飛距離を体感したら他のリールには戻れなくなるほどです。
そして最高峰のリールで釣りができるという所有感です。
他のリールも個々の良さがありますが、限られた時間の中で行う趣味で、道具という概念を超えて、使う楽しさや心の満足感を味わうことができるのがステラだと思いました。
また、22ステラを所有すると他のリールに目移りすることが少なくなるのも買って良かった理由の一つと言えます。
悪かった点
ここまで良いことずくめで書いてきましたが、デメリットも告げておくと…
- 高すぎる価格設定
- 個体差がある
- コアソリッドシリーズは自重がやや重い
まず価格については、8万前後と気軽に手を出せません。
現在の物価上昇では仕方ないことかもしれませんが、これ以上高くなるのはご勘弁いただきたいと思いました。
しかし、様々な趣味がある中で最高峰のものが10万以内で手に入ると思えば、むしろ安い方かもしれません。
そして個体差については、今回購入した22ステラはハンドルに若干のガタつき(ドライブギアの遊び)がありました。ほとんど気にならない程度ですのでこのまま使っていこうとは思っています。
自重についてはコアソリッドシリーズは多少重さを感じますが、特に気にならないレベルです。
これまでクイックレスポンスシリーズの19ヴァンキッシュや20ヴァンフォードを使ってきたので、慣れの問題が大きいでしょう。
総合評価・まとめ
デザイン・外観 | ★★★★★ |
---|---|
巻き心地・キャストフィール・ 操作性 |
★★★★★ |
剛性感・ドラグ性能 | ★★★★★ |
価格・コスパ | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★★ |
今回は22ステラについてインプレしました。
総合すると価格以外は最高評価、さすがはシマノ最高峰スピニングリールだけあって何から何まで素晴らしいです。
20年ほど前に搭載していた密巻き機能を復活させたことで、キャストフィールや飛距離を向上させつつ、アンチツイストフィンでライントラブルを抑制したのが一番の進化ポイントだろう。
購入者の釣果や心までも満たしてくれる存在になるのではないかと思います。
検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。