近年ドライブレコーダーの映像が証拠となるニュースも増え、車には必須アイテムとなりつつあります。
車を運転していると予想外のシーンに遭遇したり、ヒヤッとした場面に出くわしたことが誰でも一度はあるのではないでしょうか?
ドライブレコーダーは年々普及率が高まっており、最近は設置している車が多くなってきました。
車の使用頻度や環境によって必ず必要という訳ではないですが、万が一の事態に備えて取り付けておいた方が心強いですよね。
カー用品店に依頼すると工費がかるため、今回作業は自分で挑戦してみましたので、取り付け方法をご紹介します。
この記事の内容
ドライブレコーダーはVAVA DASH CAM(VA-VD006)を購入
購入したドライブレコーダーは、VAVA DASH CAM(VA-VD006)前後2カメラタイプです。
せっかく付けるなら後ろも録画できた方が良いだろうということで、こちらの製品にしました。
ドライブレコーダーは様々な種類が出ていますが、純正品は価格が高く社外品の手頃な価格のものをネットで探したところ、このドライブレコーダーを見つけました。
1万弱の価格としては、前後2カメラ1080PフルHDで高画質、駐車監視や動体検知など、機能てんこ盛りです!
SDカードは特にこだわりはなかったので、大容量で価格が安い「SanDisk microSDXC ULTRA 128GB」を選びました。
今回このドライブレコーダーをスバルのSJGフォレスターXT(E型)に取り付けます。
アイサイトの禁止エリアについて
スバルのアイサイトのステレオカメラ付きの車は、フロントガラスに禁止エリアが定められています。
ディーラーに禁止エリアへの取り付けについて尋ねたところ、液晶付きのドライブレコーダーは写り込みでアイサイトがエラーを起こす場合がありオススメできないとのこと。
アイサイトの動作に問題が出なければ良いが自己責任だそうで…
助手席側だとワイパーのエリア外だし、運転席側だと視界の妨げになるため設置場所にかなり悩みましたが、なるべく中央に設置したかったので、禁止エリアを無視してルームミラーの裏のアイサイトの視野角に入らない場所に設置できるように試行錯誤しました。
フロントカメラの取り付け
固定マウントを自作
まずは、ドライブレコーダーに付属している吸盤は外れることがあるため、ルームミラーの根元に取り付けられるようにマウントを自作しました。
事前に形や大きさをイメージしてホームセンターで部品を探し、わずか500円程度で完成!
実際に取り付けてみるとこんな感じになります。
金属のクランプがルームミラーの根元を傷つけないように薄いゴムシートを巻いて、その上からクランプを挟んで固定しています。
また、ゴムシートを巻くことで走行中の振動が吸収されブレがなく撮影できました。
電源はカーナビから取り出し
電源コードはアイサイト上部の隙間に押し込み、Aピラーを剥がしてダッシュボードに向けて配線していきます。
フォレスターXTにはAピラーの中にサイドエアバックが入っているので、なるべくエアバックの邪魔にならないように電源コードを収納しました。
次に電源コードをダッシュボード付近まで下ろして助手席の横のカバーを外します。
このカバーは結構しっかりはまっているのでなかなか外れず、ヘラを隙間に突っ込んでこじ開けるようにすると外れました。
電源はシュガーソケットから取るのが一般的ですが、ダッシュボード内に出ているカーナビのUSBに接続すると給電できたため、カーナビから電源を取ることにしました。
カーナビから電源を取る場合、ドライブレコーダーの機種やカーナビの種類によって録画モードにならない場合もあるようなので、今回はたまたま上手くいったようです。
ダッシュボード内に出ているUSBを取り出して横の穴に移動し、余った電源コードはカバーの中に束ねて閉じたら、フロントカメラの取り付けは完了です!
次はリアカメラを取り付けていきます。
リアカメラの取り付け
リアカメラの取り付けはいくつかの方法があり、今回はリアゲートのガラスにカメラを貼り付けることにしました。
この方法は少し難易度が高いですが、配線をきれいに隠すことができます。
リアゲート周りの配線
まずはリアゲート上部の樹脂パーツをガバッと外します。
左側のゴムホースを外して、リアカメラ用のコードを通します。
コードの先端がL字型になっているのとゴムホースに既存配線が入っているため、ゴムホースの中を通し辛くかなり苦戦しました…
ガイドとなる針金があれば良かったかもしれませんが用意していなかったので、無理やり押し込んで何とか通すことができました。
ゴムホースは2箇所あり、右側のゴムホースなら太くて簡単に中を通せそうでしたが、しっかり付いているようでどうやっても外れず断念しました…
ジャックがL字型ではなくストレートになっていれば通しやすかったかもしれません。
リアカメラを両面テープで貼り付け
リアカメラの取り付け位置を決めたら、両面テープを剥がし貼り付けて、先ほどゴムホースを通したコードを繋ぎます。
樹脂パーツとゴムホースを元のように戻したらリアカメラの設置は完了です。
次にリアカメラのコードを本体に向けて配線します。
リアカメラの配線をフロントカメラへ引き込む
配線は内張りの隙間にコードを押し込んで隠しながらフロントに向けて進めていきます。
部分的にゴムパッキンをヘラで持ち上げて隙間にコードを隠すと簡単に入ります。
助手席側のAピラーまで到達したら、Aピラーを剥がして余ったコードを束ねて中に入れておきます。
ドライブレコーダーにリアカメラ用のコードを接続したら、電源コードと同じようにアイサイト上部の隙間にコードを押し込んでいき、リアカメラの配線は完了です。
リアカメラがロッドのバッドエンドに接触しないか不安でしたがギリギリ大丈夫でした。
車のエンジンをかけて前後しっかり録画できているか確認し、カメラの角度など調整したら全ての作業が完了です!
まとめ
ドライブレコーダーを設置して半年以上経過しましたが、今のところアイサイトに影響はなく正常に使用できています。
ドライブレコーダーの性能も申し分なく、操作も簡単で映像も高画質なドライブレコーダーでした。
細かいことを言えば、本体がもう少しコンパクトだったら良かったのと、リアカメラのコードのジャックがL字型ではなく、ストレート型だったらゴムホースを通しやすくて配線がもっと楽にできたように思いました。
それ以外は基本的な性能は十分満たしているドライブレコーダーと思います。
最後になりますが、交通事故やハプニングに巻き込まれる可能性は0ではなく、万が一に備えて設置しておくと役立つ日がくるかもしれません。
より安全安心なカーライフを送るためにも、この機会にドライブレコーダーを検討してみてはいかがでしょうか?
ドライブレコーダーは様々な機種がありますので自分に合った1台を見つけ、この記事を参考に取り付けにチャレンジしてみてください。
コメント一覧
参考になる記事ありがとうございます。設置から約半年が経過する頃だと思いますが、アイサイトへの影響はいかがでしょうか。ドラレコ取り付けを検討していますので、ご回答いただければ幸いです。
>銀ちゃんさん
この記事を参考にいただきありがとうございます!
半年経った今でもアイサイトへの影響はなく、夜間でも問題ありませんでした。
禁止エリアですけど、アイサイトは常に機能していますので大丈夫かと思われます。
アイサイトとは関係ないですけど、このドライブレコーダー本体の不具合で、時々固まって撮影されないことが何度かありました(^^;
ご検討ください。
※コメントは管理人の確認後に表示されます。