デプスのスレンダースキャット5インチを使ってみましたのでインプレします。
高比重ワームの名作である「カバースキャット」の細長いモデルが発売されました。
スレンダースキャットはカバースキャットから派生したワームで、フィンやテールはそのままに全体を長く引き伸ばしたような形状になっています。
この記事では、スレンダースキャットのインプレを交えながら、使い方やリグについて解説していきます。
スレンダースキャットのインプレ
スレンダースキャットを使って思ったことは「動きとすり抜けが良い」というもの。
ずんぐりむっくりなカバースキャットとは全く異なる動きで、水平フォールやジャークでゆらゆらとクネらせながら自発的にアピールしてくれます。
サイズは5インチありますが、大きすぎず小さすぎずちょうど良いサイズ感。
細身になったことでアピール力は落ちますけど、無駄なパーツが付いていないため水の抵抗を受けにくく、カバーの隙間に入りやすくてすり抜けも良いです。
遠投性はカバースキャットには及びませんが、スティック系としては十分な飛距離が出せて針持ちも悪くないですね。
カバースキャットのように遠投してボトムジャークで誘うよりも、近距離〜中距離にあるカバーやブレイク周りを丁寧に探る釣りによさげな印象でした。
感覚的には懐かしのヤマセンコーを使っている感じに近く、使い方によっては高いポテンシャルを引き出そうです!
スレンダースキャットの概要
高比重スティックベイト。
ソルト含有量40%もの高比重マテリアルのスティックベイト『スレンダースキャット』。
細身ながらも太くハリのあるボディを自発的にくねらせながら落ちていく様は、より生命感の強い波動を生み、高比重ながらも水流抵抗を受けることで、じっくりとフォールを見せバイトを誘います。
両側面の姿勢制御フィンはフォール姿勢を安定させ、ダート時には跳ね上げアクションを見せるキールの役目を果たし、また膨らみを持たせたテールが、遠投性とより水押しを強めアピールを高める役目となります。
本領発揮するノーシンカーでのフォールバイト、移動距離を抑えたワッキーリグ、テキサスやジグヘッドなど、縦や横の動きにも対応してくれるスティックベイトです。
スペック表
サイズ | 5inch |
---|---|
重さ | 約11g |
入数 | 5個 |
推奨フック | オフセットフック #4/0・#3/0 |
定価 | 935円(税込) |
発売日 | 2024年2月16日 |
カラーラインナップ
- #12グリーンパンプキン
- #22ゴールデンシャイナー
- #28スカッパノン
- #52グリーンパンプキン・チャートリュース
- #71グリーンパンプキン/ブルーフレーク
- #143ミミズ
- #144ゴリ
- #153グリーンパンプキン・ブルーグリマー
※全6色(2024年5月時点)
関連動画
使い方・おすすめリグ
スレンダースキャットに対応するリグは主に以下の通りです。
- ノーシンカーリグ
- ライトテキサスリグ
- ジグヘッドワッキー
高比重スティック系で最も一般的な使い方は、ノーシンカーリグでフォールの釣りです。
基本的にはバスが付いていると思われるカバーやストラクチャーの近くにキャストしてボトムまで落とし、トゥイッチやジャークを加えてリフト&フォールさせながら誘います。
大半はフォール中にバイトしてくることが多い釣り方ですが、バスのレンジが落ちている状況ではボトムジャークも有効です。
ライトテキサスリグではカバー撃ちと、岸際のブレイクを探りたいときにおすすめです。
スレンダースキャットは細身の形状なので密なカバーやウィードの隙間に入れやすく、軽めのシンカーを足すだけでレンジを落として探ることができます。
シンカーの重さはそれほど重いものは必要なく、ライトテキサスの2.6g〜5g程度で十分です。
ジグヘッドワッキーではピンポイントをネチネチ探りたいときに最適です。
ワッキー掛けすることで水を受けて抵抗になるので、ストラクチャーから離さずに移動距離を抑えた誘いが可能になります。
他にも色々な使い方ができると思いますが、カバースキャットより使えるリグの幅が広いのは確かでしょう。
タックルセッティング
スレンダースキャットはMHクラスのジグ用ベイトタックルを使用します。
ロッドパワーはMHがベストですが、ノーシンカーリグで使うならMでも十分扱うことができます。
リールはハイギアを選び、ラインはフロロ14lb〜16lbが適正範囲です。
スレンダースキャットはカバースキャット3.5インチより軽く抵抗も少ないため、ロッドのパワーはそれほど必要なく、操作性を重視したタックルを選ぶことが大切です。
しかし、濃いカバーやウィードから引っこ抜くならこの限りではなく、Hクラスのカバースキャット3.5インチと同等のタックルセッティングを使うと良いでしょう。
まとめ
今回はスレンダースキャットについてインプレしました。
水平フォールやジャークでゆらゆらと自発的にアピールし、艶めかしいアクションで誘うことができるワームになっています。
カバースキャットと同様の使い方はもちろん、状況によって使い分けても良さそうです。
高比重ワームを良く使う方や障害物のすり抜けを重視する方には特におすすめです!
購入を検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。