ジョイクローラーを使ってきましたのでインプレします。
ガンクラフト公式サイトでファーストショット生産モデルが先行受注販売され、1ヶ月経ってやっと手元に届きました。
一見ジョイクロ178に羽根が付いただけのように見えますが、アクションは様々なリトリーブスピードに対応でき、かなり完成度の高いクローラーベイトになってます。
今回はジョイクローラーのアクション動画を含め、インプレや最適なタックルについて解説していきます。
この記事の内容
ジョイクローラー178のインプレ
超デッドスローから高速リトリーブまで対応
ジョイクローラーはレスポンスが良く、超デッドスローから高速リトリーブまでどんな速さで巻いても泳ぎます。
NZクローラーのようなヌメヌメ系というよりも、どちらか言うとレゼルブビッグのようなハイピッチ系のアクションですね。
また、羽根モノルアーで重要視される超デッドスローでも、金属音をしっかりたてて水を強く動かし、早巻きでは破綻することなく間違いなく釣れる動きでした。
ジョイントをくねらせた艶かしい泳ぎを実現
上記はジョイクローラーのアクション動画です。
ジョイント部分が支点となってクネクネとした動きを見せてくれて、尾びれを振ってる様子が何ともリアルですね。
羽根が長いのでアピール力は強く、巻き抵抗もそこそこ大きいです。
ゆっくり巻く分に巻き抵抗はほとんど気になりませんので、羽根の長さを活かしてスローからデッドスローくらいの速さで使うと良いのではないかと思います。
飛距離や着水、羽の開き具合も良好
飛距離は羽根が抵抗となってあまり飛びません。
これはジョイクロ178でも欠点の一つでしたが、羽根モノではピンポイントを攻めることが多く飛距離はあまり必要ないので、これで十分といった感じです。
また、裏返って着水したときは軽くトゥイッチを加えるだけで元に戻り、立ち上がりが良く巻き始めすぐにアクションを開始できました。
ダッジみたいに着水で片羽が開かなかったり、泳ぎが破綻するようなことはなく、使いにくいと思うことは全くなかったですね。
誰が使っても使いやすいクローラーベイトではないでしょうか。
その他気付いた点など
ジョイクロ178と比較して気が付いた点は、顔の形とテールの素材が若干違います。
見た目は羽根が付いている以外ほとんど違いありませんが、重心など内部の構造が改良されているのかもしれません。
テールはジョイクロ178よりも柔らかい素材で作られています。
また、ジョイクロ178専用スペアテールがジョイクローラーにも装着できるので互換性がありました。
ジョイクローラー178の概要
ジョイクローラー178は元祖S字系「ジョインテッドクロー178」をモデルとしたクローラーベイトです。
平岩さんが何度もテストを重ねて設計されたそうで、こだわりが詰まったルアーに仕上がりになっています。
最大の特徴は、どんなリトリーブスピードで巻いてもバランスが崩れることはなく、大きな羽根が強い水押しと金属音を立ててバスにアピールします。
また、わずかな水流や風でもジョイント部分をくねらせ、リトリーブスピードによって異なる鮎の動きを再現。
羽根モノながらもベイトフィッシュライクなリアルさと生命感を持ち合わせています。
スペック表
サイズ | 178mm |
---|---|
タイプ | フローティング |
重さ | 2oz class(約60g) |
定価 | 7,480円(税込) |
フックサイズ | フロント:#1 リア:#2 |
発売日 | 2020年12月19日:ファーストショット生産モデル 2021年3月21日:一般発売 |
オプションパーツ(別売)
ウィングパーツコンプリートセット
- ウィング左右1組
- ヒンジ左右1組
- ヒートン2本
- ビズ4本
- スペーサー2個
定価:1,540円(税込)
ウィングセット
- ウィング左右2組
定価:1,540円(税込)
カラーラインナップ
ファーストショット生産モデル
- フラッシングクリアーチャート鮎
- GMホワイトナチュラル鮎
一般発売モデル
- 邪鮎
- 菖蒲鮎(あやめ鮎)
ファーストショット生産モデルは2色、一般発売モデルも2色から発売となります。
ファーストショット生産モデルではカラーを選べませんでしたので、どのカラーが来るのかドキドキでしたが、僕はGMホワイトナチュラル鮎でした。
カラーは今後増えてくると思いますし、何より欲しかった方のカラーに当たったのでとても嬉しかったです。
ジョイクローラー178の使い方
使い方はシンプルに投げて巻くだけ、ストラクチャー周辺やオープンエリアのシャローを探るのが羽根モノの基本です。
ジョイクローラーはベイトフィッシュが魚であるフィールドに向いており、河川やリザーバーのバックウォーターはもちろん、野池や濁りがあるフィールドでも幅広く使えます。
サイズ的にも178mmはどんな場所にもマッチしやすいですね。
ジョイクロは水中での動きがS字でバイトになかなか持ち込めないこともありますが、クローラーベイトとなれば水面での勝負になるため、答えを出しやすいのもジョイクローラーの魅力です。
タックルセッティング
タックルはジョイクロ178のセッティングなら問題なく投げることができます。
ロッドはHクラスのビッグベイトロッド、リールはやり取りの途中にバレやすいという欠点がありますので、ローギアではなくハイギアを使って早く寄せる方法が一般的です。
ラインはナイロン16lb、フロロでも構いませんが、遠投したり流れに乗せたりポーズさせたりすることが多いと、沈まないナイロンが最適です。
まとめ
ガンクラフトの新作とあって想像していたよりも完成度が高く、動きも見た目もしっかり作り込まれている印象でした。
今回は季節的に試投インプレになってしまいましたが、春になったら使い込んで気が付いたことがあれば追記したいと思います。
唯一の欠点は価格が高いことですけど、羽根モノが好きな方は買って後悔はないはずです!
ジョイクローラーが気になっている方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。