ビッグバス専用スティックベイトとして人気を誇るリバウンドスティック。
ブルフラットと同様に入手困難なワームの一つでしたが、最近は釣具屋や通販で良く見かけるようになり、買いやすくなってきたと思います。
あまり使ってなかったワームでしたけど試しに使ってみたら良く釣れて、今更ですがリバウンドスティックの良さに気付きました。
完全に一軍入りしたワームとなりましたので、今回はリバウンドスティックのリグや使い方を解説していきます。
この記事の内容
リバウンドスティックの概要
リバウンドスティックは、スリップヘッドジグやサカマタシャッドでも有名な冨本タケル氏がプロデュースされたワームです。
ビッグバス専用として琵琶湖で開発された今までに無いタイプのスティックベイトです。
リバウンドスティックの特徴
- くびれを持ったバルキーボディでアピール力抜群
- 着底時はリバウンドアクションを発生
- ワームの外側と内側で異なるマテリアルを使用
リバウンドスティックの最大の特徴はくびれを持ったボディです。
このボディはアクションを加えると「グネグネ」と動き、着底時は「ブルンッ」っと跳ね返るリバウンドアクションを生み出すことができ、ストレートワームとしてはアピール力や波動がとても強いです。
また、ワームの外側と内側で異なるマテリアルを使用しているため、耐久性と針持ちが良い設計になっています。
- 外側:ウルトラソフトマテリアル(ソルト含有率30%)
- 内側:ノンソルトマテリアル
ワームが飛んで行ったり、壊れたりして使えなくなってしまうのを軽減してくれるので、形状だけでなく内部まで拘って造られています!
スペック表(重さ・フックサイズ)
サイズ | 個数 | 重さ | 推奨フックサイズ | 定価(税抜) |
---|---|---|---|---|
7インチ | 5 | 7.8oz(約24.5g) | オフセットフック #6/0 | 800円 |
6インチ | 6 | 9/16oz(約15.7g) | オフセットフック #4/0 | 800円 |
5インチ | 7 | 5/16oz(約8.7g) | オフセットフック #2/0 | 800円 |
3インチ | 12 | 1/32oz(約0.9g) | – | 700円 |
リバウンドスティックの重さや推奨フックサイズは上記の通りです。
※2020年3月12日にシリーズ最小サイズとなる3インチがリリースされました。
カラーラインナップ
カラーは全16種類、デプスのワームで良くあるカラーはもちろん、どれも釣れそうですね。
個人的にリバウンドスティックやデプスのワームを使用した中で一番実績が高いカラーはスカッパンです。
ブルフラットでもそうでしたが、水がクリアでも濁ってても万能に使えるのがスカッパン、更に濁りが強ければブラック系を選び、クリアならグリーン系などのナチュラルカラーを選ぶと良いでしょう。
使い方・おすすめリグ
リバウンドスティックのメーカー推奨リグは以下です。
- テキサスリグ
- ジカリグ・ヘコリグ(パンチショットリグ)
- フリーリグ
- ネコリグ
- ノーシンカーリグ
ノーシンカーリグも結構よかったので追加していますけど、ここからはメーカー推奨リグの4つに絞り、6インチを前提に解説していきます。
テキサスリグ
必要なもの
リバウンドスティックで最も定番なリグがテキサスリグです。
僕の場合フックはマキサスフック#4/0または#5/0を使用し、シンカーは5gと7gを使い分けています。
オフセットフックでも良いですけどゲイブ幅があまり広くないタイプがおすすめで、スクリュー式ならマキサスフックやツイストロックと相性が良いです。
動かし方は岸際に投げてフォールで底まで落としボトムパンピングで探るの繰り返し、通常のジグやテキサスと同じ使い方で良いかと思います。
ジカリグ・ヘコリグ(パンチショットリグ)
必要なもの(自作ジカリグ)
自作ジカリグの作り方は以下の記事をご覧ください。
ジカリグの動かし方はテキサスリグと同じと思っていただいて良いかと思います。
すり抜けが良く根掛かりにも強いため、ウィードエリアや岩盤エリアに特化したリグです。
また、ズル引きで底を探るときはジカリグが特に向いており、テキサスリグよりもワームが動くため、滑らかなアクションが可能になります。
フリーリグ
必要なもの
開発者の冨本タケル氏もよく使用されているリグです。
フォール中にフリーになるこのリグは、リバウンドスティックの存在感を最大限に発揮でき、フォールで誘いたい場所に効果的です。
ネコリグ
ネコリグは5インチで使用します。
使う場所や動かし方は基本的にネコリグと同じ使い方で、重いネイルシンカーを使用した重ネコ(ヘビーネコリグ)と相性が良いです。
フォール中はテール側をブルブル震わせながらフォールしていき、普通のネコリグよりもアピール力が強い使用感でした。
6インチ以上の大きさになるとネコリグで使うメリットがあまりないため、テキサスリグやジカリグを使った方が良いでしょう。
タックルセッティング
リバウンドスティックは、7インチ〜5インチまで1インチ間隔の違いですが、サイズによって重さや太さにかなり差があります。
そのため使用するリバウンドスティックのサイズによって、タックルを使い分けた方が良いと感じました。
リバウンドスティック 7インチ
- ロッド:H〜XHパワー
- ライン:20〜25lb
リバウンドスティック 6インチ
- ロッド:MH〜Hパワー
- ライン:16〜20lb
リバウンドスティック 5インチ
- ロッド:ベイトフィネス〜MLパワー
- ライン:8〜12lb
リールはタックルのパワーに合わせてジグ用のリールを選ぶと良いでしょう。
一般的な釣り場では7インチは大き過ぎますので、6インチか5インチが最も出番が多いサイズです。
リバウンドスティックの特徴でも紹介した「グネグネ」「ブルンッ」とした使用感は、サイズが大きくなるほど強く伝わってきます。
まとめ
去年のハイシーズンにリバウンドスティックで釣れた45アップ、丸型シンカーのジカリグで野池のシャローをズル引きしていると食ってきました。
ボディにくびれがあることで少しのアクションでもよく動くき放置でも釣れることがあるほど…、塩を多く含んだ高比重マテリアルだからこそ意味があるボディ形状なんだろうと思います。
他のワームよりも大きく分厚いワームですので、6インチ以上ならデカバスしか反応せず、最近ではブルフラットよりもリバウンドスティックの使用頻度が高くなりました。
これから使用される方はこの記事を参考にしてみてください。