ジョイクロシフトを使ってきましたのでインプレします。
去年12月にガンクラフト公式サイトで「ジョインテッドクローシフト183(鮎の一生シリーズ企画)」が限定販売され、3ヶ月待って手元に届きました。
3連結ボディによってこれまでのジョイクロと違った誘いが可能となり、更に美しいS字と速巻きにも対応したルアーになっています。
今回はジョイクロシフトのアクション動画を含め、インプレや最適なタックルについて解説します。
この記事の内容
ジョイクロシフト183のインプレ
3連結ボディで美しいS字と速巻きにも対応
3連結になったことで何が変わったと言うと、速巻きのリアクションで誘うことができることですね。
従来のジョイクロ178は速巻きに向いておらず、見えバスに対してアプローチすることが基本だったと思います。
しかしジョイクロシフトは速巻きでも泳ぎが破綻せずにどのリトリーブスピードでも泳がすことができ、リーリングジャークを加えることも可能でした。
また、サイズが若干大きくなったことで飛距離も出るようになり、ジョイクロ178の感覚で投げると3〜4mくらい伸びる印象です。
ジョイクロシフト183のアクション動画
動きは上記の動画を見ていただくと分かりやすいかと思います。
3連結ボディはとても滑らかなS字ですよね。
スロー巻きではS字が小さく、速く巻くに連れて大きなS字へと変わっていきます。
2連結のジョイクロ178もきれいなS字を描きますが、ジョイクロシフトを使った後に178を使うとカクカク感が強いです。
見えバスにアプローチする使い方も可能だと思いますけど、ジョイクロシフトの動きを見る限り広範囲を巻いて手返しよくサーチするほうが向いていると思いますね。
ダウズスイマー180と比較
ジョイクロシフトのライバル的存在がこの前に発売されたダウスイ180です。
使い方やアクションがダウスイ180とだだ被りですので使い分けは非常に難しいです…
ただ、シフトの方がサイズが若干大きくワイドなS字を描くため、もっとアピール力が欲しかったり、規模の大きいフィールドではシフトに軍配が上がると思いますね。
反対にダウスイ180は小規模なフィールドやスレた場所に良さそうです。
どちらも良くできたS字系ルアーに間違いないですので、釣り場に合わせて使い分けてみてください。
ジョイクロシフト183での釣果
シフトが届いた翌日、実釣で使ってみたところ45アップをキャッチできました。
雨でできた野池のインレット周辺をスローに巻いていたらバイトがあり、よくあるパターンですが奇跡的に釣れた1本だったと思います。
次はリザーバーで投げてみたり、ハイシーズンにはバックウォーターでも試してみたいですね。
ジョイクロシフト183の概要
ジョインテッドクローシフト183は、スローなS字から超高速リトリーブまであらゆる速度域に対応する新しいタイプのジョイクロです。
ジョインテッドクロー シフト183の特徴
- 3連結ボディ
- ROMダンパー(PAT.P)ジョイント
最大の特徴は3連結になったボディ、そしてリアジョイントは「ROMダンパー(PAT.P)ジョイント」と呼ばれるエラストマー素材を使ったジョイントを搭載しています。
3連結になったことで2連結では不可能だった滑らかなS字を描くことができます。
ROMダンパー(PAT.P)ジョイントは、スロー巻きでは可動せず、速巻きで水の抵抗を受けたときのみ可動し、リトリーブスピードによってテールの動きが可変する仕組みです。
スペック表
サイズ | 183mm |
---|---|
タイプ | フローティング |
重さ | 2oz class(約60g) |
定価 | 6,930円(税込) |
発売日 | WEB限定:2021年3月20日 釣具店限定:2021年6月下旬 |
フックサイズ
フロント | #1 |
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リア | #2 |
カラーラインナップ
- #01 邪鮎
- #07 シースルー邪鮎
- #15 フラッシングGMチャート
- #20 紀ノ国オレンジ
関連動画
使い方とタックルセッティング
ジョイクロシフトの使い方はただ巻きが基本です。
S字系ルアーは集魚力が強いですので、まずは広範囲をゆっくり泳がせてチェイスがあるか探ると良いでしょう。
ただ巻きで突然バイトしてくることもありますが、チェイスがあれば速巻きでリアクションバイトを誘っても良いです。
推奨タックルはH〜XHクラスのビッグベイト用ロッド、ハイギアのリールにラインはフロロ16〜20lb(ナイロンでも可)です。
参考までに僕が使っているタックルを載せておきます。
S字系の釣りではデカバスが釣れる可能性が高く、なるべくパワーのあるタックルを選んでおいた方が安心です。
ウェイトチューニング方法
ジョイクロシフトはウェイトシールで浮力を調整して使用することを推奨されています。
フローティングはそのまま使用すると水面直下しか引けません。
表層を意識しているバスには有効ですが、中層やボトムのバスには気付いてもらえないことも多く、ウェイトシールを貼って沈めることで広いレンジを探れるようになります。
ジョイクロシフトは1.5gを貼るとスローフローティングになり、50cm〜1mくらい潜って理想のレンジを引けるようになりました。
釣り場の水温やラインによってルアーの浮力は変わってくるため、釣果アップには欠かせないチューニングです。
まとめ
元祖S字系ビッグベイトの新作とあって非常に完成度が高く、3連結ボディによる動きはとても滑らかで素晴らしいの一言です
ジョイクロ178は使いこなすのが難しいルアーだと思いますが、ジョイクロシフトはただ巻くだけでS字を描いてくれますので、誰が使っても使いやすいと感じると思います。
6月下旬頃に釣具店でも販売されますので、S字系ビッグベイトが好きな方は買って後悔はないはずです!
これからジョイクロシフトを使う方がいましたら、この記事を参考にしてみてください。