デプスのタイニーNZクローラーを使ってきましたのでインプレします。
羽根モノとして数々の実績を誇るNZクローラーシリーズに最小サイズとなるタイニー版が追加されました。
小さくなっても動きはオリジナルやJr.譲りで、可愛い見た目とコンパクトな動きでフィネスに誘える羽根モノになっています。
この記事では、タイニーNZクローラーの使用感を解説しつつ、NZクローラーJr.と比べながら使い方やタックルについて紹介していきます。
この記事の内容
タイニーNZクローラーのインプレ
オリジナルやJr.の良さを上手く継承している
実際に釣り場で使った印象としては、何か特別な長所がある訳ではなく、オリジナルやJr.をそのままサイズダウンした印象を受けました。
良かった点は、サイズダウンしたからと言ってアクションが悪くなるようなことはなくコンパクトながらも動きは優秀です。
デッドスローやスロー巻きでもしっかり泳ぎ、羽閉じ着水や裏返って着水しても巻くと元に戻りますので、オリジナルやJr.の良さを上手く継承しています。
アピール力は控えめですが微かな金属音を発生させ、水面でフィネスにアプローチを行いたい状況にぴったりのサイズ感でした。
立ち上がりがやや悪く、超デッドスローは若干不向き
気になった点は、立ち上がりがNZクローラーJr.と同様にやや悪く、勢いが付くまではクロールしないときがあります。
これは羽根の角度を調整することで解決できそうですが、超デッドスローで巻く場合は若干苦手かもしれません。
また、早巻きだと泳ぎが破綻してしまうので、この辺はやはりNZクローラーなんだなと思いました。
ポンパドールJr.やマイクロダッジBIGのように多少早巻きでもいけるのかと期待していましたが、タイニーNZクローラーはゆっくり巻く必要があり、クロール可能領域はかなり狭かったです。
使い勝手はNZクローラーJr.に軍配が上がる
個人的に一番使い勝手が良いのはやはりNZクローラーJr.で、タイニーNZクローラーは小規模な場所で使うか、プレッシャーや天候で普通の羽根モノに出にくい状況がメインとなりそうです。
近年でかい羽根モノも人気ですが、状況や釣り場次第では小型の羽根モノも有りなので、気になっている方は1つ持っておくと役立つのではないかと思います。
タイニーNZクローラーの概要
水押し強波動、フラットワイドクローラー。
フラットワイドボディのビッグクローラーベイト『NZクローラー』。
大型ステンレス製ウィングから生まれるトルクのある力強いクローラーアクションは、フラットワイドボディを優にロールさせパワフルな水押し波動と水面を撹拌。クローラーベイトでは類を見ないほどの威嚇能力でビッグバスを苛立たせてくれます。
スペック表・フックサイズ
NZ CRAWLER | NZ CRAWLER Jr. | TINY NZ CRAWLER | |
---|---|---|---|
サイズ | 134mm | 96mm | 75mm |
重さ | 3oz(約85.8g) | 1oz(約29.4g) | 1/2oz(約15.3g) |
コロラドブレード | #4 | #2 | #1 |
フックサイズ | #1 | #4 | #7 |
価格 | 6,380円(税込) | 5,390円(税込) | 3,960円(税込) |
発売日 | 2017年9月 | 2019年10月 | 2023年9月 |
カラーラインナップ
- #01レインフロッグ
- #02ジェットブラック
- #12ボーンクラックル
- #13ハルゼミ
- #14ミンミンゼミ
- #15アカガエル
※全6色(2023年9月時点)
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使い方・アクション方法
使い方は羽根モノ全般に言えることですが、基本的に投げて巻くだけです。
リトリーブスピードはデッドスローからスロー巻きで、バスが付いていると思われるシャロー・ストラクチャー・カバー側に沿ってゆっくり巻きます。
タイニーNZクローラーは、オリジナルやJr.よりもコンパクトな上に控えめなアクションのため、小規模な野池や河川におすすめのサイズです。
また、規模が大きいフィールドでもプレッシャーが高い所や小さいルアーの方が反応が良い場所では積極的に使っていくと良いでしょう。
オリジナルやJr.ではなかなか釣れなかったフィールドでも、タイニーNZクローラーのサイズになると数釣りも楽しめますので、後は出しどころを見極めて使ってみてください。
タックルセッティング
ロッドはML〜Mクラスのバーサタイルロッドを使用します。
タイニーNZクローラーのウェイトは約15gと軽いため、基本ベイトタックルで良いですが、パワースピニングでも投げることが可能です。
オリジナルやJr.はヘビータックルが必要でしたけど、タイニーは一般的なタックルで手軽に扱えるサイズ感になっています。
ラインはナイロンライン12lb、PEラインでは2号前後が適正範囲です。
ご自身の使用されているタックルの中から最適なものを選んで投げてみてください。
まとめ
今回はタイニーNZクローラーについてインプレしました。
タイニーNZクローラーの使用感をまとめると、アクションはそのままに小規模フィールドやプレッシャーの高い場所にマッチしたサイズ感になっています。
NZクローラーJr.よりも使い勝手が悪いかもしれませんが、水面でフィネスに誘いたい場合や虫パターンが通用する状況で活躍するでしょう。
購入を検討されている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。